金松寺山、天狗岩を見逃すな、皆さんのレポのおかげ


- GPS
- 04:22
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂に着きましたが、眺望がなく、「あれ?」と思いました。皆さんの山行記録を確認したところ、少し下った笹の中に分岐の道があるのを発見。無事に天狗岩からの景色を楽しむことができました。ヤマレコの皆様のおかげです。 |
写真
感想
時間が作れないと諦めかけていたが、日の出から午前10時までに山行を完結させれば可能だと閃いた。前夜、自宅から30分程度の距離にある山を探し、金松寺山と天狗岩を見つけ出した。
下山後には子どもとプールに行く約束があったため、その時間までに戻れるよう慎重に計画を立てた。午前3時に起床し、15分後には出発。近所のスーパーで簡単におにぎりと水を購入し、午前4時10分には登山口に到着した。日の出の30分前ともなれば、十分に歩ける明るさになる。早朝の薄明かりの中で活動するのは、子どもの頃から変わらないワクワク感を私に与えてくれた。
登山口からしばらくは林道が続いていた。手入れの行き届いた林業用の人工林で、枝打ちや下草刈りもされており、道は平坦でまっすぐ、非常に歩きやすい道だった。
金松寺山の分岐を過ぎると、膝丈まで伸びた笹の中を進むようになった。前日の雨か、あるいは朝露のせいか、膝下がびしょ濡れになってしまった。ああ、ゲイターを持ってくればよかったと心底後悔した。金松寺山の山頂は、あまり「てっぺん」という感覚がなく、ベンチのような構造物に腰掛けておにぎりを食べた。
ここからは、ひたすら時間を気にしながら歩を進めた。やはり濡れた笹の中を歩くのは不快だった。さらに、笹の間からは小動物の気配を感じ、登山道の真ん中には大きな糞を発見した。この大きさは、まさか熊か、いや、もしかしたら人間のものだろうか。
最後の急な登りでは、一面に紫色の花が群生していた。普段、植物にはあまり興味がない私だが、その美しさに思わずカメラに収めた。笹の間から急に視界が開け、あっという間に山頂に到着。しかし、木々に囲まれており、残念ながらほとんど眺望はなかった。岩に腰掛けようとしたその時、とぐろを巻いた蛇が激しく尻尾を振り、こちらを睨んでいた。その不快な光景に、私のテンションは一気に急降下した。てっきりこの岩が天狗岩だと思っていたのだが、以前ヤマレコで「見落とした天狗岩」という記録を読んだことを思い出し、山頂から改めて天狗岩を探したが、なかなか見つからない。ここで貴重な時間をロスしてしまった。ヤマレコアプリで足跡を念入りに確認すると、10メートルほどルートを戻った笹の間に踏み跡があり、その先にひっそりと開けた場所があったのだ。
そこは、突然視界が開け、目の前に大きな岩と、その先に広がる絶景が目に飛び込んできた。まさに最高の一瞬だった。写真を撮ったり、岩に座って心ゆくまで景色を楽しんだ。
ここからは午前9時を目標に下山を開始した。順調に歩を進めていたが、登山口を目前にしたところで悲劇が起きた。
下山連絡のため歩きながらスマートフォンでLINEを開いた瞬間、足元が疎かになり、つまずいてしまった。さらに、左手に2本まとめていたトレッキングポールが足に引っかかり、派手に前方に転倒。スマートフォンの操作のために手袋を外していた右手で、スマホをかばいながら地面に手をついた。ちょうど手をついた場所に鋭い石があり、手のひらの皮膚がえぐれてしまった。滴るほどの出血があり、持っていた軍手で止血しながら車まで歩いた。結局、午前9時の下山目標には間に合わなかった。
さらに家に帰ってから気がついたのだが、自撮り棒が見当たらない。転倒した際に落としてしまったようだ。後日、登山口まで回収に向かった。
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