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記録ID: 8362332
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

【甲斐駒】尾白川 下部ゴルジュ〜ガンガノ沢下部遡行

2025年06月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:30
距離
9.6km
登り
845m
下り
840m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:28
休憩
3:02
合計
7:30
距離 9.6km 登り 845m 下り 840m
9:21
2
スタート地点
9:23
9:24
3
9:32
9:38
11
9:49
10:34
1
10:35
10:38
2
10:40
10:44
22
11:06
6
11:12
11:36
16
11:52
12:09
7
12:16
13:29
46
14:15
83
15:38
15:39
30
16:09
24
16:33
16:40
1
16:41
16:42
7
16:51
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
○尾白川下部ゴルジュ:2級
 不動滝より上流区間に比べると易しいが、渓谷美は劣らない。アプローチ・下山共に楽で、初級者でも楽しめる難易度のため、もっと遡行されるべき。遊歩道が並行しているが、それほど気にならない。沢通しで駒ヶ岳まで詰めるなら最低2泊は必要。

○ガンガノ沢下部:2級下
 短い中に、狭い隙間を登る特徴的な滝や登れないハング大滝、快適に登れる小滝や堰堤などがあり、それなりに楽しめる。最後は錦滝を見て終わるというのも良い。尾白川下部ゴルジュから継続すると充実する。
その他周辺情報 【他の記録】
○尾白川下部ゴルジュ
 記録多数だが、遡行図があるのは渓谷登攀(大西,2020)。ただしこの大西が遡行した時は増水していたため、平水であれば登れる旭滝、神蛇滝上段等を巻いている。

○ガンガノ沢下部
 誰も遡行したことがないはずはないが、記録未見。林道より上流は2022年のシン沢屋交流会の午前遡行で遡行されているが、記録は書かれていない。外れの沢だったと聞いている。

【地名】
・ガンガノ沢にある堰堤には「字 錦沢」と書かれている。ガンガノ沢の別名か。
三ノ滝の全景と、登攀ルートを検討するtamoshima
2025年06月29日 09:39撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
3
6/29 9:39
三ノ滝の全景と、登攀ルートを検討するtamoshima
三ノ滝をリードするtamoshima:結局登れず右岸から巻いた。登れそうで登れないので、この滝に時間を使って結局登れなかったゴルジュクラブPの気持ちがよく分かった。
2025年06月29日 10:00撮影 by  AC003, DJI
3
6/29 10:00
三ノ滝をリードするtamoshima:結局登れず右岸から巻いた。登れそうで登れないので、この滝に時間を使って結局登れなかったゴルジュクラブPの気持ちがよく分かった。
鼓滝:左の水線を登れるかも、と思ったが、超容易に巻けるので全然やる気がしない。
2025年06月29日 11:03撮影 by  901SO, Sony
2
6/29 11:03
鼓滝:左の水線を登れるかも、と思ったが、超容易に巻けるので全然やる気がしない。
快適な釜と7×15m斜瀑。夏らしく、良い沢だ〜
2025年06月29日 11:07撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
4
6/29 11:07
快適な釜と7×15m斜瀑。夏らしく、良い沢だ〜
旭滝。右の水流からたなリードで登攀。
2025年06月29日 11:14撮影 by  901SO, Sony
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6/29 11:14
旭滝。右の水流からたなリードで登攀。
雰囲気の良いゴルジュ
2025年06月29日 11:43撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
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6/29 11:43
雰囲気の良いゴルジュ
百合ヶ淵:残置ボルトのトラバースラインがあったが、面倒そうなので右から小さく巻く。懸垂下降もなく良い感じに巻けた。
2025年06月29日 11:58撮影 by  901SO, Sony
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6/29 11:58
百合ヶ淵:残置ボルトのトラバースラインがあったが、面倒そうなので右から小さく巻く。懸垂下降もなく良い感じに巻けた。
神蛇滝の滝壺と下段5m斜滝。美しい。中段は登れそうになく右から巻く。
2025年06月29日 12:17撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
3
6/29 12:17
神蛇滝の滝壺と下段5m斜滝。美しい。中段は登れそうになく右から巻く。
上段を見てみると右クラックをエイドなら登れそうなので、
2025年06月29日 12:25撮影 by  901SO, Sony
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6/29 12:25
上段を見てみると右クラックをエイドなら登れそうなので、
きむがリードで登攀。良いラインで登れ、頑張りがいのある滝だった。
2025年06月29日 11:55撮影 by  AC003, DJI
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6/29 11:55
きむがリードで登攀。良いラインで登れ、頑張りがいのある滝だった。
神蛇滝を過ぎると大した滝はないが、ちょっとした岩間滝で無駄に攻めたラインを登って遊ぶ。ここはたなのみ成功。
2025年06月29日 13:37撮影 by  901SO, Sony
3
6/29 13:37
神蛇滝を過ぎると大した滝はないが、ちょっとした岩間滝で無駄に攻めたラインを登って遊ぶ。ここはたなのみ成功。
不動滝が見えるところまで確認してから、ガンガノ沢へ。最初の滝は登れそうにないので左から巻く。
2025年06月29日 14:42撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
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6/29 14:42
不動滝が見えるところまで確認してから、ガンガノ沢へ。最初の滝は登れそうにないので左から巻く。
このハートロック状の滝は一見登れそうになかったが、
2025年06月29日 14:48撮影 by  901SO, Sony
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6/29 14:48
このハートロック状の滝は一見登れそうになかったが、
ちょうど人ひとり通れる穴が空いていて、そこから登攀。なかなか面白い。
2025年06月29日 14:52撮影 by  901SO, Sony
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6/29 14:52
ちょうど人ひとり通れる穴が空いていて、そこから登攀。なかなか面白い。
15mハング滝は左から巻いたが、そこそこ面倒だった。
2025年06月29日 15:00撮影 by  Insta360 Ace Pro 2, Arashi Vision
2
6/29 15:00
15mハング滝は左から巻いたが、そこそこ面倒だった。
左のCSが特徴的な7m滝は、少し脆いが快適に登攀。
2025年06月29日 15:09撮影 by  901SO, Sony
2
6/29 15:09
左のCSが特徴的な7m滝は、少し脆いが快適に登攀。
最後は錦滝でシャワーを浴び、暑い林道歩きに備える。
2025年06月29日 15:32撮影 by  AC003, DJI
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6/29 15:32
最後は錦滝でシャワーを浴び、暑い林道歩きに備える。
遡行図
2025年07月01日 08:29撮影
4
7/1 8:29
遡行図

装備

備考 ラバーソール適

感想

【計画の経緯】
 尾白川の上部ゴルジュと黄蓮谷は昨年9月に遡行したが、下部ゴルジュはいつでも行けそうなので、と後回しにしていた。シン沢屋交流会の翌日が、ちょうど暑くて好天で良さそうだったので、行ってみた。せっかくなので、未知のガンガノ沢下部も繋げてみた。

【総評】
 尾白川は上部ゴルジュが難しいことで知られ、この下部ゴルジュはそのおまけのように捉えられがちだ(自分もそうであった)が、そういう考えを改めさせられるくらい、良い沢であった。十分、この区間を目的に来る価値があると思う。柿其川や一ノ瀬川のように、それほど難しくはないが泳ぎが楽しめる沢として、もっと親しまれても良いだろう。
 尾白川下部がこんなに良い沢だということを実感できたし、ガンガノ沢下部の開拓も悪くなく、きむとの初山行でいろいろな会話を楽しめ、充実した1日だった。

1年ぶりの尾白川。
昨年は、バカ増水した上部ゴルジュで3回ほど命の危機を感じたが、今回の下部ゴルジュは打って変わって癒やし系。
緑の水と花崗岩が映える、夏のテーマパーク沢といったところか。

たもしま&たな夫妻のことは、SNSとGORGE CLUBの口づてで知っており、いつか一緒に遡行したいと思っていたので、良い機会に恵まれ感謝。
噂通りのラブラブ夫婦で、尾白川で水冷しなくてはこちらが蒸発してしまうところだった。アブナイ。
沢登りに対する姿勢はめちゃくちゃ真面目。(何様や)
既登の沢でも、極力他人とは違うラインで登ろうとする、二人の執念に感服した。

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