記録ID: 8354032
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無雪期ピークハント/縦走
白山
白山加賀禅定道 天池往復
2025年06月28日(土) 〜
2025年06月29日(日)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 20:09
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,566m
- 下り
- 2,248m
コースタイム
1日目
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 10:37
距離 18.0km
登り 2,281m
下り 463m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白山は残雪がとても多い。3年前の2022年6月末に、白山一里野から加賀禅定道、美濃禅定道を石徹白まで行く計画で登ったが、チェーンスパイクしか持っていかなかったので、七倉山の下りの急な雪面で難渋したが何とか通過、しかし白山室堂から南竜馬場へのトンビ岩コースの下りの雪面で行き詰り、あきらめて別当出合に降りてタクシー(ぼったくり)で下山した。 https://yamap.com/activities/18190683 今回は10本爪のアイゼンも持って再挑戦した。今年は、南竜馬場から別山の間で道が崩れている箇所があるとか、南竜の近くの雪面に割れ目・クレバスがあって高巻必須だとか、他の人が書いていたので、大汝山まで加賀禅定道を往復するつもりだった。 結論から言うと、3年前より雪が多く、七倉山どころか、天池の下にある雪の斜面のトラバースも越えられず行き詰まり、天池往復で帰ってきた。 引き返した地点は、今回べったり雪の斜面が100-200mぐらいあったが、3年前は雪面が切れておりチェーンスパイクで通過できた。高巻きして行くことができそうだったが、七倉山からの下りも雪が多いに違いないと思い、先に進むのをやめた。 10本爪は、チェーンスパイクよりも雪面にしっかり食い込んでいたが、滑るときには滑る。私の感覚だと、200mの雪の急斜面のトラバースは、8本爪でも危険すぎる。 この状態のこの区間は、ピッケル持参で、滑り落ちても止まれる訓練を十分に積んでからでないと通行できない。私は反射系の運動神経が非常に低く、スキーで止まれない(だからスキーでなく登山している)。滑った後に、瞬時に身を翻してピッケルを刺して止まることなど、人の3倍訓練しても無理だろう。(私は、熊に会った時に瞬時に熊スプレーを出して噴射して命中させるのも多分不可能だ。だから最近北海道の山に行ってない) 今回の経験で、白山の縦走は8-11月しか行けないことになった。白山一里野から天池の往復と、石徹白から別山の往復なら、6月から行ける。 天池のビバークは最高だ。別山の下の御手洗池のビバークも。天池も御手洗池も、信仰登山が盛んだったころ(江戸・室町時代?)の山小屋(石室)の跡があり、歴史的に由緒正しい「意図的ビバーク適地」だ。天池の石室跡は真っ平で居心地がとても良い(御手洗池の石室跡は石と草で入れない)。 今回は、水場で苦労した。瀬女の道の駅のトイレの水を3L持参した。一里野には使える水道の蛇口がない(スキー場の儲けばかり重視して、登山口として失格)。水場は、しかり場の近くの霊水(御仏供水)のみ。帰りに寄ったら、水は出ていた。 2日目の道中に水場がある(油池の下)のでそこで補給するつもりだったが、その手前の雪面で引き返したので水がない。問題の雪面の脇にも3年前は融水が流れていたが、今年はなかった。1日目の夕方、天池の近くの雪面から水が少しだけ流れ出ていたので飲んだが、2日目の朝には出ていなかった。しかり場の下の霊水まで降りて、冷たい水を飲んだ。霊水ありがたや。 私が通ったハライ谷から檜新宮のコースは、下の林道が工事中で通行不能ということになっている。しかし、他の人々の記述にもあるように、登山道も林道も、通行困難な場所は全くない。林道は国道からの入り口が閉まっていて、一般車両は入れない。岩間温泉に行く奥の方で林道が崩れていて工事しているのかも。 ハライ谷登山口までの間、工事中らしき箇所はあったが、土日なので工事していなかった。おそらく、工事の際の警備員の賃金をケチるため、林道の工事を発注する役所が、登山道を使用停止にしたのだろう。車両が通行しなくても、一人でも登山者が通るとなると、警備員を配置せねばならない。たとえ工事をしていても、警備員なしで安全に通行できる。登山道の両端にある通行止めの掲示は、無視して良い。 今回は晴れたのが土日だったので土日に行ったが、土日は瀬女から一里野へのコミュニティバスがほとんどない。行きは、瀬女から一里野の先まで7キロ歩いた。この区間の半分ぐらいは、雪崩・土砂崩れ止めのトンネル(覆道)なので日陰になり、強い日差しを避けられるので歩きやすかった。 帰りは酷暑だったので、一里野の手前の国道に出たところで、通りがかりの自家用車の方に、少額をお渡しして乗せていただいた。 |
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