トップリ尾~頂仙岳~弥山~八経ヶ岳~七面山 周回 テント泊


- GPS
- 21:04
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,121m
- 下り
- 2,119m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 2:59
- 合計
- 9:39
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:23
初日はテント設営後もヤマレコ停止するのを忘れていた。
一番しんどかったのは、トップリ尾を登り切る手前あたりと、最後の林道かなぁ。
天候 | 晴れ。 初日登山口24℃、標高上げて19℃くらいまで下がったが、山の上でも24℃を見た。 夜は多分、目覚めた2時半くらいで13~14℃くらいだったのでは。 2日目、弥山から歩き始める4時半くらいで15℃、楊枝ノ森で26℃。 2日とも風が気持ちよいと感じる時もあったが、基本的に暑かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6時20分くらいに到着して先客4台。もう少しとめられそうではあった。 ここに至るすれ違い困難な道が長く、疲れる。陥没、落石、路肩崩壊など気をつけなくてはいけない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トップリ尾・・・駐車地すぐに渡渉があり、普通に靴では難しいのでサンダルを使った。踏み跡比較的明瞭で尾根伝いに行くことが頭に入っていれば、少なくとも登りでは迷う感じではない。危険個所も特にない。標高差1,000mくらいを登り切るのみ。 天川川合からの道との合流地点~頂仙岳・・・頂仙岳の登り口は不明瞭。登りはともかく尾根を行く。最後の方は険しい。下りで私はルートを外れてしまった。それらしい踏み跡があるようにみえる。 高崎横手出合~弥山・・・迷うようなところはない。危険なところもない。狼平1592mから弥山小屋1876mまでひたすら登る。 弥山~明星ヶ岳・・・明星ヶ岳の登り口は特に標識などないので踏み跡を右手に見つけたら上がっていく。危険個所は特にない。 明星ヶ岳~楊枝ノ森・・・トラバースが長い。崩落個所複数あり。五鈷峰では鎖とハシゴ。楊枝ノ森手前で急登になる。 楊枝ノ森~七面山東峰・・・ルート不明瞭、踏み跡もあったりなくなったり。七面山東峰は急坂だが特に危ないということはなく、むしろそこに至るまでの笹に覆われた道に注意と思う。 七面山東峰~七面山西峰・・・険しい道で、尾根伝いに行けばよいのは分かっているものの、どこを行くのが良いかやや分かりにくい。鎖場が少しだけ出てくる。 七面山西峰~槍ノ尾ノ頭・・・アケボノ平まで結構下りるので登り返しがきつい。道迷いするようなところはないが、槍ノ尾ノ頭の山名板を見つけるのは難しかった。 七面山西峰~七面山登山口・・・最初は尾根伝いに下りるが、これは結構険しい。途中で尾根を外れるがこちらは急なところはあるが歩きやすい。 七面山登山口~トップリ尾登山口近くの林道・・・崩壊激しく、ここが一番アドベンチャー感があったかも。落石多いし、地面はコンクリで硬いし、歩きにくい。車止め近くの渡渉地は普通に靴で行くと浸水すると思うので、サンダルに履き替えた。 |
その他周辺情報 | 道の駅大塔でめはり寿司、棒こんにゃく、だらにすけソフトクリームを食べた。だらにすけソフトクリームは苦かったけどうまかった。 |
写真
テント受付して設営場所を探しているうちにどんどん人が来る。焦ってしまって、傾斜のあるところに立ててしまった。
設営できる場所は点在しているのでもう少し落ち着いて探せばよかった。
同じく撮影している人とお話ししたら、1時台に赤い火の玉みたいのが見えて、種子島からのロケット打ち上げらしいと。すごい写真が撮れてた。
すぐそばで蛇を2匹(1匹は青大将だが、もう1匹は子どもでよく分からなかった)見た。
ここの渡渉は靴では無理、サンダルに履き替えた。
あとは車も通れる道なので、サンダルのまま歩いた。左足の小指が痛んでいたので、サンダルの方が快適だった。
装備
個人装備 |
山と道mini
SNAP
Kor Air Shell Hoody
Typhonストレッチジャケット
エバーブレスフォトンパンツ
レイングローブ
グローブ
フィンガーレスグローブ
Primino 140 Hoody
替え靴下
帽子用シェード
サングラス
ヘッドネット
手拭い
ヘッドランプ
ヘッドランプ(予備)
ランタンシェード
ファーストエイドキット
テーピング
痛み止めテープ
歯ブラシ
日焼け止め
虫よけ
ティッシュ
携帯トイレ
トートバッグ
食事
行動食
ポカリ粉末
プラティパス
浄水器
ソフトフラスク
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
箸
スプーン
ライター
ナイフ
ゴミ袋
ルナ―ソロ
アンダーシート
銀マット
ペグ
細引き
タオル(テント拭き)
ダクトテープ
Cumulas Magic 100
minimalist Pad
エマージェンシーシート
アイマスク
マスク
耳栓
保険証
腕時計
携帯
モバイルバッテリー
地図(地形図)
コンパス
計画書
カメラ
PLフィルター
ソフトフィルター
三脚
ココヘリ
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備考 | ●装備 ・10.0kg。水2L込み。 ●水 ・ソフトフラスクにポカリ0.5L+プラティパスに水1L+PETボトル水0.5L=合計2L。初日は1.3L飲んだ。 ・弥山小屋で100円/Lで販売あり。ポリタンクから各自で汲む形。 ・2日目は1.8Lかついで、1.5L飲んだ。 ●ガス ・500mLを3回、300mLほどを1回沸かして17g消費。 ・FEMTO STOVE II P-116に買い替えて初めて使用。火力調整しやすい。 ●服装 《上半身》 ・Capliene Cool Merino Graphic Shirt (Patagonia) ・SC Ergonomics Arm Cover (Foxfire) 2日目朝しばらくはKor Air Shell Hoody (Mountain Hardwear)着用。 《下半身》 ・カミノパンツライト(Finetrack) 《その他》 ・ZG Trek GTX (Scarpa) ・RLメリノアルパイン (Caravan) ・キャップ ・フィンガーレスグローブ(Mont-bell) 《就寝時》 ・行動着に加えて以下を着用。 ・140 Primino Alpine Hoody (Montane) ・Kor Air Shell Hoody (Mountain Hardwear) ・Minimalist Pad(山と道) ・Magic 100 (Cumulus) マットはMinimalist Padで十分。温かいし滑りにくいし音も立てないので良い。 シュラフはMagic 100でぐっすり眠れたが、起きる間際(13~14℃くらいだったのだろうか)には少し冷えると感じた。 |
感想
数年前から行きたい行きたいと思っていたコースに挑戦。わざわざこの暑い時期に大峰にしなくてもと思う気持ちもありつつ、まぁ暑い時期だからシュラフも軽くできるし人も少ないんじゃないかなと考えた。
《初日:トップリ尾~頂仙岳~弥山》
まず、駐車地までの運転が、すれ違い困難な道が長くて疲れた。集中力がもたない。無事行って帰ってこれてよかった。
駐車地のすぐそばが渡渉。どう考えても靴のままでは浸水するので、サンダル履きでのスタート。
トップリ尾登山口は、ヤマレコの足跡を見るといくつかそれらしいところがあるが、奥の方にちゃんとした標識のある登山口があった。
登り始めが急登なのはよくあることだが、延々と樹林の急登が続く。樹林歩きは好きだし、調子よく歩けた。
1400m手前くらいから開けて絶景になるが、遮るもののない直射日光が降り注ぐ。
そしてその後の登りが、大量の虫にまとわりつかれて休むこともできず、消耗した。
天川川合からの道と合流するまで誰一人会わなかった。
頂仙岳はさっとクリアするつもりが、下りで方向を間違えてしまった。反省。
狼平までの間に3名ほどに出会った。
狼平から弥山まで一気に上がる間、まずはコーラかそれともビールか悩む。
《弥山小屋テント泊》
弥山小屋でテント泊受付をしつつ、まずはコーラを注文。
国見八方覗側のテント場は結構埋まっていて、焦って傾斜地に立ててしまった。
ルナ―ソロは場所を食うので、広い場所が空いているということを優先してしまった。
3年ぶりくらいで持ち出したルナ―ソロだが、細引きに変な結び目ができていて設営に少し難儀した。
その後も続々と人がやってくる。暑いから混んでないだろうなんていう考えは誤りだった。
今回はワンタンと袋麺を持参していて、似たようなものを持ってきてしまったと少し後悔。ちょっと時間を空けて食べたが、スープでお腹がいっぱいになった。
弥山小屋付近を散策している時にサンダル(XEROSHOES Z-Trail EV)のパーツが破損。細引きで修理。
寝具はMinimalist PadとCumulus Magic 100で、自分の中では最軽量の組み合わせ。
起きた時は肌寒さを感じたが、ぐっすり7時間くらいは眠れたので問題なし。
満天の星空だったので、弥山と天の川の撮影もできた。現像が楽しみである。
《2日目:弥山~八経ヶ岳~楊枝ノ森~七面山~下山》
2日目、八経ヶ岳に向かう途中に団体さん2グループなのかな?とすれ違う。皆さんご来光を山頂で迎えたのでしょうね。
八経ヶ岳を過ぎると、明星ヶ岳までの間に2名、アケボノ平で2名に出会った以外は人には会わなかった。
カモシカと蛇には出会ったけれども。
七面山は木の根や岩を登る要素があって楽しかった。
槍ノ尾ノ頭は藪に阻まれてルートがよく分からないところがあった。
七面山西峰への登り返しで結構消耗して、下りはなかなかしんどかったが、一番しんどかったのは崩壊した林道歩きだった。落石だらけで歩きにくい、暑い、コンクリで地面が硬い。
《カメラの話》
山歩きは基本的にNikon Z6IIIなのだが、今回はLumix S5IIを持ち出した。
新しいレンズ24-60mm/F2.8を試してみたかった。
良いところ悪いところあるが、総合的にはNikonの方が山の写真には良いと結論した。
《Lumix S5IIのよいところ》
・星景写真のピントがあわせやすい。液晶画面の拡大が容易。
・24-60mm/F2.8がコンパクトで、24mm始まりのF2.8なので、昼間も星景もこれ一本で一応撮れる。Zだと24mm始まりのF2.8はデカい重い高いレンズになってしまう。
《Lumix S5IIのよくなかったところ》
・Lumixレンズ全般に逆光に弱く、今回のレンズもそうだった。ゴーストもフレアも出やすくて、撮りたい状況で撮れないということが起こる。
・遠くの山並みにAFが合わない。稜線と空との境界線にAF枠を持ってこないといけない。また、暗所AFはZほどは効かない。
・全体的に動きがもっさりしている。特にジョイスティックでAF枠が思い通りに動いてくれないのはストレス。
・モードダイヤルにストッパーがないので、勝手に回る。
・ホワイトバランスが決まりにくい。
・山中でレンズ交換していないのにセンサーにごみが付いたのは気になる。
《要するに》
ともかく、歩き切れてよかった!
大峰山系の絶景、変化に富んだ山道歩きに満足。
ただ、もうあの道は運転したくない・・・
そうは言いつつ、神仙平や中尾ルートなども行きたくなるんだろうなぁ。
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