谷川岳(西黒尾根、天神尾根、田尻尾根)


- GPS
- 05:17
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,442m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:12
天候 | 標高の高いところはガス、それ以外は晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
肩の小屋直下に残雪あるが短距離なので滑り止めは不要と思う。それ以外は特に危険箇所なし。 |
写真
感想
白毛門登山口近くの駐車場には3:44に到着。広い駐車場なので空きは多数。準備中の人もちらほら見られた。6月とは言え日の出前でまだ暗いので、ライトを点灯して準備し3:54に行動開始。白毛門には向かわずアスファルト車道を歩く。外気温は20度ほど。下界と比べたら涼しいが、湿度が高くて蒸す感じ。ロープウェイ乗り場を過ぎ西黒尾根の入り口に至る。すっかり夜が明けて明るくなったのでヘッドライトはザックにしまう。蒸し暑さの中急登が始まる。時折風が抜けるので思ったほどは暑くはないが、汗はびっしょり。登りだすと先行者を見かけるようになる。この時間ここを登る人はこの先どこへ行くのだろうか。たまに吹く涼風に期待しながら先に進むが、シャツは汗でびっしょりになる。水分補給を定期的に行い、足攣りを防止する。暗いので写真には適さず、また特に撮るものもないのでひたすら登る。ザックを軽くしてきたのでペースは悪くない。風がよく抜けるようになったと思ったら樹林帯を抜けた。天気は曇り。前方を見ると岩場があるが、その上はガスに覆われていて見えない。今日は晴れ予報だが、朝のうちはガスが出るとのことだった。予報どおりなのでがっかりはしない。むしろ涼しいので、今のうちに標高を稼ぐ。6月も後半で花の時期なので、西黒尾根にも色々咲いていた。気付いた限りではタニウツギ、ウラジロヨウラク、ニッコウキスゲ、イブキジャコウソウ、ウスユキソウ、アカモノ、イワカガミなどが咲いていた。花を見かけると写真を撮るので足が止まるがこればかりは仕方ない。岩場のあたりに出ると風が体に当たり始める。初めのうちは涼しくて良い具合だったが、それが続くと寒ささえ感じるようになってきた。汗が乾いて冷たく感じるようになってきた。とは言っても強風では全くないので、動いていれば何とかなる程度の寒さだった。天神尾根との合流付近は残雪があったが、登山道上には雪はなかった。ここまで上がったが周囲は濃いガス。真っ白で何も見えない。涼しいのは助かるが、これはさすがにダメだ。もう少し展望がないと来た甲斐がない。そうこうしつつ最初のピークであるトマの耳に6:34到着。無人。真っ白。写真だけで先に進むことにする。一旦降ってから登り返す。この辺りにはハクサンチドリ、マイヅルソウ、ハクサンコザクラなどが咲いていた。先週の平標山でたくさん咲いていたハクサンイチゲとチングルマは、この辺りではほとんど見られなかった。もともと咲かないのか、それとも時期的に終わりなのかは分からない。真っ白のガスの中進んで6:46オキの耳到着。ここも無人。何見見えず。出発から3時間弱水分だけで進んできたので、山頂付近の岩場に座ってパンを食べる。風がないのでジャケットは着ないでも寒さは感じなかった。しばらく座っていたものの、天候が回復しそうな雰囲気はなかったので帰ることにした。来た道を歩く。右手側には谷川岳の主脈が見えるはずだが、今日は何も見えなかった。時間の経過と共に晴れるはずだが、晴れたら暑くて歩いていられないので、早めに下山することにする。肩の小屋まで降りてくると下には残雪が見られた。この辺りもガスに覆われていて日照なく、雪は少し硬めだった。スプーンカットの雪で歩きにくい。滑らないようにストックを使って慎重に下る。ガスで見通しがなくどれくらいの長さがあるか分からなかったが、割とあっという間だった。これだけで滑り止めを使う人はいないだろう。残雪の下は雪解け水で登山道が湿っていた。スリップ注意で下る。更に下るとガスの下に出たようで、この先の天神尾根が見えるようになってきた。先々までようやく見通せるようになったが、同時に日差しも出始めたので暑く感じるようになってきた。涼しくて快適な歩きはおしまい。樹林帯に入り直射日光は防げるが、湿気があるので下で歩いていてもかなり暑い。そしてロープウェイで上がってきた人達とのすれ違いが始まる。それまではハイカーは少なくて割と自分のペースで進めたが、こうなると止まる時間が多いくらいになってくる。狭い登山道なので待ちが生じるのは致し方ない。ところどころ止まって待つ。天神尾根は5月だとイワウチワやカタクリが咲いていたりするが、6月終わりではさすがになくて、花はほぼ見かけなかった。もう夏なので草木は青々としていた。大量のハイカーとすれ違いをこなしつつ進み、田尻尾根との分岐に至る。毎度のことだが、ここから降り始めるとすれ違いはほぼなくなる。ここを降って誰かとすれ違うのは大変稀だ。とは言っても登山道はよく整備されているし、ぶなの雰囲気もよく、歩いていて快適なトレイルだと思う。傾斜も西黒尾根と比べたら緩いので、登りでも下りでも利用できると思う。西黒尾根は岩場が連続するので下りで使うのは自分は避けたいと思っている。ぶなの森を進むと暑さが増してくる。下界が近づいてくる証拠だ。林道に至れば安全圏。残りは消化試合。ダートの林道は照り返しが暑くてまいる。先程までいた山頂付近のガスと涼しさが早くも恋しくなる。ダートから車道に出る。クルマと割と頻繁にすれ違う。これからロープウェイを利用する観光客も多いのだろう。駐車場には9:04に到着。駐車場はまだスペース的には余裕があった。
今回は稜線でほぼ視界がなくその点は楽しめなかったが、花があったし涼しかったので良かったとする。秋になって涼しくなったらまた来ようと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する