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Yamareco

記録ID: 8346915
全員に公開
沢登り
蔵王・面白山・船形山

蔵王連峰 八方沢

2025年06月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:08
距離
20.8km
登り
1,950m
下り
1,957m

コースタイム

日帰り
山行
11:05
休憩
0:03
合計
11:08
距離 20.8km 登り 1,950m 下り 1,957m
5:21
21
スタート地点
15:16
48
16:29
ゴール地点
グダクダ休憩数え切れない。
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蔵王ダムゲート前に駐車。スペースは5〜6台程。
コース状況/
危険箇所等
最上川水系 馬見ヶ崎川 八方沢

■体感2級上 水量やや多め ラバー△ 雪渓ブリッジなし  残骸がちょっと

■アプローチ
駐車地点からゲートの脇を通り蔵王ダム左岸の登山道を行く。
踏み跡は明瞭。最後は八方沢に向かって九十九折の急斜面を下り八方沢に降り立つ。
歩き出しから入渓まで50分程。

■八方沢遡行
以前あったF1F2は埋まってただの小滝になっている為、昔のFナンバーはもはや役に立たない。
今では昔のF3が今のF1だろう。

両岸切り立ち、渓相はいいはずだった八方沢だが、至る所からの崩落のガレや倒木等で荒れた所が多い。
序盤の滝が埋まった事もあって、とにかくゴーロ歩きが長い。
全体の8割強がゴーロ歩きと言っていい。
後半になってようやく滝の直登や両門の滝の景観等で見所は出てくる。

両門の滝は、左俣の大滝を右岸から巻いて20分かからずに落口にドンピシャ。懸垂なし。
ナメ滝を登るとその上で登山道が横切っており、そこで脱渓となる。

下山は歩きやすい登山道を2時間40分程。

今回ザイルを出す場面はなかったが、通常なら滝の直登で出した方がいい場面は2回程あった。
巻きはどれも素直な感じで難しくない。

沢慣れした足並みの揃ったパーティーなら今回のように5人でも日帰りは充分可能だが、泊まり装備でのんびり遡行するのもいいかと思う。

熊の遭遇率が極めて高い沢なので、そこだけは注意が必要。
蔵王ダムからスタート。ちょっとしたハスラー会場になってた。
2025年06月28日 05:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 5:21
蔵王ダムからスタート。ちょっとしたハスラー会場になってた。
八方沢入渓。
2025年06月28日 06:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:09
八方沢入渓。
支流の素晴らしい滝。左が登れそうなので、暇な時登りにきます。
2025年06月28日 06:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:22
支流の素晴らしい滝。左が登れそうなので、暇な時登りにきます。
団)F1。もはや昔の面影なし。
2025年06月28日 06:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:23
団)F1。もはや昔の面影なし。
これはおそらく崩落した岩が積み重なって出来た滝。
2025年06月28日 06:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:26
これはおそらく崩落した岩が積み重なって出来た滝。
すっきり綺麗な場所もあった。
2025年06月28日 06:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:46
すっきり綺麗な場所もあった。
南雁戸沢には連瀑からの大滝が見えて、こっちに進みたくなった。
2025年06月28日 06:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:47
南雁戸沢には連瀑からの大滝が見えて、こっちに進みたくなった。
団)F2。埋まってかなり低くなっている。10年前は取り付き核心だったよう。
2025年06月28日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:53
団)F2。埋まってかなり低くなっている。10年前は取り付き核心だったよう。
へつりながら登る。
2025年06月28日 06:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 6:56
へつりながら登る。
テン場で休憩中。この辺りで猛烈な獣臭。ここで寝るのはやめた方がいい。
2025年06月28日 07:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 7:12
テン場で休憩中。この辺りで猛烈な獣臭。ここで寝るのはやめた方がいい。
淵は腰まで。
2025年06月28日 08:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 8:06
淵は腰まで。
団)F3。右から。
2025年06月28日 08:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 8:07
団)F3。右から。
団)容易だが、とにかくヌメる。
2025年06月28日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 8:08
団)容易だが、とにかくヌメる。
両岸切り立ち渓相はいい。
2025年06月28日 08:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 8:13
両岸切り立ち渓相はいい。
とにかく長いゴーロの途中にこんな小滝。
2025年06月28日 08:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 8:17
とにかく長いゴーロの途中にこんな小滝。
クズミンが登る。
2025年06月28日 09:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 9:20
クズミンが登る。
団)F4。巻く記録が多い滝だが、登られてはいるらしい。KCが左から、mooreeさんが右から、それぞれフリーで取り付く。
2025年06月28日 09:34撮影 by  WP35, OUKITEL
6/28 9:34
団)F4。巻く記録が多い滝だが、登られてはいるらしい。KCが左から、mooreeさんが右から、それぞれフリーで取り付く。
団)KCが突破。かなりテクニカルなムーブ。
2025年06月28日 09:38撮影 by  WP35, OUKITEL
6/28 9:38
団)KCが突破。かなりテクニカルなムーブ。
団)KCのムーブを丸パクりして団栗さんと葛見さわ氏が続く。フリーだがロープはあっても良い。
2025年06月28日 09:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 9:41
団)KCのムーブを丸パクりして団栗さんと葛見さわ氏が続く。フリーだがロープはあっても良い。
淵を泳ぐゴルオヂ達。
2025年06月28日 09:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 9:51
淵を泳ぐゴルオヂ達。
先頭を行くケーシ。
2025年06月28日 10:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 10:10
先頭を行くケーシ。
容易な小滝。
2025年06月28日 10:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 10:14
容易な小滝。
団)F5。右からヘツって水流の右から。
2025年06月28日 10:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 10:17
団)F5。右からヘツって水流の右から。
団)KCが続く。
2025年06月28日 10:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 10:19
団)KCが続く。
団)クズミンも続く。
2025年06月28日 10:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 10:21
団)クズミンも続く。
休憩の一コマ。一旦腰を降ろすとグダクダタイムとなる。
休憩の一コマ。一旦腰を降ろすとグダクダタイムとなる。
団)F6。水流の左から。
2025年06月28日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:07
団)F6。水流の左から。
団)団栗さんがあれやこれやで取り付きを試みるが断念。mooreeさんへバトンタッチ。
2025年06月28日 11:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:14
団)団栗さんがあれやこれやで取り付きを試みるが断念。mooreeさんへバトンタッチ。
団)さすがmooreeさん。滝芯に近いところまで泳いで離陸。下部はヌメりが酷く、タワシが唸ってた。ここもフリーで登っているが、高さがあるのでロープはあったほうが良い。
2025年06月28日 11:25撮影 by  WP35, OUKITEL
6/28 11:25
団)さすがmooreeさん。滝芯に近いところまで泳いで離陸。下部はヌメりが酷く、タワシが唸ってた。ここもフリーで登っているが、高さがあるのでロープはあったほうが良い。
団)KCが続く。
2025年06月28日 11:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:31
団)KCが続く。
団)団栗さんも仕切り直し。
2025年06月28日 11:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:34
団)団栗さんも仕切り直し。
この沢は終盤にかけてが沢登り。
2025年06月28日 11:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:36
この沢は終盤にかけてが沢登り。
二俣。右へ行けば最短で登山道へ。
2025年06月28日 11:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:53
二俣。右へ行けば最短で登山道へ。
我々は左へ。
2025年06月28日 11:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 11:55
我々は左へ。
綺麗な釜。
2025年06月28日 12:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:16
綺麗な釜。
そしてナメ。
2025年06月28日 12:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:17
そしてナメ。
右岸から流れ込む支流の大滝。進む右にも滝が見える。
2025年06月28日 12:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:29
右岸から流れ込む支流の大滝。進む右にも滝が見える。
フリーで自由に登る。
2025年06月28日 12:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:32
フリーで自由に登る。
クズミンの華麗なムーブ。
2025年06月28日 12:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:33
クズミンの華麗なムーブ。
滑りだけ注意。
2025年06月28日 12:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:34
滑りだけ注意。
攀じる団栗さん。
2025年06月28日 12:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:37
攀じる団栗さん。
そして両門の大滝。ここまで長かった〜。
2025年06月28日 12:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:40
そして両門の大滝。ここまで長かった〜。
左俣の大滝。さらに上にも滝が見える。
2025年06月28日 12:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:41
左俣の大滝。さらに上にも滝が見える。
右俣大滝。
2025年06月28日 12:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:41
右俣大滝。
左俣の滝を右岸から巻きます。
2025年06月28日 12:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 12:56
左俣の滝を右岸から巻きます。
滝上にドンピシャ。ナイスルーファイ。
2025年06月28日 13:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 13:16
滝上にドンピシャ。ナイスルーファイ。
ナメ滝。
2025年06月28日 13:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 13:20
ナメ滝。
最後の滝。巻き。
2025年06月28日 13:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 13:29
最後の滝。巻き。
登山道合流地点。脱渓です。
2025年06月28日 13:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 13:34
登山道合流地点。脱渓です。
ブナ林の登山道は涼しくて歩きやすかった。
2025年06月28日 16:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6/28 16:06
ブナ林の登山道は涼しくて歩きやすかった。
お疲れ様でした。蔵王を代表する八方沢でした。
2025年06月28日 16:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/28 16:28
お疲れ様でした。蔵王を代表する八方沢でした。

装備

個人装備
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備

感想

3週連続で東北。東北の危険なおじさん集団ゴルオヂと八方沢へ。前の晩から謎の下痢に襲われ、各駅停車で遅れて蔵王にIN。
しばらく湖畔沿いの林道を辿って入渓。側壁からは時折、見事な大滝や岩壁?崩壊地?を眺めながらの遡行になるが、滝という滝はほとんど無く、9割ゴーロ。しかもヌメる。普段賑やかなメンバーも退屈な渓相にいつもより口数が少なく、たまに団栗林さんの『パワー!』という謎の掛け声だけが虚しく沢に響く。
黙々と進むとF4(F2.F3は記憶にない)。左の凹角からステミングで直登。Fいくつかの12mもやや癖があるが登れた。後半にようやく沢登りが出来て楽しくなる。
最後の両門の滝を巻いて少しナメを辿って登山道と合流。下山は快適だった。
これと言って特徴のある沢ではないが、蔵王を代表する沢を登れて良かった。

 今回は八方沢に入ると言うことでご一緒させていただくことに。
 気温も高く長いゴーロ歩きで想像以上に長い遡行となりましたが何とか日帰りすることが出来ました。
 力あるメンバー揃いのパーティーで、見るからに無理そうな滝に弱点を見つけ出し難所を越える姿には感動を覚えます。
 ちなみに今回クセのある滝二カ所については鶏)は巻きましたが、巻きは素直でロープ要らず。長行程を除けばなかなかのおすすめです。ただ帰りの登山道歩きは登り同様かなり長く、疲れた体にガッツリ効くので暑い時期は避けたほうが良さそうです。
 今回も滝に熱い情熱を燃やして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたPTの皆さんとご一緒出来たのは最高の時間でした。ありがとうございます。

蔵王を代表する茗渓として昔から知られてきた八方沢。
先日の小屋の沢同様、いつかは遡行したいと思ってた沢である。

最近すっかり通い妻になってるケーシに誘われて、ようやく八方沢遡行の時が来た。

崩落が激しく昔の渓相が失われつつあるのは知っていたが、実際歩いてみて、やはり崩落による荒れた箇所が目立つ。
それは今も現在進行形であり、その年によって渓相は変わって行くのだろう。

それでも、今の八方沢を仲間と楽しく遡行出来たのは私にとってとても貴重な時間であった。

ありがとうございました。

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