蔵王連峰 八方沢


- GPS
- 11:08
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,950m
- 下り
- 1,957m
コースタイム
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 11:08
天候 | 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最上川水系 馬見ヶ崎川 八方沢 ■体感2級上 水量やや多め ラバー△ 雪渓ブリッジなし 残骸がちょっと ■アプローチ 駐車地点からゲートの脇を通り蔵王ダム左岸の登山道を行く。 踏み跡は明瞭。最後は八方沢に向かって九十九折の急斜面を下り八方沢に降り立つ。 歩き出しから入渓まで50分程。 ■八方沢遡行 以前あったF1F2は埋まってただの小滝になっている為、昔のFナンバーはもはや役に立たない。 今では昔のF3が今のF1だろう。 両岸切り立ち、渓相はいいはずだった八方沢だが、至る所からの崩落のガレや倒木等で荒れた所が多い。 序盤の滝が埋まった事もあって、とにかくゴーロ歩きが長い。 全体の8割強がゴーロ歩きと言っていい。 後半になってようやく滝の直登や両門の滝の景観等で見所は出てくる。 両門の滝は、左俣の大滝を右岸から巻いて20分かからずに落口にドンピシャ。懸垂なし。 ナメ滝を登るとその上で登山道が横切っており、そこで脱渓となる。 下山は歩きやすい登山道を2時間40分程。 今回ザイルを出す場面はなかったが、通常なら滝の直登で出した方がいい場面は2回程あった。 巻きはどれも素直な感じで難しくない。 沢慣れした足並みの揃ったパーティーなら今回のように5人でも日帰りは充分可能だが、泊まり装備でのんびり遡行するのもいいかと思う。 熊の遭遇率が極めて高い沢なので、そこだけは注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
|
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感想
3週連続で東北。東北の危険なおじさん集団ゴルオヂと八方沢へ。前の晩から謎の下痢に襲われ、各駅停車で遅れて蔵王にIN。
しばらく湖畔沿いの林道を辿って入渓。側壁からは時折、見事な大滝や岩壁?崩壊地?を眺めながらの遡行になるが、滝という滝はほとんど無く、9割ゴーロ。しかもヌメる。普段賑やかなメンバーも退屈な渓相にいつもより口数が少なく、たまに団栗林さんの『パワー!』という謎の掛け声だけが虚しく沢に響く。
黙々と進むとF4(F2.F3は記憶にない)。左の凹角からステミングで直登。Fいくつかの12mもやや癖があるが登れた。後半にようやく沢登りが出来て楽しくなる。
最後の両門の滝を巻いて少しナメを辿って登山道と合流。下山は快適だった。
これと言って特徴のある沢ではないが、蔵王を代表する沢を登れて良かった。
今回は八方沢に入ると言うことでご一緒させていただくことに。
気温も高く長いゴーロ歩きで想像以上に長い遡行となりましたが何とか日帰りすることが出来ました。
力あるメンバー揃いのパーティーで、見るからに無理そうな滝に弱点を見つけ出し難所を越える姿には感動を覚えます。
ちなみに今回クセのある滝二カ所については鶏)は巻きましたが、巻きは素直でロープ要らず。長行程を除けばなかなかのおすすめです。ただ帰りの登山道歩きは登り同様かなり長く、疲れた体にガッツリ効くので暑い時期は避けたほうが良さそうです。
今回も滝に熱い情熱を燃やして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたPTの皆さんとご一緒出来たのは最高の時間でした。ありがとうございます。
蔵王を代表する茗渓として昔から知られてきた八方沢。
先日の小屋の沢同様、いつかは遡行したいと思ってた沢である。
最近すっかり通い妻になってるケーシに誘われて、ようやく八方沢遡行の時が来た。
崩落が激しく昔の渓相が失われつつあるのは知っていたが、実際歩いてみて、やはり崩落による荒れた箇所が目立つ。
それは今も現在進行形であり、その年によって渓相は変わって行くのだろう。
それでも、今の八方沢を仲間と楽しく遡行出来たのは私にとってとても貴重な時間であった。
ありがとうございました。
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