霊仙山《関西百名山》
岐阜県
滋賀県
山キチどん
その他1人 - GPS
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- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,168m
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- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:25
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
下山口：JR東海道本線柏原駅 |
写真
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近江展望台より
霊仙山山頂より
感想
彦根駅からタクシーに乗り今畑登山口を目指したが県道17号の多賀町下村に差しかかると突然通行止めのバリケードが現れ行く手を阻められた。斜面が崩れ大きな岩が道路を塞いでいるようだ。応急復旧で車1台分の通路は確保されているが全面的に通行止めになっていた。今畑登山口までまだ2.8�辧�30分余り歩いての登山口に達した。
今畑登山口から登りだして少しすると廃村となった今畑集落跡に差し掛った。未だに表札が掲げられて朽ちた廃屋に土蔵だけがしっかり残り、こんな山中にも近時まで生活があったことに驚きを感じた。今畑の廃村は昭和54年ですでに26年が経過している。樹林帯歩きが続き、右手のP712と小ピークの手前に笹峠があった。木の間越しに南霊岳が姿を現した。鞍部を過ぎ登りに転じる頃、樹林帯を抜け出し、岩と潅木の斜面となり一挙に展望が開けた。南霊岳南西尾根の張出した先端が近江展望台と名付けられた展望所で名のとおり琵琶湖や湖西の比良連山が一望できた。
なだらかな稜線歩きとなり、見晴らしの良い草原状のルートには、福寿草が盛りを迎え黄色い光沢のある花が咲き乱れていた。顕著なピークではないが登山道から少し上がった処に南霊岳(1,036m)の山頂標識があった。ここを越えると福寿草もなくなりひと登りで霊仙山(1,094m)に達した。なだらかなピークで草木はなく360°の展望があり、南は藤原岳、御在所岳、東には恵那山、南アルプス、御嶽、北アルプス、北には伊吹山、白山、西には比良山が望め、最高の眺めだ。穏やかな春の一日だが山頂部では結構風が吹いていた。
霊仙山の三角点は西峰にあり縦走路から分岐して立ち寄った。標高は1,084mで2等三角点「霊仙山」が設置されていた。このピークも360°の展望がある。縦走路に戻り北のピークは経塚山（1,040m）で別名は北霊仙と呼ばれている。ここから右に分岐すると汗ふき峠経由で醒ヶ井あるいは今畑に戻るルートとなる。分岐を見送り経塚山から西北西に下ると北東尾根の先端に真新しい避難小屋があった。小屋には醒ヶ井からの詳しいルート図が掲げてあった。近江展望から続いた草原歩きが終わり樹林帯に突入すると、やはり北斜面であり、雪が登山道に残っていた。暖かさで溶け出した水が登山道を流れ泥濘み歩き辛い。下りきった鞍部が四丁横崖で丹生川経由醒ヶ井へのルートを分ける。直進し滋賀・岐阜県境尾根を乗越すところの南に3等三角点「谷山」のある谷山(993m)がある。道はないが薮も煩くなくピストンしてくるが樹林の中で展望はなく、私製の山頂標識がひっそりと掲げられていた。
縦走路に戻り七合目で右に梓川に下りるルートと柏原ルートを分けた。柏原ルートを取り進むと一合ごとに看板があがり、下山の目安になった。四合目(772m)にはコンテナ改造の避難小屋があるが扉は壊れ、窓ガラスは破れとても使用に耐えない荒れようだった。地図に載っていない新しい? 林道が近くを通り惑わされそうになりながら一合目(520m)まで下りると稜線を離れ市場川の谷筋へと入って行った。左に水場があり標高300m位で林道に飛び出した。
砂防ダムが現れ地形図のルートは変わってしまっているようで、地図上の自分の位置は忽ち分らなくなってしまった。確実に一直線に林道を下ればJR柏原駅に達するので道なりに歩き続けた。一合目から駅までは4.2�劼發△蠹仍蓋�がどこかもはっきりしなかったので合目表示の起点も分らずじまいだった。名神高速道路の高架をくぐり、国道21号線を横断すると間もなく柏原駅に到着し登山を終えた。
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