記録ID: 8324335
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳
鞍掛沢〜金山沢
2025年06月21日(土) 〜
2025年06月22日(日)


- GPS
- 12:10
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,507m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:02
距離 7.7km
登り 706m
下り 147m
2日目
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:18
距離 8.2km
登り 801m
下り 1,364m
6:06
84分
泊地 (金山沢出合)
7:30
7:33
58分
小休憩
8:31
13分
40mドーム状滝上
8:44
8:49
16分
小休憩
9:05
21分
脱渓 (沢形から子尾根に)
9:26
0分
登山道合流
9:26
9:30
79分
駒薙ノ頭 (沢装備解除)
10:49
10:57
67分
小休憩
12:37
12:47
31分
小休憩
13:24
駐車スペース
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コンディション: 水量普通 ・ぬめり: そこそこ気になる(モンベルアクアグリッパー) ・携帯電波: 沢内はdocomo/Rakuten共に全く入らない ・体感グレード: 鞍掛沢=1級, 金山沢=2級上 ・沢内他パーティ: なし ・登山届: Compass, 家族, 山岳仲間共有, 車ダッシュボード提示 (矢立石登山口に登山ポスト無し) ・虫: アブ、ブヨ大量、めちゃくちゃ噛まれた ・計画: https://yamare.co/p5564415 尾白川水系の枝沢となる鞍掛沢。こちらに入らなければ本谷、黄蓮谷から甲斐駒ヶ岳へ詰め上がる沢となる。そのさらに枝沢の「金山沢」、この表記は「日本登山大系 9 南アルプス」P.43より。国土地理院では無名の沢筋。 金山沢出合まではゴーロとナメ主体の初心者向けの楽しい沢歩き。核心は林道終点からの沢床まで降りるところになりそう。それと退屈なゴーロ歩き……。 この鞍掛沢からは、初級者向けの乗越沢(Co1540左岸)に行く日帰りルートがガイドブックなどにも載っていて有名です。 金山沢出合にはテン場適地が豊富にある。金山沢に入るとそこから先では全くないので注意。 この山域は頂上に近づくにつれて沢の斜度が上がるため、金山沢は急に沢の渓相が変わり、大きな滝と岩盤でグイグイ斜度を上げていく沢登りに。40〜50mほどの大滝が数本あり、それらはルーファイが難しい高巻き主体。リードできるのはこの沢の遡行経験がありルートがわかっている人か、3級程度の沢の初見リードが可能な経験者が必要です。 |
その他周辺情報 | 下山後: 尾白の湯 |
写真
林道終点の奥から沢床目指して降りていく。かなり斜度が強いのでかかっているロープを使わないと降りられない。なおそのロープの上側の擦れる部分は被膜が剥がれコアが剥き出しになっていいた。。。できれば使わず自前のロープで懸垂下降した方がいいと思う。
滝がいろんな方向から流れ落ちてくる広場(画面外の左右にさらに2本ほど沢が流れ込んでいる)。金山沢は写真右の2段スラブ滝が本流。1段目は登れそうだったが2段目は登れなそうに見えたので、登らずに左岸の尾根からまとめて巻いた
デカいのは岩壁(多少の水流はあり)だった。上まで60mぐらいはあるだろうか?本流は左の茶色い滝。ここは少し戻って写真外の右岸尾根から巻いた。少し高く上がりすぎて沢床まで15mぐらい降りるのが大変だった、バイルを駆使して降りたが普通は懸垂下降した方が良さそう
20mぐらいの立派な滝。水流左の草付きからの登攀を試みたが、一枚岩の岩盤の上に草がついてるだけでフリーで行くには怖かったので10mぐらい登って撤退。左岸から大きめに高巻きした。
高巻き中、垂直の岩盤帯の少し甘くなった部分を乗り越える核心があり、地上40mぐらいのところで落ちたら即死的な場所なので、明らかにロープを出さないといけない核心。それらを乗り越えて滝上に出て、振り返ると!
登山道合流後、左に20歩ぐらい少し進むとヤマレコでは「駒薙ノ頭」となっている山頂。「毛むくじゃら山 KKB 2222m」と書いてある標識があり。特に眺望などはなく、清掃用の残置物があるぐらいだった。ここで沢装備を解除して下山準備をした
撮影機器:
装備
個人装備 |
ココヘリ
計画書
地形図+コンパス
食x5/行動食x7
ハイドレーション(2L)
笛
ヘッドランプ
モバイルバッテリー
ファーストエイドキット/常備薬
財布(現金/マイナカード/免許証)
スマホ(兼GPS)
時計
雨具
グローブ
タオル
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ数枚
スリング数本
セルフビレイコード
バイル
サングラス
ナイフ
シュラフ/シュラカバ
スリーピングマット/枕
泊地用(着替え/サンダル)
携帯トイレ/トイレットペーパー
虫除け
トレッキングポール
ロープ(8mm30m)
クイックドローx2
ハーケンx4
セルフジャミングプーリー
ジェットボイル
コッヘル/食器
ライター
ガス缶
着火剤
浄水器
ツェルト(タープ利用)
グランドシート(タイベックシルバー)
酒(ビールx1/焼酎x1)
GoProHERO12
Insta360 X5
|
---|---|
備考 | ビタミン剤サプリメントを忘れた |
感想
「のんびり沢泊しに行きたいなぁ」とゆるふわに計画したこの沢。
あんまり沢の内容自体は調べずに、乗越沢の隣の支流だし遡行自体は楽勝でしょ〜とか思ってて、「もしかしたら日帰りで帰ってくるかも」と家族には伝えてたんですが、泊まりでやらなきゃ多分精神力が持ちませんでした、すみませんw
1日目の鞍掛沢パートはまぁその通り楽勝で、泊地に早くつきすぎてしまうために朝の出発もだいぶ遅めの計画にしたのは正解。泊地では溜まっていた本を読んだり昼寝したりのんびりできました。夜の気温も下がらずとても楽しい沢泊になりました。
で、2日目の金山沢は結果的にかなり充実したものになりました。滝の登攀というよりかは、沢登りの経験値試しのような内容で、それこそ下手に初級者を連れてきてしまったらロープ出してばかりで陽が暮れてしまいそうな沢でした。その分、見応えのある立派な大滝達や、それらが出合う広場のような場所(地図読みしないと遡行する水流がわからない)がいくつかあるなど、非常に試される感じが楽しかったです。
ともかく、2日間共に最高の天気で、予想通りの沢泊を堪能し、予想外の充実感もあって、とても楽しめました。沢内で誰にも会わずに貸切だったのもよかったな。次回は本谷か黄蓮谷かでまた来ます!でも今回の下山の尾根もだいぶダルかったのに、黒戸尾根かぁ、、、と沢じゃない場所で二の足を踏んでいるのは内緒ですw
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訪問者数:170人
天気に恵まれよかったですね
満天の星⭐︎ みたい
ソロでの沢泊は怖くないのかな
充実出来て良かったこと
ベリー
今回はアブとブヨが一番怖かった、、じゃなくて痒い!!(現在進行形)
やっぱり沢は いいですね
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