記録ID: 8321925
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
アプトの道 (めがね橋〜熊の平)を歩き、トロッコに乗る
2025年06月22日(日) [日帰り]



体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 01:19
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 255m
- 下り
- 260m
コースタイム
天候 | 晴れ 28〜33度 風2m |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
○「日帰り温泉施設 峠の湯」駐車場 無料 トロッコ列車シェルパくんの終着駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アプトの道は、碓氷鉄道文化村やおぎのやがある横川駅から変電所があった旧熊の平駅までの片道6.1kmで1時間半、往復3時間のコースです。 今回は後半のめがね橋〜熊の平 の片道1.3kmで25分、往復50分のコースを歩きました。 ○興味を持ったので碓氷線(うすい線 軽井沢〜横川)の歴史を調べた 明治26年、アプト式蒸気機関車で開通、1時間20分でつなぐ。単線。トンネル内の煙が大変。 明治45年、アプト式直流電気機関車の導入。日本で初めての電化、ED40形やED42形電気機関車が活躍。45分でつなぐ。 昭和32年横川駅とともに、おぎのや(峠の釜飯)開業。 高度経済成長とともに時間、輸送量がボトルネックになる。 昭和38年、東京オリンピックの年、アプト式の信越本線旧線が廃線。ここまで単線。 同年、信越本線新線が複線化して開通。粘着式(一般的な車輪)のEF63形電気機関車による牽引。特急あさま号も牽引。軽井沢→横川の勾配下りを24分、横川→軽井沢の勾配上りを17 分でつなぐ。 平成9年(1997年)、長野オリンピック(平成10年)を前に北陸新幹線が開通し、軽井沢〜横川間は廃線となる。おぎのやの釜飯のホーム販売も終わる。 ○めがね橋〜旧熊の平駅 を往復する めがね橋近くの無料駐車場利用 碓氷峠を越える線路は日本一の急勾配(約68‰ 1kmあたり68m上るあるいは下る比率)でした。この急勾配をアプト機関車が列車を牽引したが、この信越本線旧線の廃線を歩くのがアプトの道です。線路は一本道、迷う心配はなく、68‰の勾配もゆるい坂道でした。 ○碓氷湖と坂本ダムを見る 無料駐車場 トイレ 展望台からのダムから流れ落ちる水は絶景。 ○トロッコ列車シェルパくんに乗る 峠の湯 無料駐車場を利用しました。 トロッコは峠の湯駅から横川駅近くにある碓氷鉄道文化村までの往復です。峠の湯駅は無人なのでトロッコの車掌さんから、往復券と文化村の入園券を買います。(普通は鉄道文化村を起点に往復します。) トロッコ列車シェルパくんはディズニーランドのアトラクションと同じで、鉄道文化村の敷地を走るアトラクション的な位置ずけ。だからトロッコに乗るには必ず入園券が必要。 そうすると横川の「おぎのやの釜飯」は鉄道文化村の外なので、一度外に出る必要がありますが、問題なく出入りできました。 トロッコの線路はアプトの道と並んで走るので、アプトの道も見ることができました。 ●視聴ユーチューブ U字工事の旅!発見♯206 碓氷峠アプトの道 〜群馬県・安中市〜 U字工事の旅!発見 【観光案内】アプトの道からの霧積温泉 碓氷峠廃線歩き eeethan standard 【レールを破壊して停車させる機関車】碓氷峠66.7‰を克服した特殊なEF63形機関車 仙台撮り鉄 |
その他周辺情報 | 碓氷峠鉄道文化むら 入園料とトロッコ乗車券(ぶんか村駅〜とうげの湯駅往復)で合わせて1900円 峠の釜飯本舗 おぎのや横川店 釜飯単品で1400円 日帰り温泉 峠の湯 大人700円 子供500円 宿泊 妙義グリーンホテル&テラス 妙義山に登るのにちょうどいい所にあるホテル 露天風呂からの妙義山は格別、部屋からの妙義山もロケーション抜群 |
写真
めかね橋から見える信越本線新線の鉄橋 2本写ってました。1963年に新線が開通して、めがね橋の信越本線旧線は廃線となりました。写真に写っている新線も1997年に新幹線が開通し廃線となりました。特急あさまに乗ってあそこをわたっていたのか!
熊の平駅です。アプト列車の信越本線旧線は単線だったので、ここで上りと下りの列車を破壊して交換しました。左の2つのトンネルは信越本線新線(1997年 横川〜軽井沢間廃線)3つ目は信越本線旧線(1963年廃線)の単線、一番右はスイッチバック用でした。
旧熊の平駅の変電所 碓氷峠を越える碓氷線は日本で最初に電化された区間です。アプト式電気機関車やED63形電気機関車は直流電源なので、交流から直流に変電する必要がありました。蒸気機関車のための給水給炭所もありました。
EF63形電気機関車 パンタグラフからではなくレール側から直流電流を受けとる。
信越本線新線で横川-軽井沢間の碓氷峠を越えるためだけに使用された。特急あさま号もEF63の力をかりて峠を越えたことがわかった。かすかにゆっくりゆっくり列車が動いていた記憶がある。これだったのか!
信越本線新線で横川-軽井沢間の碓氷峠を越えるためだけに使用された。特急あさま号もEF63の力をかりて峠を越えたことがわかった。かすかにゆっくりゆっくり列車が動いていた記憶がある。これだったのか!
感想
相方と群馬県遠征です。
1日目はアプトの道、2日目は妙義山の石門めぐりの計画でしたので、妙義山が間近に見える「妙義グリーンホテル&テラス」を予約しましたが、相方、まさかの腰痛。
アプトの道はめがね橋から熊の平駅までの往復に短縮しました。それでもめがね橋をじっくり見て、名物のトンネルもいくつか歩いたので大満足です。全部歩いてはないけど見所はおさえた感じ。梅雨とは思えない暑さだったのでちょうどいいハイキングでした。一番長い6号トンネルの中は18度くらいでしょうか。ひんやりでした。
トロッコ列車にのりました。予約の人が多いと熊の平駅からは乗れない心配がありましたが、行楽シーズンではなかったようで、乗客は少なめでした。アプトの道とトロッコ列車の線路は並んでいて、しかもトロッコ列車シェルパくんは勾配がきついところでは、大人が歩く程度のスピードで進むので、アプトの道を歩く人とお互い手を振る場面となります。若い人や子どもならいざ知らず、おじさんどおし手を振り合うのは恥ずかしくもありますが、受けてたたなくてはと手を振りました。
宿泊した妙義グリーンホテル&テラスは妙義カントリークラブに併設されたホテルです。家族や職場の旅行、妙義山に登る人、ゴルフらしい人もいて、いつものビジネスホテルより客層が落ち着いてました。和食の味付けは良く、客室はきれい、泉質もよく、妙義山は間近、それでいて料金も高くはないのでおすすめです。妙義山に登るとき利用して下さい。
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コメント
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こんばんは
アプト式ってはるか昔の小学生の時、社会科の授業で習った記憶がありますよ。(笑)
信越線のアプト式、中央線のスイッチバック式って覚えさせられました。
どちらも急こう配の坂道を上る方式ですが、小学生のときは仕組みがあんまりよくわからなかったです。
今度ワタシも碓氷峠にみようかなー
アプトの道で碓氷峠にまつわることをいろいろ見聞きすることができました。鉄ちゃんではないので、アプト式の仕組みとか現地で知りました。特急あさまに何度か乗ったことがあるのですが、列車が止まるのではないかというくらいゆっくり走っていたこと、滑り落ちないかはらはらしたこと、そんなことも思い出しました。横川の釜飯も駅のホームで買って列車のなかで食べたこともありますが、いまはそういうことはなくなっているんだと実感しました。アプトの道沿いにもみじがたくさんあったので紅葉の季節は涼しくてきれいだと思います。
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