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ハイキング
六甲・摩耶・有馬
六甲山 小説『バリ山行』の道
2025年06月21日(土) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 04:29
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 780m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:28
距離 13.3km
登り 1,109m
下り 780m
12:12
ゴール地点
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(登山終了)神戸電鉄 有馬温泉駅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯横池には、ヤマカガシがいる。それほど危険でないが毒ヘビ。刺激せず遠ざかるのを待つべし。 ◯黒岩谷西尾根は、道を踏み外さずしっかり歩けばよい。 |
写真
最近、小説『バリ山行』を読んだ。クライマックスは西山谷を行くのだが、私の技量ではとてもとても。それで、冒頭に書かれる会社の登山会一同での六甲山登山のルートを、辿る登山を計画。小説での登山のスタートは、おなじみ芦屋川駅。小説ではハイカーでいっぱいだったが、今朝は生徒たちでいっぱい。
風吹岩。今日は蒸し暑いが、風が通って爽快。小説での一行も食事を楽しんだり、これで終わりにしましょうとヘタれたり。ここまでのロックガーデンがかなりきついので、ここで第一の休憩を取るのは正解。だがあまり長く休憩を取りすぎると、もう動きたくないと不平不満を言う奴が出てくるのも世のならい。ここは山頂まで、まだ三分の一。リーダーはハッパをかけて前に進ませなければいけない。
横池。小説では、その登場人物の人となりが垣間見えるポイント。池のほとりに砂地があるものの、湿っていて休憩ポイントしてはどうかと思う。小説でのリーダーは、「こんなところにみんなを連れてこさせやがって」と内心イラっとしていたのかも?
今日の横池は、スイレンの花が満開だった。[以下は注意]池のへりを進むと、ヤマカガシがいた。水辺を好むヘビだからいてもおかしくはないのだが、毒ヘビである。マムシのように危害を加えることはめったにないのだが、見かけたら刺激せず通り過ぎるのを待たなければいけない。活発なヘビで、短時間で通り過ぎてくれる。ヘビの写真は、苦手な人もいるであろうからあえて掲載しません。腹が鮮やかに黄色い種で、すぐわかります。
雨が峠から東おたふく山までの道は、草原の中を進むコース。道はしっかり見えている。ちょっとワイルドなコースを行程に挟み込む小説の山行計画者は、鉄道マニアの山道版のような熱心さがうかがえる。
だが、一行の一人がリーダーと相談して、さらに危険な領域に踏み入ることにする。奥の渓流を渡った先に、黒岩谷の西尾根がある。メインルートではない。私は初見であったが、小説のルートを追ってチャレンジすることにした。
黒岩谷西尾根を登りきると、茶屋の前に出る。黒岩谷西尾根は、ルートを間違えないようにしっかりと歩いたら、十分歩き通せる。頭上に付けたカメラで撮影した動画では、左右の崖が強調されて恐ろしい難道に写る。しかし歩いている目線では、少なくとも登る場合はそれほど危ない道ではないという感想。ここよりもっと危ないマイナー道を、私はいくつも歩いてきた。そうでなければ、小説のリーダーが初級者たちをこの道に連れて行くわけがない。
六甲山頂に着いた。ここまで、小説のルートはたぶんこうであったろうと推定して登った。所々に休憩スポットを挟み、ちょっとワイルドなコースも挟み込んで、計画した小説のリーダーはよく道を考えているということがわかった。
さてここから登場人物の一人が先導して、本当の「バリ」ルートに入っていく。六甲山頂から直接下る道だ。山頂のヤブをよく見ると、一カ所踏み跡らしきところがあった。そこに入ってみたが、ヤブが深すぎる。これはルートを知っていないと危険だ、と感じて、早々に退散。写真はヤブに入り込んだ中から山頂広場を撮影したもの。
バリルートはどこを通ったのか、それとも小説なので創作なのか、定かならずであった。写真のような急斜面でもバリルートになりうるだろうが、まさかバリ山行の達人でも初級者の同僚たちをこんなところに連れて行きはしなかっただろう。もし連れて行っていたら、ただの狂人だ。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
地図(地形図)
コンパス
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘッドライト
虫よけスプレー
ヒル除けスプレー
クマ鈴
|
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感想
先日、小説『バリ山行』を読んだので、そこで書かれている六甲山の道を歩いてみようと計画。小説のクライマックスは西山谷を進むのだが、私の拙い技量で行けるルートではない。今日は、小説の冒頭で会社の登山仲間たちが歩く芦屋川〜六甲山〜有馬温泉のルートを追ってみた。
〇小説で出てくる「黒岩谷西尾根」は、マイナールート。YouTube動画で、頭上から撮影した登山動画があるが、それを見ると左右の崖が厳しく、大変危ない道に見える。だが実際に登ってみると、しっかりルートどおりに歩けば十分進める。
〇小説で寄り道する横池で、毒ヘビのヤマカガシがいた。マムシほどの危険はないが、れっきとした毒ヘビだ。腹が鮮やかに黄色いヘビで、すぐに見分けがつく。すばしっこい種で、こちらが刺激さえしなければ向こうに行ってくれる。
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