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Yamareco

記録ID: 8308117
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

大塚山-御岳山-日の出山-高峰

2025年06月20日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:37
距離
14.8km
登り
1,152m
下り
1,215m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
1:34
合計
7:11
距離 14.8km 登り 1,152m 下り 1,215m
6:20
4
6:32
6:34
53
7:27
7:31
24
7:55
10
8:05
8
8:13
13
8:26
9
8:35
8:46
4
8:57
9:31
4
9:35
5
10:08
10:15
53
11:08
11:10
4
11:14
11:31
20
11:51
19
12:10
12:17
27
12:44
12:45
46
13:31
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往:JR青梅線 古里駅 6:14下車
復:JR青梅線 御嶽駅 14:15乗車
コース状況/
危険箇所等
・路面は全体的に歩きやすいです。
・富士峰公園から御岳山駅に降りる道が落枝のために通行止めになっていました。
・日の出山の西側600m付近、登山道のど真ん中に大きな落石があります(通行禁止にはなっていませんでした)。
・ラニヘッドトレイルの下りは、路面が乾燥していたためか、ザレ場で少し滑りそうになりました(ゆっくり進めば問題ないでしょう)。
丹三郎屋敷長屋門(江戸中期、都選定歴史建造物)。ここの蕎麦を食べてみたい。
2025年06月20日 06:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 6:22
丹三郎屋敷長屋門(江戸中期、都選定歴史建造物)。ここの蕎麦を食べてみたい。
大塚山登山口。そこをちょっと上ってすぐ右折。
2025年06月20日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 6:24
大塚山登山口。そこをちょっと上ってすぐ右折。
ここから山道。左はトイレと休憩所。
2025年06月20日 06:26撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 6:26
ここから山道。左はトイレと休憩所。
途中で車道を横切る。
2025年06月20日 07:11撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 7:11
途中で車道を横切る。
「飯盛杉」というらしい。名前が良いじゃないか。どんな時世であろうと、腹ペコの子供達のご飯茶碗は常に盛り過ぎであるべき。
2025年06月20日 07:23撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 7:23
「飯盛杉」というらしい。名前が良いじゃないか。どんな時世であろうと、腹ペコの子供達のご飯茶碗は常に盛り過ぎであるべき。
尾根を挟んで右側斜面が広葉樹林、左側斜面が針葉樹林(南進しているので、右が西、左が東)。
2025年06月20日 07:39撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 7:39
尾根を挟んで右側斜面が広葉樹林、左側斜面が針葉樹林(南進しているので、右が西、左が東)。
中ノ棒山(846m)。
2025年06月20日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 7:52
中ノ棒山(846m)。
御岳ビジターセンターの方によると、シカが樹皮を剥いで舐めた跡らしい。
2025年06月20日 07:53撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 7:53
御岳ビジターセンターの方によると、シカが樹皮を剥いで舐めた跡らしい。
大塚山(920.3m)。
2025年06月20日 08:08撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 8:08
大塚山(920.3m)。
富士峰公園の安産杉(左手前)、夫婦杉(中央奥)、子授檜(右)。
2025年06月20日 08:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 8:30
富士峰公園の安産杉(左手前)、夫婦杉(中央奥)、子授檜(右)。
富士峰公園から御岳山駅に下りる道が落枝のために閉鎖されていた。
2025年06月20日 08:37撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 8:37
富士峰公園から御岳山駅に下りる道が落枝のために閉鎖されていた。
日の出山遠景(御岳山駅の展望台から西方向)。
2025年06月20日 09:04撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 9:04
日の出山遠景(御岳山駅の展望台から西方向)。
宝亭支店のおやき(高菜)。400円。
2025年06月20日 09:19撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 9:19
宝亭支店のおやき(高菜)。400円。
御岳ビジターセンターに展示してあったツキノワグマの毛皮。初めて触ったかも。
2025年06月20日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 9:40
御岳ビジターセンターに展示してあったツキノワグマの毛皮。初めて触ったかも。
馬場家御師住宅(幕末、都指定有形文化財)。説明看板によると、鬼美濃の馬場さんでしたか!テンション爆上がり(当方、武田推しにつき)。
2025年06月20日 09:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 9:45
馬場家御師住宅(幕末、都指定有形文化財)。説明看板によると、鬼美濃の馬場さんでしたか!テンション爆上がり(当方、武田推しにつき)。
石垣一面にユキノシタ。この花のCVは早見沙織、一択である。
2025年06月20日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 9:47
石垣一面にユキノシタ。この花のCVは早見沙織、一択である。
神代ケヤキ(国指定天然記念物)。
2025年06月20日 09:54撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 9:54
神代ケヤキ(国指定天然記念物)。
御岳山(929m)。御岳神社本殿裏にあった石柱。
2025年06月20日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 10:07
御岳山(929m)。御岳神社本殿裏にあった石柱。
畠山重忠騎馬像。鎧・鞍・太刀等を奉納したらしい。『鎌倉殿』は面白かった。
2025年06月20日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 10:09
畠山重忠騎馬像。鎧・鞍・太刀等を奉納したらしい。『鎌倉殿』は面白かった。
南山荘の入口付近。近づいてカメラ向けても逃げようともしない。そりゃそうか、異物はこっちだもんな。
2025年06月20日 10:21撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:21
南山荘の入口付近。近づいてカメラ向けても逃げようともしない。そりゃそうか、異物はこっちだもんな。
こちらも南山荘の前。宿の方曰く「人馴れしてるよ」とのことなので、遠慮なく撫でさせていただいた。
2025年06月20日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:22
こちらも南山荘の前。宿の方曰く「人馴れしてるよ」とのことなので、遠慮なく撫でさせていただいた。
山楽荘?のヤギ。
2025年06月20日 10:24撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:24
山楽荘?のヤギ。
山楽荘入口。懐かしい。また来たい。
2025年06月20日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:25
山楽荘入口。懐かしい。また来たい。
ここの分岐は、左の道を上ってピークに出ても畑があるだけ。しかも草ぼうぼうで通り抜けできそうになかったので、大人しく右の巻き道を進むべし。
2025年06月20日 10:32撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:32
ここの分岐は、左の道を上ってピークに出ても畑があるだけ。しかも草ぼうぼうで通り抜けできそうになかったので、大人しく右の巻き道を進むべし。
日の出山の手前、山道の真ん中に巨大な崩落岩が。ヤマレコのマップ上でも!マークが付いていた。
2025年06月20日 10:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 10:51
日の出山の手前、山道の真ん中に巨大な崩落岩が。ヤマレコのマップ上でも!マークが付いていた。
日の出山(902m)。
2025年06月20日 11:09撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 11:09
日の出山(902m)。
高峰遠景(日の出山から東方向)。
2025年06月20日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 11:12
高峰遠景(日の出山から東方向)。
大岳山遠景(日の出山から西方向)。
2025年06月20日 11:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 11:14
大岳山遠景(日の出山から西方向)。
竜の髭(768m)。ここはヤマレコのルートに載ってなかったが、道はちゃんと確認できる。
2025年06月20日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 11:44
竜の髭(768m)。ここはヤマレコのルートに載ってなかったが、道はちゃんと確認できる。
高峰(755m)。ところで「高峰」or「高峰山」、どっちなんだい?
2025年06月20日 12:05撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 12:05
高峰(755m)。ところで「高峰」or「高峰山」、どっちなんだい?
本日の難所、ラニヘッドトレイルの下り。
2025年06月20日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 12:10
本日の難所、ラニヘッドトレイルの下り。
中間の見晴らし台(558m)。この看板の裏面に携わった方々の名前が記されている。1人のオッサンハイカーが初めてこの道を使わせてもらいました。ありがとうございます。
2025年06月20日 12:38撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 12:38
中間の見晴らし台(558m)。この看板の裏面に携わった方々の名前が記されている。1人のオッサンハイカーが初めてこの道を使わせてもらいました。ありがとうございます。
画面中央、子供のニホンカモシカがいる。
2025年06月20日 12:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 12:45
画面中央、子供のニホンカモシカがいる。
あれ、ちょっと近づいてきてない? だるまさん転んだ?
2025年06月20日 12:46撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 12:46
あれ、ちょっと近づいてきてない? だるまさん転んだ?
左を向いたら母親がいた! 距離4〜5mくらい。
2025年06月20日 12:48撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 12:48
左を向いたら母親がいた! 距離4〜5mくらい。
さっきの子供が出てきた!(進行方向に母親がいる)
2025年06月20日 12:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 12:51
さっきの子供が出てきた!(進行方向に母親がいる)
親子が山道を横切って南東側の斜面の方へ。
2025年06月20日 12:52撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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6/20 12:52
親子が山道を横切って南東側の斜面の方へ。
カモシカを見送って進行方向正面を向くと見事な展望。
2025年06月20日 12:53撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 12:53
カモシカを見送って進行方向正面を向くと見事な展望。
高峰近景(ラニヘッドトレイル入口より)。
2025年06月20日 13:18撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 13:18
高峰近景(ラニヘッドトレイル入口より)。
ラニヘッドトレイル入口へは、御岳橋信号機の歩行者信号の下の細い道から入り、左方向へ。
2025年06月20日 13:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6/20 13:22
ラニヘッドトレイル入口へは、御岳橋信号機の歩行者信号の下の細い道から入り、左方向へ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ハーフパンツ 脹脛サポーター 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食×2 飲料(水:750ml×2本 500ml×1本) レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 予備電池 筆記用具 ガイド地図 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ 熊鈴 熊よけスプレー 虫除けスプレー

感想

・梅雨の中休み。多少暑さが和らぐとのことで、久々に御岳山にでも行ってみようかと。御岳山に登るのは約25年振りくらいかな。大学院時代に某合宿で何度か来たことがある。そのときはケーブルカーでサクッと来ちゃったけど。
・あと、いずれは1,500mくらいの山には登ってみたいなあと密かに考えており、さすがにいきなりは不安なので、ちょっとずつ高度を上げていくことにした。御岳山は929mなのでピッタリ。少し足を延ばせば千m超えの峰々があるしね。

・計画を立てたときは、御嶽駅からスタートして、ラニヘッドトレイル経由で高峰→日の出山→御岳山という具合で考えていた。だが、ラニヘッドトレイルの急登が気になる。ネットや登山詳細図などで調べると、どれも似たような感じで書かれてる。地図印刷して確認しても、前半の等高線の込み具合はちょっと気になる。
・だってさあ、御嶽駅を下車して数分歩いただけで、すぐに急登が始まるというのは、これはどう考えても心臓によろしくない。暖気してない状態で低速ギアでいきなりアクセルベタ踏みするようなもんでしょ。私のポンコツエンジン(心臓)が耐えられるかどうか。
・だが、下りだったら何とか行けそう。登りは心臓に負荷がかかるが、下りは脚の筋肉に負荷がかかる。どっちがマシかといえば、まだ筋肉のほうが信用できる。ここ数日は暑い日が続いてるし、路面は乾いてるだろうから、下りでもヌルっと滑ることはなかろうて。
・ということで、ルートを逆にし、古里駅→大塚山→御岳にして、最後にラニヘッドトレイルを下ってくることにした。(結果的に大正解だったわけだが。)

・あと、奥多摩ということで、やはり熊対策は必須。先週、新潟の村上城に行ったときに熊出没で撤収するハメになり、それもあって心のどこかで警戒感が強まっていたのろう。熊鈴はいつものでいいとして、今回は熊よけスプレーを購入し、装備することにした。(ホイッスルは昨晩アマゾンで注文したが時すでにお寿司。)
・私は(カッコ悪いことは重々承知のうえで)ウェストポーチを長年愛用しているため、その腰ベルトにホルスターを取り付けることにした。うむ、収まりが良くて結構々々。
・何度か取り出して構えてって練習したけど、うまく熊に当てられる気がしない。これなー、どこかで練習できればなー。さすがに本番用はお高いので、それを練習に使うのはあまりにもったいない。格安の練習用のスプレーとか売ってくれないだろうか。

・当日の早朝、現地は曇り気味。少なくともここ数日の殺人的暑さではない。
・古里駅から登山口に向かう途中で橋を渡るのだが、その橋の歩道が狭く、ダンプカーがすれすれのところを(オラオラと)走っていった。チッ、あっぶねえなあ。この舌打ちをドライバーに聞かせる方法はないものか。

・山道に入ると一気に涼しくなった。長袖でも問題なし。熊鈴をストックに付けて、修験者の錫杖のごとく鳴らして歩く。
・登山道は比較的広く、森林整備が行き届いているエリアだったので、比較的遠くまで見通すことができた(少なくとも突然熊が脇の草むらから出てくる心配はない)。路面も十分に乾いていて歩きやすい。当然、心臓にも優しい。こっちスタートで正解だったかな。

・中ノ棒山まで登る途中、針葉樹から広葉樹に変わる場所があって、雰囲気がガラッと変わった。さらに、山道(稜線)の左右がクッキリと針葉樹、広葉樹に分かれている場所に出た。遠目に見てるとこういう場所あるよなあ。
・やっぱり広葉樹は明るいよなあ。空が近いというか。それに対して、針葉樹って背も高いし、上の方は葉が密になっているので、結果、日光の透過率も低いからどうしても暗い。
・でも、針葉樹林も、それはそれで厳かな雰囲気がして、決して嫌いではない(私は花粉症でもないし)。昨年、米沢市の米沢城に行ったついでに訪れた「上杉家御廟」は、敷地全体が杉林に囲まれていた。上"杉"だからかどうかはどうでもいい。杉林のキリっと引き締まる感じがとても良かった(正直、米沢城址よりも御廟の方が印象に残っている)。謙信公も景勝公も、広葉樹って感じじゃないもんな。

・富士峰公園から御岳山駅に下りる道が不通になっていた。落枝って、小さい小枝じゃなくて、デカくて太い丸太みたいなのが落ちてくるんだろうか。仕方ないので先に進んでいったん参道に出てから、御岳山駅の方に戻った。別に行く必要はないんだが、久々だからちょっと行ってみたかっただけである。
・御岳平(御岳山駅前の広場)の展望台にて休憩。ケーブルカーが到着するとハイカーや観光客がぞろぞろと下りてくる。とはいえ、平日の午前中だし、たぶん、空いているほうだろうな。いつもこの場所がどれくらい混んでいるかは知らないが、少なくとも高尾山に比べれば空いていよう。
・例によってサツマイモ(紅はるか)とマグボトルに入れてきたホットコーヒーで至福のひととき。うーむ、マグボトルで持ってくるよりも、その場でお湯沸かしてドリップしたほうが美味いんかなあ。
・せっかく久々に来たので、いくつかお店を覗いてみたり買い物したり、高菜のおやきを食べたり。
・御岳山と日の出山のピンバッジを1つずつ購入。山のバッジについては自分ルールがあって、1回の登山につき、(1つの山ごとに)1つのみ買う、というもの。全部まとめてイッキに買うのは、なんか違う気がする(まあ、あそこで買っておけば良かったと後悔することもあるが)。

・御岳山駅の脇に、田部井淳子さんのプレートがあった。もちろん私はお会いしたことはないが、私の従姉がガチな山屋だった頃、ヨーロッパアルプスで田部井さんにお会いしたらしい。身近でそういう話があったりすると、なんとなく親近感を覚えるもんである。
・田部井さんは福島県三春町のご出身。私が2021年秋に三春城を見学した際、続百名城の押印のために三春町歴史民俗資料館に行ったところ、同資料館で田部井さんの遺品が展示されていた。そのときはご出身のことも展示のことも知らなかったのだが、三春城の展示そっちのけで、田部井さんの装備とか日誌とかに見入ってしまった。今はモンベルの「アウトドアヴィレッジ三春」で展示されてるのかな? 同町には有名な「三春滝桜」もあるので、訪問された際は是非(モンベルの商品じゃなくって、田部井さんの展示の方をね)。

・御岳神社前の売店で御岳山の手ぬぐい購入(770円)。ヤマレコ社長さんのYoutubeで手ぬぐいの使い方の動画を見たので、今後は積極的に使ってみようと思う。
・奥の院等々の峰々はまた今度かなあ。楽しみである。

・途中で山楽荘の前を通った。記憶が確かならば、少なくとも3度は宿泊している。懐かしさのあまり、玄関の方まで覗きに行くという不審者ムーブをかましてしまった。反省。
・一度だけ、宿泊の帰りに先輩・後輩数人と日の出山に登って、つるつる温泉に立ち寄って帰ったことがあった。もともとその予定ではなく、温泉に惹かれて勢いで行くことにしてしまい、登山装備じゃなくて、確か、スニーカーにジーンズ、革ジャン、肩掛けのボストンバッグという格好だった。すれ違う登山者に変な目で見られたのを覚えいてる。

・今回、お店の人やすれ違うハイカーさんと立ち話すると、「これからどちらに?」「御岳山から日の出山の方へ」「じゃあ今日はつるつる温泉ですか?」というやり取りが何度もあった。やはり、日の出山→つるつる温泉はテンプレ的鉄板ルートか。
・私も以前は温泉は大好きだったが、心臓をやってしまったために、主治医からは「へいきちさん、温泉はダメですよ」とクギをさされている。湯に浸かること自体、あまり良くないみたいで、温泉(大抵、家庭の風呂に比べて熱い)となるとNGになってしまう。だからって、温泉に行ってシャワーだけ浴びて帰るのはあまりに馬鹿馬鹿しい。ありえんわー。というか、本当に悲しい。

・日の出山山頂では眺望が開けていて、地図とコンパス出して同定作業。進行方向のキレイな三角形は高峰で、背中側に見えるゴツゴツしたのは大岳山かな。
・お日様が出てきてちょっと暑くなってきた。高峰側からいかにも地元のベテラン風の初老の男性2人が登ってきて、日陰のテーブル周りでしばらく立ち話。ラニヘッドトレイルを登って来られたそうで、「急登だけど、整備されていて登りやすいよね」とのこと。なんだか下るのがちょっと楽しみになってきたぞ。

・高峰山頂はコアジサイがたくさん咲いていて、クロアゲハみたいな蝶が結構舞っていた。
・北に下るラニヘッドトレイルへ。この名前ってちょっとカッコイイ。ジョジョのスタンドに出てきそうである。
・確かに勾配は急だけど、怖がるほどではない。でも、路面が乾いていたせいもあり、ザレ場ではズザザザザッと足を滑らせてバランスを崩すことが3回ほどあった。コケたり手をついたりすることはなかったけど、肝は冷える。逆に雨の場合だと、ローム層の粘土でズリズリに滑りそうな感じもするなあ。

===== ラニヘッドトレイルでニホンカモシカに遭遇した話 =====
・で、本日のハイライト。以下、ラニヘッドトレイル中間付近の見晴らし台から北東に向けて下っていく道中でのこと。
・突然、道の左手(北西側)の前方十数mのところを、白っぽい小動物が跳ねて下っていくのが見えた。とっさに「あっ、猫だ」と思ったが、んなわけあるか!と即座にセルフツッコミ。もちろんニホンカモシカである。それにしても小さいし、白すぎやしねえかと。あー、今年生まれた子供かなあと推測。
・するとその子供、私の前方20mくらいのところで立ち止まり、こっちを振り向いた。私も立ち止まり、熊鈴を外して消音してから、ゆっくりとしゃがんでみた。
・カメラを構えてズームしてみると、ちょっとずつこっちに近づいてくるじゃねえの! 木の陰に隠れたと思ったら、ヒョイと顔を出してこっちを見てくる。カワイイ。なんてカワイイんだ。
・でもさ、子供だけっておかしくね?どっかに母親がいるんじゃねえの?、と思ったら、私の左手側でガサガサっと音が。えっ、とそちらを向くと、体調1m強のニホンカモシカが若葉か若芽を食べていた。距離は4〜5mくらいか。(無声音小声で)「マジかよ!」
・それにしても、このニホンカモシカ、あまりに不用心すぎるというか、あまりに人間に慣れ過ぎている。こちらを一切恐れていない。好奇心旺盛が過ぎるだろ。野生動物は普通人間には近づいてこない。まあ、こいつら特別天然記念物だから、人間は一切、手出しができないし、そりゃあ襲ってくる人間は誰もいないんだから、警戒するわけもないか。(おかげでこっちはじっくり観察できるからラッキーなんだが。)
・30秒くらい静止して眺めていると、こっちを向いて別の芽を探しながらジリジリと寄ってきた。(無声音小声)「なんでこっち来るんだよ!」 野生生物が近づいてきてもロクなことはない。猫じゃねえんだからさ。これはちょっとマズイなと思い、静かに道を10m弱下って振り向いてみた。
・すると、今度は左手側(南東側)から、さっきの子供がひょっこり顔を出した。君、いつの間にそっちに移動したんだよ。なかなかやるじゃあないか。
・あー、そうか、私が中間にいたから邪魔で、お母さんと合流できなかったんだね。あいやー、こりゃまた失礼しました。
・私が移動したことで安心したのか、子供が母親の方に歩いて出てきた。サムネの画像はこのときのもの。
・子供は母親の方に進み、2頭は道の脇の草むらで何やらゴソゴソ。多分だけど、子供が母親に乳をねだっていたんじゃないかな。すると、2頭は南東側の森の方で移動しようと道を横切った。その瞬間を狙ってシャッター押したのだが、うーむ、イマイチだなあ。でもまあ、2頭が連れ添って歩く姿はバッチリ撮影することができたから良しとしよう。
・子供が飛び跳ねているのを見てから、2頭が並んで歩くのを見送るまで、7〜8分といったところだろうか。疲れも何もかも忘れて見入ってしまった。やべえ、初めて野生のニホンカモシカをナマで見ちゃったよ。今日、ここに来て本当に良かった。
===== 以上 =====

・引き続き下り道。地図上では直線的に見えるけど、当然、九十九折りで下っていく。時々振り返っては、上る場合のことを考えてしまう。もうちょっとリハビリ進めてから挑戦しようかな。
・まあ勾配はともかくとして、尾根筋から御岳駅にショートカットできるという点では本当に助かる。特に、行程を10km前後に収めたい半日ハイカー(私のことだが)にとっては、ラニヘッドトレイルがあることで選択肢が増える。選択肢が増えれば、何度も通うことができ、地元の経済にも多少は貢献できるってもんよ。

・13時半に御嶽駅到着。電車にギリ間に合いそうになかったので、みたけ歩楽里道にてコーヒーと甘味で小休憩。
・御岳インフォメーションセンターに寄って、受付の方とカモシカ話など(こちらは興奮しているので、もう話したくてしょうがないわけよ)。こういう場所には情報や資料が集まる。スルーしちゃあもったいない。寄付のつもりでチョコモナカジャンボを購入。

・今回も長文になっちゃったけど、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

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3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
御岳山・日の出山・つるつる温泉
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5
トレイルラン 奥多摩・高尾 [日帰り]
古里-武蔵五日市
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
御岳山〜日の出山〜金比羅尾根〜武蔵五日市
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
ラニヘッド、大岳山、鋸尾根
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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