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記録ID: 8302923
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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

奥大日岳 反省の多い山行になってしまった

2025年06月18日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:21
距離
11.3km
登り
743m
下り
738m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
1:07
合計
7:22
距離 11.3km 登り 743m 下り 738m
8:31
6
8:37
6
8:43
8:44
5
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10
9:07
9:14
20
9:34
16
9:50
42
10:50
25
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11:17
12
11:38
12:01
6
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12:20
3
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20
12:51
13:04
8
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54
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8
14:53
15:00
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7
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4
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15:40
4
15:44
8
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15:53
0
15:53
ゴール地点
天候 晴れていたので、気温がぐんぐん上がる
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅
コース状況/
危険箇所等
室堂ターミナルにおいて、奥大日岳付近の状況が非常に良くない由、説明を受ける。
「無理だと思ったら引き返しなさい」と言われていたにも関わらず、山頂まで行ってしまった。
帰り、案の定雪がものすごく腐り始め、ずるずるの状態に。
12本アイゼン、ピッケルで厳しいトラバースを強いられる。
しかし一番滑ってはダメな場所で、2-3m落ちた。
ピッケルが無かったら、たいへんなことになっていただろう。
また、慎重に降りたので時間が足りなくなり、焦る。
ショートカットを利用するも、クレバスだらけで生きた心地がしなかった。
雷鳥沢の付近も徒渉のところで、深いクレバスがあいていた。
何とか16:20分の臨時高原バスに間に合ったが、これが走らなかったら、山上での一泊を考えていた。
とにかく、判断ミスのオンパレード。失敗の山行である。
雪渓の所で、指導員のアドバイス通り、引き返すべきだった。
その他周辺情報 直帰
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
雷鳥が閻魔台の近くに現れた。この鳥を見ると、天気が悪くなったりするので、緊張する。「登山をやめろ」という神の警告ではないか、と思っている
2025年06月18日 08:43撮影
4
6/18 8:43
雷鳥が閻魔台の近くに現れた。この鳥を見ると、天気が悪くなったりするので、緊張する。「登山をやめろ」という神の警告ではないか、と思っている
雷鳥沢に到着。この先の浄土橋はまだかかっていないので、渡れそうな場所を探してわたる。
帰りはクレバスだらけになっていて、生きた心地がしなかったな
2025年06月18日 08:56撮影
4
6/18 8:56
雷鳥沢に到着。この先の浄土橋はまだかかっていないので、渡れそうな場所を探してわたる。
帰りはクレバスだらけになっていて、生きた心地がしなかったな
途中はあまりにも緊張して、写真を撮っていない。約1時間遅れで山頂になんとか到着したが、本来は来るべきではなかった。
2025年06月18日 11:47撮影 by  iPhone XR, Apple
6
6/18 11:47
途中はあまりにも緊張して、写真を撮っていない。約1時間遅れで山頂になんとか到着したが、本来は来るべきではなかった。
剱岳も「おまえ、なんでそんな所に居るんや」と怒っているように見える💦
2025年06月18日 11:58撮影
7
6/18 11:58
剱岳も「おまえ、なんでそんな所に居るんや」と怒っているように見える💦
大日岳方面
2025年06月18日 11:58撮影
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6/18 11:58
大日岳方面
キングオブマウンテン
2025年06月18日 11:58撮影
4
6/18 11:58
キングオブマウンテン
ここで「最高地点まで行っておこう」と余裕をかます。
これが大間違い。12時になっているのに、気が付かない
2025年06月18日 11:58撮影
4
6/18 11:58
ここで「最高地点まで行っておこう」と余裕をかます。
これが大間違い。12時になっているのに、気が付かない
奥大日岳最高地点 2611m
2025年06月18日 12:12撮影 by  iPhone XR, Apple
4
6/18 12:12
奥大日岳最高地点 2611m
空の色が怒りに満ちている
2025年06月18日 12:13撮影
4
6/18 12:13
空の色が怒りに満ちている
地獄谷の噴煙。ジェット機のような音を立ててガスが噴出している。
2025年06月18日 12:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/18 12:13
地獄谷の噴煙。ジェット機のような音を立ててガスが噴出している。
槍が岳
2025年06月18日 12:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/18 12:13
槍が岳
この雪渓のトラバースで2−3m落ちる。
絶対に落ちてはダメな場所である。
空気が薄く、ものすごく暑いせいで、判断力が鈍っている。
この後猛烈な筋肉痛に襲われる
2025年06月18日 12:34撮影
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6/18 12:34
この雪渓のトラバースで2−3m落ちる。
絶対に落ちてはダメな場所である。
空気が薄く、ものすごく暑いせいで、判断力が鈍っている。
この後猛烈な筋肉痛に襲われる
登って来た奥大日岳を振り返る。
恐ろしい雪渓
2025年06月18日 13:09撮影
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6/18 13:09
登って来た奥大日岳を振り返る。
恐ろしい雪渓
最終16:20分の臨時バスで、なんとか下山することができた。
とにかく、今回のような山行は、今後決してしてはいけない、と肝に銘じる。
2025年06月18日 16:16撮影
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6/18 16:16
最終16:20分の臨時バスで、なんとか下山することができた。
とにかく、今回のような山行は、今後決してしてはいけない、と肝に銘じる。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール ヘルメット
備考 12本アイゼンは必須だと思った

感想

奥大日岳は「簡単に」行ける山のはずだった。
実際、初心者でも行けるという印象が強い。今回はその思い込みで、取返しの付かない事故になるところだった。
まず、行こうとする時期がまずかった。まだ登山道の整備がされておらず、室堂ターミナルで登山届を出した時に「雪渓のトラバースがかなりいやらしいので、だめだと思ったら引き返して」と言われていた。
それにも関わらず、山頂まで強行してしまったのが、誤りである。
「奥大日岳」は立山連峰の一角の、まぎれもない北アルプスの一員である。
決して簡単な山ではない、安易な気持ちで行ってはならない山だ、ということを思い知ることになった。

ピークには到達したものの、帰り、雪が腐ってどうしようもない中、決死のトラバースを繰り返すはめになった。
稜線はハイマツが出ており、まあ、そこを通ってもよかったのだが、時間を取られるだろう。
そこでピストンとなったのだが、一番危ない雪渓のトラバースで、滑ってしまった!
咄嗟に滑落停止姿勢をとった。運よく止まった。止まらなかったら、死んでいたか、大けがでヘリコプターであろう。

しかし、日差しは強くなってくるばかり。
水をすべて飲んでしまったので、ソーヤーに雪渓の雪解け水を入れて飲んだ。
それでも足りず、強烈な筋肉痛に襲われたので、塩分補給。
その後、疲れがたまって、足が思うように進まず、危険なショートカットコースを進んでしまう。
ここで滑落と尻セードの中間みたいな感じになり、一気に50mぐらい標高を下げる。しかしこの場所はクラックだらけで、こんなことをしてはいけない場所だ。

今の時期に、北アルプスのマイナーな登山道には入らない!
険しい山には入らない!
今回学んだことだ。

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