奥大日岳 反省の多い山行になってしまった


- GPS
- 07:21
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 743m
- 下り
- 738m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:22
天候 | 晴れていたので、気温がぐんぐん上がる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂ターミナルにおいて、奥大日岳付近の状況が非常に良くない由、説明を受ける。 「無理だと思ったら引き返しなさい」と言われていたにも関わらず、山頂まで行ってしまった。 帰り、案の定雪がものすごく腐り始め、ずるずるの状態に。 12本アイゼン、ピッケルで厳しいトラバースを強いられる。 しかし一番滑ってはダメな場所で、2-3m落ちた。 ピッケルが無かったら、たいへんなことになっていただろう。 また、慎重に降りたので時間が足りなくなり、焦る。 ショートカットを利用するも、クレバスだらけで生きた心地がしなかった。 雷鳥沢の付近も徒渉のところで、深いクレバスがあいていた。 何とか16:20分の臨時高原バスに間に合ったが、これが走らなかったら、山上での一泊を考えていた。 とにかく、判断ミスのオンパレード。失敗の山行である。 雪渓の所で、指導員のアドバイス通り、引き返すべきだった。 |
その他周辺情報 | 直帰 |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 12本アイゼンは必須だと思った |
感想
奥大日岳は「簡単に」行ける山のはずだった。
実際、初心者でも行けるという印象が強い。今回はその思い込みで、取返しの付かない事故になるところだった。
まず、行こうとする時期がまずかった。まだ登山道の整備がされておらず、室堂ターミナルで登山届を出した時に「雪渓のトラバースがかなりいやらしいので、だめだと思ったら引き返して」と言われていた。
それにも関わらず、山頂まで強行してしまったのが、誤りである。
「奥大日岳」は立山連峰の一角の、まぎれもない北アルプスの一員である。
決して簡単な山ではない、安易な気持ちで行ってはならない山だ、ということを思い知ることになった。
ピークには到達したものの、帰り、雪が腐ってどうしようもない中、決死のトラバースを繰り返すはめになった。
稜線はハイマツが出ており、まあ、そこを通ってもよかったのだが、時間を取られるだろう。
そこでピストンとなったのだが、一番危ない雪渓のトラバースで、滑ってしまった!
咄嗟に滑落停止姿勢をとった。運よく止まった。止まらなかったら、死んでいたか、大けがでヘリコプターであろう。
しかし、日差しは強くなってくるばかり。
水をすべて飲んでしまったので、ソーヤーに雪渓の雪解け水を入れて飲んだ。
それでも足りず、強烈な筋肉痛に襲われたので、塩分補給。
その後、疲れがたまって、足が思うように進まず、危険なショートカットコースを進んでしまう。
ここで滑落と尻セードの中間みたいな感じになり、一気に50mぐらい標高を下げる。しかしこの場所はクラックだらけで、こんなことをしてはいけない場所だ。
今の時期に、北アルプスのマイナーな登山道には入らない!
険しい山には入らない!
今回学んだことだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する