記録ID: 8302312
全員に公開
ハイキング
東海
灯明山（神島）
2025年06月18日(水) [日帰り]
三重県
モタ
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 02:26
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 231m
- 下り
- 228m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
船
鳥�屮泪螢鵐拭璽潺淵襪�ら神島まで船で約40分（片道740円） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◇神島島内には案内標識が多数設置されていて安心 ◇神島灯台から灯明山、監的敞、カレンフェルトの間は蚊が多いので対策が必要。私は長袖シャツ、防虫ネット、手袋を使用。それ以外の間は全く問題ない 〔距離と山のしんどさレベル〕 ※超高齢者（80歳以上）基準 ★☆☆☆☆ 歩行：3.8km（6,700歩） 累積標高差：230m |
写真
鳥�屮泪螢鵐拭璽潺淵襪鮟亶辧Ｇ鯒箸鮟確�てて走る双胴船「はばたき」
途中、答志島の和具に寄港して神島へ。島が間近に見えてきました
帰りの船は15：40なのでかなり余裕があります。まずは持ってきたすし弁当を休憩所で食べてから出発することにします
おー、これこれ。時計台ですね。かつてはこの時計が唯一島の時間を刻んでいたとか
「洗濯場」。海女さんたちや潮騒の主人公新治の母親もここで洗濯をしていたと書かれている
結構きつかった石段登り。
「潮騒」では新治が美しい花嫁を授かるように、初江は新治の航海の無事を祈る場所として登場
「潮騒」では新治が美しい花嫁を授かるように、初江は新治の航海の無事を祈る場所として登場
日本の灯台50選に選ばれている「神島灯台」
潮騒では、新治が世話になった官舎へ魚を届けに行く場面などに登場
潮騒では、新治が世話になった官舎へ魚を届けに行く場面などに登場
次は灯明山の山頂へ。ここからヤブ蚊が出るようなので防虫ネットをかぶり、手袋もして出発
案内板はないけど、灯明山山頂へはこの分岐を右に登って行きます
先ほどの分岐まで戻り監的哨まで下ってきました。ここは自由に入れます
潮騒では、突然の雨に見舞われた新治と初江が、たき火を挟んで向き合い、互いの気持ちを通い合わせます
監的哨の屋上から伊良湖方面の眺望。
左端が白い灯台も見える伊良湖岬、右奥の山が渥美半島の大山328mです
左端が白い灯台も見える伊良湖岬、右奥の山が渥美半島の大山328mです
監的哨から西側を見下ろすと弁天岬が見えました。
監的哨でゆっくり休憩したのでニワの浜の峰へ下りましょう
監的哨でゆっくり休憩したのでニワの浜の峰へ下りましょう
カルスト地形の所まで下ってきました。石灰岩が風化してできたもので鳥羽市の指定天然記念物に指定されています
花を見ながらカルスト地形から下りてきたところ一帯がニワの浜で、浜辺からカルスト地形を見たところです。幸運にも素潜りでアワビ漁をする海女さんたちに出会えました
1
6/18 13:23
花を見ながらカルスト地形から下りてきたところ一帯がニワの浜で、浜辺からカルスト地形を見たところです。幸運にも素潜りでアワビ漁をする海女さんたちに出会えました
潮騒の物語の情景と重なる海女さんたちが、今日の仕事を終えて浜辺に上がってきました
ニワの浜の西端に東屋があり、振り返ると白いきれいな建物。神島小中学校だそうです
ニワの浜から祝が浜の方へ歩を進めると海岸にでっかい岩。八畳岩というそうです。八畳どころではない巨岩ですけどね
八畳岩から古里の浜の方へ向かい途中で振り返りました。手前に八畳岩、その奥に57mのピークがあり、その右端が弁天岬
案内標識にしたがい海辺から離れて登ってくると、これが白長大明神
さらに登ったところに「鏡石」。
昔、女性たちが油を塗って鏡にしたとか
昔、女性たちが油を塗って鏡にしたとか
その後舗装道路に出て神島漁港まで戻ってきました。ゆっくり歩いてきたつもりだけど船の時間までにまだ1時間半くらいある。船着き場からさらに先まで行ってみたがめぼしきものはありませんでした
2
6/18 14:07
その後舗装道路に出て神島漁港まで戻ってきました。ゆっくり歩いてきたつもりだけど船の時間までにまだ1時間半くらいある。船着き場からさらに先まで行ってみたがめぼしきものはありませんでした
しかたなく、戻ってきて「三島文学 潮騒の地」で記念写真撮影。神島ひと巡り。小説「潮騒」の舞台をたどる小旅行を思い起こしながら休憩所でのんびり休憩します
2
6/18 14:15
しかたなく、戻ってきて「三島文学 潮騒の地」で記念写真撮影。神島ひと巡り。小説「潮騒」の舞台をたどる小旅行を思い起こしながら休憩所でのんびり休憩します
感想
今回はちょっと変わりダネ、海の向こうの“島の山”へ！
前回は長野で2,000m級の山を歩いたので、今回は気分をガラッとチェンジ。目指したのは三重・鳥羽沖に浮かぶ神島の灯明山です。島に渡るってだけで、もうちょっとした旅。しかも船に乗って行く山って、なんか特別感あってワクワクものですよね。
神島行きの午前便は7:30と10:40の2本だけ。さすがに7:30は早すぎるな〜ってことで、10:40便に決定。その前にちょっと時間があったので、鳥羽駅からスタートして、近くの低山3つ（日和山・樋ノ山・相生山）を軽く縦走してみました。……が、これが思いのほか時間かかっちゃって、船にギリッギリで滑り込み！ いや〜、焦りました（笑）
実は灯明山、ヤマケイの「新・分県登山ガイド 三重県の山」に載ってる61座のひとつで、これまでに54座クリア。コンプリートを目指すなら、たとえ超低山でも外せません！ これも灯明山選択のもう一つの理由です。
神島といえば、三島由紀夫の『潮騒』の舞台でもありますよね。せっかくなので、図書館で借りて読んでから行ってみました。昭和21年代後期の神島（小説では歌島）を舞台にした青春賛歌の小説で、伊勢湾の入口に浮かぶ孤島神島の自然や当時の生活が克明に描かれています。吉永小百合、山口百恵などが出演した映画もありますよね。新治と初江のまっとうで健全な恋愛話。三島のほかの作品とは違ったタイプの小説なんですよねー。本の中に出てくる景色を想像しながら島を歩くのって、ちょっとした聖地巡礼みたいで楽しかったです。
暑い日だったけど、海風が気持ちよくて気分は上々。山歩きというより“文学×旅”みたいな1日になりました。
たまにはこういう「船で行く山登り」もアリですね〜。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：112人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する