玉山


- GPS
- 14:18
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,773m
- 下り
- 1,786m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:05
天候 | 1日目 晴れ→曇り→雨 2日目 晴れ→曇り→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ガレた道に時折、木の根が這っているので注意深く歩く必要がある。樹林帯の中は人がなんとかすれ違える程度の道で、すぐ下がきれているので油断すると滑落の危険もあり。木製の橋や落石危険の看板があり整備されている。基本は一本道で迷うことはない。2、3ヶ所ある落石注意の看板があり泊まらず素早く通るのがベター。 山頂付近の岩場、鎖場は慎重に注意して登る。ストックを途中でデポして登るが正解。落石防止の柵もある。ヘルメット必須ではないがツアーでレンタルしてもらえた。 トイレは小屋までに途中2ヶ所。2時間〜2時間半起きくらい。男女兼用で1つ。紙なし。ボットン便所。花摘みOK。入山人数が制限されているので、すれ違う人はさほど多くない。 |
その他周辺情報 | 登山口近くに飲食店や温泉などはなし。 |
写真
感想
出発前、雨予報もあり覚悟してましたが
登山口に到着すると晴れ〜◎
前日は嘉義のホテルに宿泊し
3時間くらいかけて駐車場到着(トイレあり)。
ツアーのバスを降りて少し歩きビジターセンターでパスポートチェックを経てからシャトルバスで移動(最後のトイレと給水器あり)。6人乗り運転手2台体制。6分ほどで登山口。ドキドキしながらスタート!!標高2600メートル。
天気が良いおかげで気温が高く登り始めの上り坂でダウンしてしまう方もいてガイドさんに服装調節してもらっていた。
途中木製の橋が出てきて山小屋に着くまで82個通る。プレートに標高など書かれていてとても目安になる。
高低落差のある滝も見える。周囲の山のダイナミックさは日本では見たことのない光景。
展望台があるもガスガスで見えず。下山してきた人たちがぐったりしていた。標高が高く岩場や階段の登りでかなり息があがる。呼吸を整えるのに苦労する。ひたすら呼吸を意識して歩いた。ストックは使用せず。
15時頃からパラパラと雨が降り出しザックカバーだけをつけて歩く。
16時30分 山小屋に着いて荷卸ししていると途端に体が冷えてくる。スリッパに履き替え先に小屋に入り後続の人の到着を待つ。後続組が17時過ぎに到着。ガイドさんから「体冷やすと高山病が一気に進む」と注意され慌てて着込む。言われてみれば到着時より頭重感がある。
夕飯は17時30分からで券をもらう。部屋がダブルブッキングしていたので8部屋にてとりあえず荷物をデポし着替える。早い人たちは食事をしてるのでコソコソと着替えたが、途中おじさん入ってきたため一時退出いただく。
小屋の女子トイレが壊れていて外3つのみで常に混み合う。水洗式ですごい。
小屋レンタルの寝袋は思ったよりしっかりしていた。ダウンで温かくインナーシーツは不要だったな。1部屋12人男女混合の二段ベッド。薄いマットレスが敷いてある。
入口付近に充実器が置いてあり助かる〜!(30台くらいOK)お湯はタンクから自由に補充できる。
19時消灯でせわしない。夜は、ほぼ寝れず最初の2時間くらいウトウト。
気圧のせいでお腹も張る。格闘し決意してトイレに行くと満点な星空に感動(ご来光見れるといいな)。
高山病予防のために「沢山飲んで沢山出す」と言われてとりあえず水筒200ml飲む。眠れない‥。
2日目
朝1時30分起床。
「時間まで寝ててください」と言われたけど起きてしまう。お粥とふりかけ、おしんこなどを食べる。ミルクティーがめちゃくちゃ美味しかった。
2時40分アタック開始。思ったより寒くなく長袖(メリノウール)に中間着のみでOK。真っ暗な中ヘッドライトを点灯。眼下に嘉義の夜景が広がる。
山頂は渋滞気味。急峻な岩場なので慎重に歩く。
徐々に空があかるんでくる。まだかまだかと上を見上げると空がオレンジに色づく。右斜め前方にそそり立つ岩肌が朝日を浴びて輝く。その光景が美しく涙がにじんだ。
5時過ぎ。山頂に到着するとちょうど山の上に朝日が登ったところだった。とても温かく世界中を包み込むようなやわらかな光線。諦めずに一歩一歩、足を踏み出し続けてきた自分に対する気持ちと献身的にサポートしてくれたガイドさんへの感謝、緊張から解き放たれ色々なものが胸に込み上げてくる。それをグッと抑え共に歩んできた仲間と感動を分かち合う。
碑には記念撮影の行列。1時間弱ほど滞在し満喫して下山。小屋で温かい麺を食べ荷物を整えて8時45分に出発。5時間ほどかけて元来た道を戻る。
酸素が濃くて呼吸は楽。とにかく最後の1キロが長い。長い。もうこのままたどり着かないのかもという気にもなり途方にくれた。
なんとか13時過ぎに無事に下山。
シャトルバスを待っているとテンが二匹駆け回っていた。
駐車場に着くとツアーの運転手さんがコーラとカップ麺を準備してくれていた。体があったまる。
興味深い話としては原住民の方々が小屋運営などに携わっていること。確かにガタイがよく肌の色もなんとなく浅黒く市中の台湾人よりエキゾチックな顔立ちだった印象。
天気にも恵まれとても充実した山行。季節の花も目を楽しませてくれた。すれ違う人々が「加油!」と声をかけ合う姿もとてもあったかかった。
久々の海外、そして初の海外山行。たまらなく最高だった。
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