吾妻縦走敗退 花の家形山


- GPS
- 08:39
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 723m
- 下り
- 1,168m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 8:36
天候 | 曇りのち晴れ 最低気温 20.65℃ 6:14 最高気温 29.26℃ 8:55 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ジャムジャムライナー バスタ新宿24:05-福島駅西口4:50 4500円 マルイチタクシー 福島駅西口4:55位-不動沢登山口5:30位 9230円 復路 福島交通 高湯17:10-福島駅西口920円 JR タッチアンドゴー やまびこ 福島-大宮 8040円 大宮-池袋 406円 合計 8446円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
家形山からは 水たまり、泥濘、藪、残雪 |
その他周辺情報 | 共同浴場あったか湯 500円 1時間の利用制限あり。 ボディーソープ・シャンプー等の設置はないが、持ち込みで使用は可能。 休憩所は椅子が並んでいるのみ。 |
写真
感想
吾妻連峰は積雪期の西吾妻と西大顛のみで、未訪の東側がずっと気になっていた。以前から一泊縦走の計画はあったが機会に恵まれなかった。今回、近郊で唯一の好天の予報を受けて、急遽実行することにした。高湯から早稲沢に抜ける予定だったが、敗退に終わった。
決めてからは、なだらかな山の一般道と舐めていたので、この時期の登山道の様子やエスケープルート等を全く調べなかった。また、5月の那須連峰ではまったく残雪が無かったことから、残雪の事はすっかり忘れ、アイゼンもチェーンスパイクも持たず、調理道具も小さなカップと50g弱のガスのみだった。調査と装備の不足が敗退の原因だ。
夜行バスは4:50福島駅西口着いた。タクシー乗場には客待ちが数台あり、すぐに乗り込み不動沢登山口に向かった。里は晴れているが、お山には灰色の雲が掛かっていた。予報通り風も強そうだった。
5:30登山口に着き登山口横の駐車場でおにぎり一個食す。入念にストレッチ準備する間に晴れ間が出て来た。フェロッシーキャップ、コアエアシェル、ポール1本で6:00出発。径が駐車場裏に回り込んだところで水流のある小沢を徒渉。高湯からの径を合わせ枯沢を越す。尾根周りをトラバースして行き、勾配が増す箇所では洗堀が目立つ箇所もあったが、尾根絡みになると花の多い気持ち良い径となった。
タニウツギ、ゴゼンタチバナ、ヤマツツジは盛り過ぎ、アカモノ、ミヤマニガイチゴ?、イワカガミ ショウジョウバカマは終わっている、ムラサキヤシオも盛り過ぎ
やがて勾配は緩んだ。暑くなってきたのでコアエアシェルを脱ぎ、フェロッシーキャップから手ぬぐいに換装。1260mでは塞がれている旧道を横切る。1320mでは3m程の高さにスズランテープのマーキングをみた。積雪期用か。
06:54 賽の河原1330m 一切経山への径が分岐する。サラサドウダンが盛り、綺麗目のムラサキヤシオ、ここからは尾根を外し山腹のトラバースとなり、登山道脇にマイズルソウの群落が続く。
07:08 1380m 支尾根が北東に延びる所に山鳥山看板あり、右に見えるのコブの事か?
07:18 1390m 小沢を越える。 ミツバオウレンの群落が続く。
07:24 1400m 小沢横に湯の平看板あり、壊れた橋を避け小沢を徒渉する。
07:39 1440m 巨木に井戸溝看板あり、ここから沢地形となる。ムシカリ
08:07 1510m 右に不明な山径あり。
08:17 慶応吾妻山荘分岐 1550m
08:24 硯石・ヒュッテ家形分岐 1580m
1610mで尾根上に出て、樹高が低くなり展望を得る。
08:45 1680m 裸地で大根森と家形山を望む。ミヤマハンノキ ヤシャブシ
09:01 大根森1750m 裸地 黒木が混じるようになる。
09:10 1800m 五色沼前の裸地とハイマツの稜線にでる。風が強く樹林帯の暑さから一転して寒いのでコアエアシェル着用。一切経山北面の沢形には残雪が詰まっている。早稲沢下山は難しいかもと思ったが、無理ならグランデコに降りればよいと思っていた。
先行きにいささかの不安を感じながら家形山の南峰に着くと、小広い裸地にケルンと標石があった。一通り展望を楽しんだ後、北に向かう不明な踏み跡を見送って西に向かう。物見岩への南の分岐を左折して程なく水芭蕉が現れた。登山道が北に向きを変えると、泥濘や水溜りが断続する。水芭蕉の花園を足の置き場に気を遣いながら通過した。残雪が出てきてまもなく家形山標柱のある物見岩分岐にでた。
登山道は残雪に隠されて不明瞭。西に進み残雪が切れた所で、笹藪を掻きわけると洗堀されぬかるんだ登山道が見えた。進んだ藪径がまた残雪で途絶えるともはや径を発見できなかった。
初訪の山で先の様子が分からない。この状況が繰り返されると時間切れになる恐れがある。水場が露出していないかもしてない。融雪の準備が無くビバークの際、水が得られない。アイゼン等持ってきていないので足ごしらえが心もとない。ということで撤退を決めた。
家形山の南峰に戻りこれからどうするかエアリアを広げて検討するも、他のルートも調査不足及び装備不足。もはや心折れて高湯からのバスで日帰りにすることにした。
11:58 慶応吾妻山荘分岐でコアエアシェル脱
13:20 高湯への径に入る
13:26 1150m 不動沢駐車場裏の沢の下流と枝沢を徒渉
おもに沢の左岸の山腹を行く。910mで大きな堰堤を見ると東が開け、なだらかな裾と福島盆地が見えた。何度か車道を横切る。
14時過ぎ高湯に到着。ストレッチしてから共同浴場あったか湯に入る。硫化水素臭のある白濁したいいお湯だ。次バスまで3時間あるので何度も浸かったり出て冷ましたりを繰り返す。休憩所で寝る目論見は叶わなかったが、それなりにのんびりできた。最近は山よりも温泉の方が楽しみだったりする。建屋を出て足湯で時間をつぶし、新幹線の時刻を調べると車両点検により運転見合わせ中だった。さらにのんびりせざるを得ない。
高湯発17:10のバスで福島駅に着くと運転見合わせが丁度解除されていた。座れないことを見越して駅ビルのとんかつ新宿さぼてんで食事と生ビールをやる。店を出てホームで暫し並んだ後、19:00過ぎ満員のやまびこに乗り込んだ。幸い郡山からは座ることが出来た。まあ良し、ルートを変えてまた来る。
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