【越美】岩谷川左岸枝谷から手倉山


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 702m
- 下り
- 703m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:50
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 谷名不明。どなたかご存じの方、教えてください。 ・ 滝はそこそこ出てくるが、大きめの滝は2段10mほどの滝があるだけで、それ以外は5m以下の小滝が中心。どちらかというと左俣の方がおすすめ。終始、自然林に包まれており、谷の雰囲気自体は悪くない。それほど難しくない谷なのでロープ等の登攀用具は不要。 ・ 手倉山周辺の尾根は、藪が薄く、無雪期でも十分歩ける感じだった。P1069の手前あたりから笹が濃くなり、やや歩きにくくなる。今回歩いた区間では、手倉山の北側と、P1069付近にブナ大木が林立していた。 |
写真
装備
備考 | ・フェルトソール沢足袋使用 |
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感想
今週末はあまり時間がないので、さっと登ってさっと帰ってこられる、広野ダム周辺の小さな谷へ。
梅雨どきは一年の中でも谷が最も美しい季節だと、個人的に思っている。緑はみずみずしく、水量も豊富だ(増水しすぎるのは困るけど)。沢登りはどうせ濡れるので、雨の日でもそれほど気にならないのがいいところ。この時期は、たとえ雨でも、できるだけ谷の中に身を置いていたい。
岩谷川は、真ノ谷、倉ノ又谷、ミノヤ谷、小広谷などの主な枝谷があるが、どれも記録がある。そこで、ざっと探した限りでは記録が見当たらなかった手倉山の東側に突きあげる小さな枝谷に入ってみることにした。谷名は不明。どなたか教えてください。
谷自体はそこそこ滝は出てきて決して単調ではないものの、5m前後の小滝が多く、ややパンチ不足。むしろ、今日のハイライトは谷ではなく尾根の方だった。登り出た手倉山の尾根のブナの美しさに、思わずほっと深く息をつき、しばらく眺め入ってしまった。この尾根はだいぶ以前、積雪期に登ったことがあるが、あまり印象に残っていなかった。こんなに大きなブナがある尾根だったろうか? しかも藪も薄く(もちろん鹿の食害のせいもあると思うが)、この様子なら広野集落のある尾根末端から手倉山まで無雪期に登ってみるのも、素敵なハイキングになりそうだ。
登り出た地点には、奇妙な窪地すらあった。周囲に白い石灰岩の奇岩がニョキニョキと点在しているところからすると、ドリーネかもしれない。
今日は一日じゅう雨だった。風が吹くたびに高い木々から大粒のしずくが降り注ぎ、全身濡れネズミになる。それでも薄墨を流したような霧の森は不思議な明るさに満ちていた。見上げると、ブナの葉ずえを縁取る逆光がちらちらと揺れて、まるで浅い水底から明るい水面を見上げているような気分になる。
オオルリが鳴いている。高い枝先で鳴いている。こんな雨の日にも。
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