ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8295006
全員に公開
沢登り
北陸

【越美】岩谷川左岸枝谷から手倉山

2025年06月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.6km
登り
702m
下り
703m

コースタイム

日帰り
山行
5:50
休憩
0:00
合計
5:50
7:50
130
駐車地
10:00
30
10:30
190
P1069
13:40
駐車地
天候
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岩谷川林道の路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
・ 谷名不明。どなたかご存じの方、教えてください。
・ 滝はそこそこ出てくるが、大きめの滝は2段10mほどの滝があるだけで、それ以外は5m以下の小滝が中心。どちらかというと左俣の方がおすすめ。終始、自然林に包まれており、谷の雰囲気自体は悪くない。それほど難しくない谷なのでロープ等の登攀用具は不要。
・ 手倉山周辺の尾根は、藪が薄く、無雪期でも十分歩ける感じだった。P1069の手前あたりから笹が濃くなり、やや歩きにくくなる。今回歩いた区間では、手倉山の北側と、P1069付近にブナ大木が林立していた。
全然知らなかったのだが、岩谷川林道はちょうど本日、冬期閉鎖解除だったらしい。ラッキー!
というか、今年はどこも冬期閉鎖長すぎ…
1
全然知らなかったのだが、岩谷川林道はちょうど本日、冬期閉鎖解除だったらしい。ラッキー!
というか、今年はどこも冬期閉鎖長すぎ…
入った谷は、この2段10mをはじめとして…
入った谷は、この2段10mをはじめとして…
そこそこ滝は出てくるが…
そこそこ滝は出てくるが…
基本的に5m前後の小滝ばかりで、ややパンチ不足。
1
基本的に5m前後の小滝ばかりで、ややパンチ不足。
雰囲気は悪くないんだけどねぇ
1
雰囲気は悪くないんだけどねぇ
こんな大トチもありました。
2
こんな大トチもありました。
むしろハイライトは、尾根に出てから。この尾根、こんなに美林だったっけ…?
5
むしろハイライトは、尾根に出てから。この尾根、こんなに美林だったっけ…?
大ブナ多数
しかも藪も薄い(鹿の食害のせいもあると思うので、素直に喜べないが…)
2
しかも藪も薄い(鹿の食害のせいもあると思うので、素直に喜べないが…)
そして謎の窪地。かなり大きい。
そして謎の窪地。かなり大きい。
周囲にカレンフェルトが見られたので、この窪地はもしかしてドリーネでは…
2
周囲にカレンフェルトが見られたので、この窪地はもしかしてドリーネでは…
雨に煙るブナの森
2
雨に煙るブナの森
手倉山まで来ると大ブナは見られなくなったが、相変わらず快適ブナロード
1
手倉山まで来ると大ブナは見られなくなったが、相変わらず快適ブナロード
手倉山。藪山だとばかり思っていたのに、三角点も簡単に見つかった。(プレート等は見当たらず)
2
手倉山。藪山だとばかり思っていたのに、三角点も簡単に見つかった。(プレート等は見当たらず)
気になる地形を確かめるため、もう少し南進。P1069手前の大ブナ
3
気になる地形を確かめるため、もう少し南進。P1069手前の大ブナ
サルメンも
アミガサタケ大量発生! なぜか全部倒れてたけど。
アミガサタケ大量発生! なぜか全部倒れてたけど。
池があるのでは、と思っていたP1069南側の地形は、単なる細長い湿地でした…残念!
2
池があるのでは、と思っていたP1069南側の地形は、単なる細長い湿地でした…残念!

装備

備考 ・フェルトソール沢足袋使用

感想

 今週末はあまり時間がないので、さっと登ってさっと帰ってこられる、広野ダム周辺の小さな谷へ。
 梅雨どきは一年の中でも谷が最も美しい季節だと、個人的に思っている。緑はみずみずしく、水量も豊富だ(増水しすぎるのは困るけど)。沢登りはどうせ濡れるので、雨の日でもそれほど気にならないのがいいところ。この時期は、たとえ雨でも、できるだけ谷の中に身を置いていたい。
 岩谷川は、真ノ谷、倉ノ又谷、ミノヤ谷、小広谷などの主な枝谷があるが、どれも記録がある。そこで、ざっと探した限りでは記録が見当たらなかった手倉山の東側に突きあげる小さな枝谷に入ってみることにした。谷名は不明。どなたか教えてください。
 谷自体はそこそこ滝は出てきて決して単調ではないものの、5m前後の小滝が多く、ややパンチ不足。むしろ、今日のハイライトは谷ではなく尾根の方だった。登り出た手倉山の尾根のブナの美しさに、思わずほっと深く息をつき、しばらく眺め入ってしまった。この尾根はだいぶ以前、積雪期に登ったことがあるが、あまり印象に残っていなかった。こんなに大きなブナがある尾根だったろうか? しかも藪も薄く(もちろん鹿の食害のせいもあると思うが)、この様子なら広野集落のある尾根末端から手倉山まで無雪期に登ってみるのも、素敵なハイキングになりそうだ。
 登り出た地点には、奇妙な窪地すらあった。周囲に白い石灰岩の奇岩がニョキニョキと点在しているところからすると、ドリーネかもしれない。
 今日は一日じゅう雨だった。風が吹くたびに高い木々から大粒のしずくが降り注ぎ、全身濡れネズミになる。それでも薄墨を流したような霧の森は不思議な明るさに満ちていた。見上げると、ブナの葉ずえを縁取る逆光がちらちらと揺れて、まるで浅い水底から明るい水面を見上げているような気分になる。
 オオルリが鳴いている。高い枝先で鳴いている。こんな雨の日にも。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:155人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら