金毘羅山・翠黛山・焼杉山


- GPS
- 04:33
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 867m
- 下り
- 855m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:京都バス大原バス停 |
写真
感想
夏山登山に向けた体力づくりとして、比良山系のロングコース(約10時間)を歩く予定だったが、この日はあいにくの雨。そこで計画を変更し、短時間で楽しめる大原の山へ向かうことにした。
大原の里を囲む西側の山並みには、南から金毘羅山・翠黛山・焼杉山が連なっており、これらは総称して「大原三山」と呼ばれている。また、京都大原里づくり協会が選定した「京都大原の里10名山」にも含まれている。
「大原」という地名は平安時代から見られ、平安初期に慈覚大師・円仁が修行の場として開いた大原寺(だいげんじ)に由来するとされる。当時の大原は、平安京と若狭湾を結ぶ若狭街道の中継地としても栄えた。
長い歴史があるだけに、金毘羅山には、昔、干ばつ時に雨乞いをしたという伝説が残っている。翠黛山は『平家物語』に「緑羅の垣、翠黛の山、絵にかくとも筆も及び難し」と詠まれるなど、美しい山容が描写されている。焼杉山については、伝承があるかもしれないが、確認できなかった。
大原は京都市内からバスが出ており、アクセスがしやすい。また、大原バス停には屋根付きの待合スペースやトイレが整備されていて、登山前の準備にも適している。登山届を提出できるポストも設置されているのがありがたい。
通常はこの大原バス停から登山をスタートするのが便利だが、今回は下山後に雨具の片付けなどがあることを考慮し、大原バス停をゴール地点とし、出発は4つ手前の戸寺バス停とした。
戸寺バス停のすぐそばには調味料の専門店があり、広い駐車場もある。今回はその一角で少し準備をさせてもらってから登山を始めた。
雨の中、標高のわりに急な山道を進んだ。レインスーツを着ての行動は暑く、思った以上に汗をかき、疲労も早く訪れた。水は1.5リットル持参し、こまめに飲んだ。すべて飲みきったわけではないが、節約するように意識して、あえて残した部分もある。もう少し持っていったほうが安心だ。
そして、6月の雨の山道といえば、あの“お約束”。案の定、やられた。しかも2カ所──首とふくらはぎ。被害に遭ったのは金毘羅山への登りだと思われる。
そんな目にあいながらも山に登るとは、我ながら物好きだと思う。そんな物好きはこの山域には少ないのか、結局、道中では誰一人として登山者に出会わなかった。
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