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Yamareco

記録ID: 8290977
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

津軽半島 袴腰岳 藪漕ぎアドベンチャー

2025年06月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:17
距離
7.1km
登り
714m
下り
723m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:19
休憩
1:59
合計
6:18
距離 7.1km 登り 714m 下り 723m
7:27
22
スタート地点
7:49
7:50
32
8:22
8:42
36
9:56
10:01
28
10:29
11:07
17
12:12
12:48
29
13:17
28
13:45
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回スタートした場所よりまだ先まで車で行けます
コース状況/
危険箇所等
登山口がまずありません。崩落してさらに藪が酷く、地形図と実際の地形が微妙に違っていて初見殺しだと思いました。
c450あたりからササが細くなり少し楽になります。
山頂稜線まではほんのり踏み跡があり、藪としてはまだ楽な方かなと思います。
山頂稜線は細尾根かつ藪なので、足元には充分気をつけて。
ワンミスが命取りになりそうなところでした。

マダニがめちゃくちゃいました。
休憩するとどこからともなく現れて体に付いてくる。
私は帰宅後、背中にマダニが噛み付いていて、無理やり剥がしましたが(綺麗に取れた)気持ち悪すぎました。
人生初です。
本日の出陣メンバー
本日の出陣メンバー
割と手前で車を停めましたが、もっと奥まで行けたようです。
割と手前で車を停めましたが、もっと奥まで行けたようです。
こちらが本日登る袴腰岳
2025年06月14日 07:31撮影 by  iPhone 14, Apple
1
6/14 7:31
こちらが本日登る袴腰岳
これが津軽半島最高峰の丸屋形岳
2025年06月14日 07:32撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 7:32
これが津軽半島最高峰の丸屋形岳
丸屋形岳の山肌に地層マニアが喜びそうなものがあった
2025年06月14日 07:37撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 7:37
丸屋形岳の山肌に地層マニアが喜びそうなものがあった
林道沿いにあった滝。葉で見えませんが結構な落差あり。
2025年06月14日 07:38撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 7:38
林道沿いにあった滝。葉で見えませんが結構な落差あり。
林道は崩落しているそうなので途中から右手の道(砂防ダムを作っているみたい)で沢に降りて行きます
林道は崩落しているそうなので途中から右手の道(砂防ダムを作っているみたい)で沢に降りて行きます
ヤグルマソウ
2025年06月14日 07:50撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 7:50
ヤグルマソウ
タニウツギ
2025年06月14日 07:50撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 7:50
タニウツギ
山頂は遥か彼方
あそこまで藪漕ぎかあ
2025年06月14日 07:52撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 7:52
山頂は遥か彼方
あそこまで藪漕ぎかあ
なんじゃこりゃ〜なV字渓谷。この沢をしばらく登らねばなりません。
なんじゃこりゃ〜なV字渓谷。この沢をしばらく登らねばなりません。
右岸の滝。林道は無くなってそうだ。
2025年06月14日 07:58撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 7:58
右岸の滝。林道は無くなってそうだ。
道なき道、というか沢を行く。水流の岩はつるっつるです。
道なき道、というか沢を行く。水流の岩はつるっつるです。
沢の両サイドとも地盤が脆く急なので、一体どこから取りついて良いかわからない。地形図と微妙に地形も違う。
沢の両サイドとも地盤が脆く急なので、一体どこから取りついて良いかわからない。地形図と微妙に地形も違う。
ようやく突破口を見つけ、笹藪へ。かなりの太さでこの先しばらく写真撮る余裕なし。
ようやく突破口を見つけ、笹藪へ。かなりの太さでこの先しばらく写真撮る余裕なし。
沢登りの詰めみたいな感じ
沢登りの詰めみたいな感じ
平坦になってきました。登山道だったところの踏み跡をなんとか見つけました。ピンクテープところどころあり。
2025年06月14日 08:47撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 8:47
平坦になってきました。登山道だったところの踏み跡をなんとか見つけました。ピンクテープところどころあり。
匍匐前進あり
2025年06月14日 08:57撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 8:57
匍匐前進あり
ほんの少し開けた場所でエネルギーチャージ。
私は冷凍ストックのコシアブラを混ぜたおにぎり♪
ほんの少し開けた場所でエネルギーチャージ。
私は冷凍ストックのコシアブラを混ぜたおにぎり♪
あっ銀ちゃんみっけ
2025年06月14日 09:50撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 9:50
あっ銀ちゃんみっけ
ようやく笹が細くなってきました。さっきまでのハード笹と比べたら高速道路に感じます。
ようやく笹が細くなってきました。さっきまでのハード笹と比べたら高速道路に感じます。
再び傾斜がきつくなってまいりましたが、掴める笹があるだけありがたい。かなり楽しいです。
2025年06月14日 09:59撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 9:59
再び傾斜がきつくなってまいりましたが、掴める笹があるだけありがたい。かなり楽しいです。
周囲の景色に少しずつ高度感が出てきました
2025年06月14日 10:02撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:02
周囲の景色に少しずつ高度感が出てきました
途中の展望スポットから下北半島と北海道が見えた!
2025年06月14日 10:03撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:03
途中の展望スポットから下北半島と北海道が見えた!
振り返るとこんな感じ
2025年06月14日 10:04撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:04
振り返るとこんな感じ
奥に大尽山〜釜臥山のシルエット
2025年06月14日 10:10撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:10
奥に大尽山〜釜臥山のシルエット
展望スポットより
2025年06月14日 10:11撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:11
展望スポットより
急斜面に生えるタニウツギの花が良いアクセントになっています♪
2025年06月14日 10:17撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:17
急斜面に生えるタニウツギの花が良いアクセントになっています♪
切れ落ちている足元が見えないため、気を使いました。
2025年06月14日 10:17撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:17
切れ落ちている足元が見えないため、気を使いました。
鯨のような鯛島が見えた!
2025年06月14日 10:19撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:19
鯨のような鯛島が見えた!
振り返る。すごいところを歩いてきているな。
2025年06月14日 10:27撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:27
振り返る。すごいところを歩いてきているな。
スタートから3時間ほどで山頂に着きました。畳一畳ぶんほどのスペース
2025年06月14日 10:29撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:29
スタートから3時間ほどで山頂に着きました。畳一畳ぶんほどのスペース
背後に落ちないようにささっと記念撮影
2
背後に落ちないようにささっと記念撮影
東北100名山最難関レベルの登頂に喜ぶ皆さん
東北100名山最難関レベルの登頂に喜ぶ皆さん
もう少し先へ行ってみました。藪に覆われていたので、灌木に登って景色を見ました。
2025年06月14日 10:53撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 10:53
もう少し先へ行ってみました。藪に覆われていたので、灌木に登って景色を見ました。
木無岳かな。帰宅後に地形図見て気づきましたが、さらに左隅のP637は周囲を山に囲まれていて、ここを見たって実は相当レアな体験では。
2025年06月14日 10:51撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:51
木無岳かな。帰宅後に地形図見て気づきましたが、さらに左隅のP637は周囲を山に囲まれていて、ここを見たって実は相当レアな体験では。
坊主岳
2025年06月14日 10:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 10:53
坊主岳
再び山頂を通過して下山開始。くだり藪はあっという間でした。
2025年06月14日 11:03撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 11:03
再び山頂を通過して下山開始。くだり藪はあっという間でした。
ツリバナ。大好きなので花のアップ写真を試みるも、ピントが悉く合わず残念。
2025年06月14日 11:41撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 11:41
ツリバナ。大好きなので花のアップ写真を試みるも、ピントが悉く合わず残念。
薮に気を取られがちですが、周囲は大変美しいブナの原生林。
2025年06月14日 11:47撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 11:47
薮に気を取られがちですが、周囲は大変美しいブナの原生林。
変わったブナの巨木を見つけました
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変わったブナの巨木を見つけました
樹齢150年くらいありそうな2本のブナ、これが実は根元は完全に一つになっており。。。
2025年06月14日 11:57撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 11:57
樹齢150年くらいありそうな2本のブナ、これが実は根元は完全に一つになっており。。。
反対側もしっかりくっついて一つの木になっていました。不思議!
2025年06月14日 11:57撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 11:57
反対側もしっかりくっついて一つの木になっていました。不思議!
一応たけのこ取りが目的だったのですが、時すでに遅し。
サーベルになっていた。
一応たけのこ取りが目的だったのですが、時すでに遅し。
サーベルになっていた。
少しでも藪の薄いところを、と彷徨っていたら偶然見つけたサルメンエビネ。
2025年06月14日 12:09撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 12:09
少しでも藪の薄いところを、と彷徨っていたら偶然見つけたサルメンエビネ。
これは嬉しい!
脱出路を往路と違うルートを取ったところ、最高レベルの激ヤブでしたが短時間だったので楽しめました。笑
写真はようやく脱出したところ。
脱出路を往路と違うルートを取ったところ、最高レベルの激ヤブでしたが短時間だったので楽しめました。笑
写真はようやく脱出したところ。
しかしここからまた灼熱のぐちゃぐちゃゾーン
しかしここからまた灼熱のぐちゃぐちゃゾーン
あまりに暑くて顔を洗います
2025年06月14日 12:51撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 12:51
あまりに暑くて顔を洗います
我が道を行く人
(しかし右岸もハードだったそうだ)
2025年06月14日 12:57撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 12:57
我が道を行く人
(しかし右岸もハードだったそうだ)
私は長靴だったので水流沿いを降りました
2025年06月14日 13:01撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 13:01
私は長靴だったので水流沿いを降りました
振り返る。ここは晩秋の方が快適だろうな。
2025年06月14日 13:08撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 13:08
振り返る。ここは晩秋の方が快適だろうな。
ツルアジサイが咲いていました
2025年06月14日 13:14撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 13:14
ツルアジサイが咲いていました
ミツバチグリ?
2025年06月14日 13:42撮影 by  iPhone 14, Apple
6/14 13:42
ミツバチグリ?
やまぴさんがキンキンに冷えたノンアルビールをご馳走してくれてかんぱーい
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やまぴさんがキンキンに冷えたノンアルビールをご馳走してくれてかんぱーい
余談。5年ほど愛用していた長靴がだいぶボロになったので、今回で最後となりました。全く同じものを買い直しました♪
2025年06月14日 16:19撮影 by  iPhone 14, Apple
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6/14 16:19
余談。5年ほど愛用していた長靴がだいぶボロになったので、今回で最後となりました。全く同じものを買い直しました♪
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め サングラス タオル ツェルト ナイフ 虫除けネットとスプレー スリングカラビナ 電子ホイッスル クマ撃退スプレーほか

感想

山友の八戸山水会やまぴさんにお誘いいただき、たがじょからはふくろうとzakuさんが参戦しての藪漕ぎ道場。

序盤からなかなかのカオス地形でした。
中盤はゴン太ササ藪をあざだらけになりながら突破。
途中のブナ林は大変美しい。
後半は笹は細くなったものの、急登や細尾根(冬は難易度高いナイフリッジになりそう)のスリリング藪。
そして極め付けはマダニ地獄で、私はついに人生初のマダニ被害を受けました。
帰宅してすぐ、背中についているのを娘が発見、即除去で事なきを得ず(今のところは)

アドベンチャーと最果て感の両方を楽しめ大満足です。
次は晩秋に別ルートを使った周回をやってみたいです。





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