朝日岳《寸又三山》


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,528m
- 下り
- 1,528m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 寸又峡温泉光山荘に日帰り入浴 |
写真
感想
寸又登山の最後は寸又三山第2位の朝日岳(1,827m)に登った。朝5時丁度に駐車場を出発し温泉街とは反対方向“グリーンシャワーロード”と名付けられた遊歩道で外森山東側を進み寸又川の河原近くまで下りた。長い吊橋の猿並橋(さんなみはし)を渡ると朝日岳登山道が始まった。川面から一挙に立ち上がる連続急登の登山道で標高差1,400mを登る。100mも登ると寸又川左岸林道と交差した。登山ポストがありノートに記帳するとノートには昨日も数人の登山者の名が記され登山者のあることを示していた。この林道は営林署の許可車のみ通行できるそうで、一般車は一切入れない。しかし無法な単車が進入するようでこの日も数台の単車が上って行った。紅竹の親爺さんの話によると数人でゲートの隙間を担ぎ上げるそうで小型の単車が横行しているそうだ。
本格的な登りが続き標高が1,200m位に達すると尾根を一つ移動するトラバース道で若干下り気味に進んだ。尾根の先端に出ると“合地ボツ”と標識のある地点(1,232m)に出た。意味不明の名前だが墓石のような道標に花を供える穴もあり不思議な感じがした。南西に伸びる尾根に乗っかると傾斜が緩やかになりなだらかな尾根歩きとなった。標高1,400m位の処にアカヤシオの群落があり、丁度満開で美しい。シロヤシオもあるそうだが、すべて“赤”だった。その先、1,435mの標高点で前面の展望が開け始めて朝日岳の姿を望むことが出来た。暫く続いたなだらかな道も終わり再び急登となり山頂まで続いた。標高1,750m位の所に“栗山沢の頭”の標識が立っており、“山”だと思っていたがピーク性はなく、単なる谷の源頭のようだった。
朝日岳の山頂域はシラビソであろうか苔むした倒木が散乱し歩き辛い。駐車場から2時間50分、コースタイムの半分強で山頂に達した。小さなデイパック一つで身軽だったのが昨日までと大違いだ。この先稜線は大無限山に繋がり、地形図には登山道が記されているが、山頂から先は踏み跡もなく、勿論指導標もない。しかし縦走マニアとしては歩いてみたい衝動に駆られる。この山にルートのバリエーションはなく来た道を引返すしかない。合地ボツを過ぎ標高が1,000mを切ると初めて登山者と出会った。アカヤシオが綺麗だった事を伝えるとかなり期待を持たれたようだ。その後10人弱のグループともすれ違い、結構賑やかになった。猿並橋から先は温泉街の方へ回り、9:50開店早々の紅竹に寄り親父さんに挨拶し、美味しかった“とろろざるそば”を再び賞味した。このあと汗を流しに“光山荘”に立ち寄り「こうざんそう」ではなく「てかりさんそう」と読ます所が登山者を喜ばせてくれた。
3日間天候に恵まれ寸又三山を制覇し達成感を持って帰路に着いた。東名・名神を走り京都に戻る途中で雨が降り出し、関ヶ原あたりから結構激しくなった。心配していた渋滞も大したことはなく6時間半で帰ることが出来た。
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