山行記録: 寂地山《山口県最高峰》

記録ID: 8280434

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

中国山地西部

寂地山《山口県最高峰》

2005年06月05日(日) [日帰り]

島根県広島県山口県

山キチどん

GPS: --:--
距離: 19.6km
登り: 1,686m
下り: 1,353m

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コースタイム

日帰り

山行: 5:43
休憩: 0:39
合計: 6:22

4:35

66分

寂地狭駐車場

5:41

37分

河津分れ

6:18

6:26

27分

容谷山

6:53

6:55

33分

河津分れ

7:28

7:33

7分

右谷山

7:40

8分

錦岳

7:48

7:51

27分

みのこし峠

8:18

15分

南寂地山

8:33

8:42

24分

寂地山

9:06

25分

後冠山

9:31

9:43

26分

冠山

10:09

48分

土滝山

10:57

松の木峠

天候	曇り一時雨
過去天気図（気象庁）	2005年06月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車登山口：寂地狭駐車場下山口：松ノ木峠から自転車で寂地狭駐車場アクセスを調べる my出発地登録

写真

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右谷山(1,234m)
容谷山山頂より

2005年06月05日 06:19撮影 by E990, NIKON

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6/5 6:19

右谷山(1,234m)
容谷山山頂より

容谷山(1,032m)山頂

2005年06月05日 06:20撮影 by E990, NIKON

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6/5 6:20

容谷山(1,032m)山頂

右谷山(1,234m)山頂

2005年06月05日 07:24撮影 by E990, NIKON

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6/5 7:24

右谷山(1,234m)山頂

2005年06月05日 07:53撮影 by E990, NIKON

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6/5 7:53

寂地山(1,337m)山頂

2005年06月05日 08:31撮影 by E990, NIKON

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6/5 8:31

寂地山(1,337m)山頂

冠山(1,339m)山頂
1等三角点「冠山」

2005年06月05日 09:37撮影 by E990, NIKON

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6/5 9:37

冠山(1,339m)山頂
1等三角点「冠山」

鬼ヶ城山(1,031m)、羅漢山(1,109m)

2005年06月05日 10:11撮影 by E990, NIKON

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6/5 10:11

鬼ヶ城山(1,031m)、羅漢山(1,109m)

撮影機器：

E990 NIKON

感想

山キチどん

　寂地峡の駐車場で車中泊をして朝3:30起床、若干雲はあるが星空で今日は晴れそうだ。4:35薄暗い中歩き出すと何時しか雲が空を覆っていた。寂地峡の一本西の浦石峡に回りこみ林道を遡った。遥か下だった谷が林道に近づいてくると、木の目滝への分岐を見落とさないように注意深く探した。容谷山への谷筋急登ルートがあるはずだ。暫く歩くと左手に「下木の目滝」と書かれた看板があり態々ふりがなを振って「しもきのめだき」とあったのでこれは「下へ行けば木の目滝」と云うのではなく固有名詞だと判断し先へ行ってしまった。結果これが間違いで地形図を見ると分岐を通り越し右谷、左谷の分岐に達してしまったらしい。
　戻るのも気分が乗らずそのまま河津分れ経由で容谷山はピストンすることにした。駐車場から1時間で稜線上の河津分れに達し、左に折れて容谷山を目指した。いきなり深い藪で、昨日雨が降ったようで下草はたっぷり水分を含みズボンを一挙に濡らしてしまった。雨具をつけるタイミングを失し濡れついでにそのまま進んだ。アップダウンもそこそこあり、稜線はずっと樹林帯だった。右に小五郎山への分岐がある筈だが往復とも分らず仕舞いだった。軈て右手に「木の目滝へ（急坂）」という小さな標識があり当初の予定で登って来るはずの道が下に続いていた。最後の急登で容谷山(ようたにやま1,032m)山頂に到着した。
　容谷山には3等三角点「要谷」が置かれ、山頂からは東面が開け右谷山や寂地山が見えるはずだが両方とも山頂には雲が掛かっていて見えなかった。昨夜聞いた天気予報では晴れで軈て回復するものと信じたい。河津別れに戻り1時間10分のピストンを終えた。稜線を直進し、いよいよ縦走の稜線に入り右谷山への登りに掛かった。すぐに雲の中に突入し周りは真っ白、樹林帯の登り30分で右谷山(1,234m)山頂に達した。3等三角点「鳥座」があるが、山頂も樹林帯の中で展望はなかった。南に寂地峡と裏石峡の間の尾根を下るルートを分岐した。縦走路は北東へと進み鞍部から上り返したところが錦岳(1,260m)、山口県錦町の山で町の名が付きもっと大事にされてしかるべきなのに地形図には山名が無視され、山頂標識も無かったのは残念!
　標高差140mを下ると“みのこし峠”で寂地峡からのメイン登山道が上がってきた。更に踏み跡は明瞭になり長い登りをなだらかに進んだ。南寂地山(1,309m)を越えた次の鞍部は寂地林道から続くルートと合流する乗越しだ。最後の登りをこなすと寂地山(1,337m)山頂に達した。山口県の最高峰で山頂には「昭和38年山口国体の炬火採火の地」の石碑が建ち、傍らに崩れかけた小さな祠があるった。ここにも神が宿るのだろうか?
　ガスの中かなり湿っぽかったが終に小雨模様になってきた。長居もならず10分程の休憩の後、東に向けて歩行再開、なだらかな稜線歩きで山頂が特定できなかった後冠山(1,303m’)を通り縦走路が南向きになると左手に冠山への分岐が現れた。分岐に入り北東に進むと20分程で冠山(1,339m)山頂に達した。ここは広島県吉和村で、他と区別するため“安芸冠山”とも呼ばれる。1等三角点「冠山」があり円錐形の美しい形をしていた。山頂付近にはサラサドウダンが花を付け写真を撮る2人組、この日初めて出合った人達だった。
　分岐に戻りすぐのピークが土滝山(1,281m’)で山頂標識などはなくそのつもりで歩かないと分らないままに通り過ぎてしまいそうだ。この後は長い尾根を只管下った。中国道の冠山トンネルの上を越え国道434号線の最高点松の木峠に到った。3.4㎞の道程だった。下り道では30名近い団体さんの他、個人登山者が沢山登ってきてどんどんすれ違った。冠山までの静けさは吹っ飛んだ。標高が下がると雨も止み雲の下に出て視界も広がった。10:57松の木峠に到着、昨日デポしておいた自転車に乗り寂地峡の駐車場に11:12戻った。今日はこれでは終わらず、約50㎞移動し恐羅漢山に向った。

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