三瓶山《日本二百名山》
島根県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 987m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
下山口：北の原青年の家から自転車で定の松へ返る |
| その他周辺情報 | 三瓶温泉国民宿舎￥500 |
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日付が変ってすぐの0:30自宅を出発し、深夜の中国道を走った。今日は折しもサッカーワールドカップ最終予選、バーレーンとの決戦日1:30からニッポン放送で中継が入るが山間地で非常に電波状態が悪く断片的にしか聞き取れずもどかしい。それでも勝利の興奮が眠気を覚ましてくれ400�匱紂�5時間の走行で三瓶山・北の原青年の家に到着した。下山地点の北の原青年の家に自転車をデポし登山口の“定の松（さだめのまつ）”に向かった。江戸幕府初期石見銀山を管理した大久保長安が一里塚の基点とするために植えたと伝えられる樹齢400年の松2本は三瓶高原のランドマークとなっていた。
昨夜の予報では晴れる筈だったのに三瓶の山頂は雲が掛かっていた。そのうち晴れるだろうと高を括り6時丁度歩行を開始した。西の原コースと呼ばれる牧場内の草原を進み山裾に達した。山麓を巻いて来た中国自然歩道と合流し更に10mも行くと営林休憩所がありその前が男三瓶山方面と子三瓶山方面の分岐点だった。右側の扇谷を登る“扇谷コース”に入り鬱蒼とした樹林帯を進んだ。レンゲツツジやタニウツギなどが咲き目を楽しませてくれた。
稜線に達し左に行けば男三瓶山、直進すれば室ノ内（むろのうち）と呼ばれる火口に下りる道となるが、右に折れ火口を周回して男三瓶を目指すべく南に進んだ。すぐに赤雁山(879m)が目の前にあるが東を巻く。登山道はなく南の端から10mほど藪を漕いで登頂した。山頂標識はないが360°の展望がある筈だが周りの山は雲に覆われ何も見えなかった。露に濡れズボンはびしょびしょ。すぐに下り、子三瓶山(961m)への登路を進んだ。標高差100m程の登りで山頂に達するが遂に雲の中に没し視界は50m程度となった。山頂標識が立っているが本当の山頂ではなく西へ50mほど行った所が最高所だ。そこには本格的な山頂標識があり、木立もなく天気が良ければと惜しまれた。
南東方向へ下ると孫三瓶山との鞍部“風越” で、更に室ノ内への道を左に見て孫三瓶山に登り返した。ガスがさっと流れ一瞬だったが孫三瓶と室ノ内池が姿を現した。孫三瓶山(907m)山頂からは、子三瓶が時折その輪郭を見せるようになるが、なかなかシャッターチャンスは訪れなかった。東に進み鞍部の奥の湯峠からも室ノ内の道が分岐するが稜線を真っ直ぐ東に進んだ。徐々に北に方向が変わりピークに達すると大平山（たいへいざん854m）山頂。広い山頂はよく整備されている。山頂近くまでスキーリフトがあり夏も観光客を運んでいる。リフト駅から太平山、女三瓶山までは登山道が石畳等で完璧に整備され営業の始まる9時以降は大変なことになるだろう。
太平山と女三瓶の鞍部には室ノ内池展望台があり立寄るが池は全く見えない。その横に下に降りる道があるが見送り女三瓶山(957m)に登った。山頂部は電波塔が鬼の角の如く立っていた。フェンスで囲まれたものが多く、南西方向には東の原スキー場が広がっていた。その頂部の太平山の向こうには日陰山(697m)も望めた。朝食の続きのような食事に40分の大休止をしていると上空に青空が覗き一瞬男三瓶山の山頂も姿を現した。孫三瓶、子三瓶は殆ど完全に雲を払い天候回復の期待が高まった。
歩行を再開し男三瓶への登路を行くと小さなピークに兜山（約905m）の標識があり、振り返ると女三瓶山が大きかった。ここで初めて登山者と出会った。北の原から登って来たカメラマンで大きな三脚を担ぎ花の写真を撮っているそうだ。このあたりもレンゲツツジやタニウツギが沢山咲いていた。ユートピアと呼ばれるガレ場を越え登り詰めると三瓶山主峰、男三瓶山(おさんべさん1,126m)に達した。1等三角点「三瓶山」があり、遮るもののない景色が広がる筈だが、雲の中にひっそりと佇むのみ。山頂域には避難小屋や展望台もあり結構広い。
下山は3ルートあり西の原、姫逃池、名号の各コースだが、自転車デポ点の名号コースを下った。ブナ、ミズナラの原生林でシダ植物が地面に繁茂し鬱蒼としていた。登山口直前で2人目の登山者、東京から来たと言う65才の男性に出会った。200名山を目指しているそうで百名山は終了し三瓶で166山目だそうだ。しばし立ち話の後青年の家登山口に下山した。自転車に乗り姫逃池に立ち寄った。カキツバタが池の畔に咲き乱れ、芝生の広場では高校生が連凧揚げに興じ、駐車場にはこれから三瓶に登るというご夫妻、長閑な休日の風景が広がっていた。
自転車6�劼料�行で定の松に戻り、南山麓にある三瓶温泉の国民宿舎に立ち寄った。露天風呂だけでも湯船が5つ、しかも入浴料は500円と格安でゆっくり汗を流すことができた。翌日は山口県の寂地山に登るので、135�劼琉榮阿箸覆辰拭�まだ時間が早いので高速道路は使わず一般道を走り3時間で寂地峡の駐車場に到着した。17:30を過ぎると誰もいなくなり、無料休憩所で夕食を食べると、合計550�劼留薪召氾仍海糧茲譴�らまだ明るいうちに早々と眠りに入った。
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