笠取山


- GPS
- 04:37
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 741m
- 下り
- 740m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:37
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
会に入る前の2017/9/10、甲武ヶ信岳に登った時、ゴール手前の少しの間、たまたま一緒に歩いた、秩父にお住まいの山岳ガイド風イケメンさんからいろいろ山話を伺う中で、笠取山を勧められたことがあった。笠取山の何が良いのかまではその時は聞かなかったのだが、それ以来ずっと頭の片隅にあり、今回行ってみることにした。で、ようやく笠取山の魅力を実感することとなった。
数々の魅力や笠取山の特徴はとても書ききれないので、下記リンク先がよくまとまっていると思う。ご参考までに。標高差もあまりなく、傾斜の緩やかな道が多いので、物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、実際に行ってみて笠取山の独特な雰囲気を実感してみては?と思います。
山と渓谷オンライン
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1848
【備忘録】
・日も長い時期だし、のんびりスタートのつもりで遅めに出発。百名山でもないし、と8時過ぎに作場平駐車場に着いてみたら、なんと満車。。かろうじて駐車場の端っこのスペースに滑り込ます。危なかった。。
・麓の方は、春蝉の大合唱だった。これも会に入る前に三つ峠山の麓で、初めて聞いた時の衝撃を今だに忘れられない、大好きな音。
・1時間15分あまりで、すぐに笠取小屋に到着。テン場は、この日は3張り程であったが、30は張れるそう。少し開けた平らなところで、山の中と言うより、キャンプ場に近い雰囲気。小屋は、営業小屋で営業期間中であったが、この日はお留守のようだった。
・入山から山頂付近まで、わりと傾斜の緩い道が続くのだが、笠取山山頂直下だけは傾斜がキツく、下から見ると聳え立っているように見える。それを登る手前から視界は開け、西側にかけての稜線は開放的で、奥多摩・奥秩父最大の明るい草原なのだそう。草原の中、道は雁坂峠を経て、甲武信ヶ岳に繋がっている。この辺りの稜線を繋げたい願望を持つ山友が何人かいるのだが(いわゆる奥秩父主脈縦走路ってやつですね)、その気持ちわからなくもないなと思った。
・前日の土曜日から針ノ木岳に行く予定でしたが、気温が下がり雪が降る程天候が悪かったため、中止にした。この日の奥秩父も、晴れ間もありましたが雲が多めで涼しく、山頂からの大菩薩嶺と富士山のコラボ景色は、残念ながら見れませんでした。
・水干(みずひ)と呼ばれる多摩川の最初の一滴が滲み出る場所が見所の一つになっています(ちなみに近くの甲武ヶ信岳にも信濃川源流がある)。その前後はミツバツツジの群生地で、背は高いが、まるで九州のミヤマキリシマのピンク山にいるような気分を味わえた。
・ルートにはたくさんの沢が近くを流れていて気持ちがよく、水の豊かさを感じた。笠取山山頂付近は、多摩川、荒川、富士川の分水嶺となっており、山梨県と埼玉県の境ながら、南斜面の山林は東京都水道局の管理となっている。そのため、人工度の高い所もあるが、堰堤などの大きな土木建築物はなく、自然のままに守られている所も多い。倒木や岩にむしている苔が美しく、遥かな時の流れを感じさせる。唐松や檜の針葉樹の人工林もあるが、ブナ、ナラ類、楓類、ダケカンバなどの広葉樹の自然林も豊富で、明るい森に癒された。この時期の新緑と木の花の彩りも美しいが、秋の紅葉の時期もさぞかし美しいだろうと思う。
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