大山 ~高校総体・雨の中、生徒の後を黙々と歩く~



- GPS
- 05:48
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 883m
- 下り
- 888m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:49
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨が降り続いていたので、山頂への登頂はあきらめて、五合目すぐ上の行者分かれで下山しました。風はほとんどありませんでした。 |
その他周辺情報 | 中の原スキー場の大山ビューハイツと山の宿 中の原ぎんれいにはあれこれとお世話になりました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
帽子(ハット)
登山靴
サブザック(19L)
昼食・非常食(シリアルバー・野菜ジュース)
行動食(飴)
飲料(麦茶600mL水600mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
カメラ
サブバッテリー
腕時計
手拭い
ファストエイドセット
|
---|---|
共同装備 |
小電力デジタル無線
|
備考 | 雨具を装備していましたが、服も靴の中もしっかり濡れてしまいました。 |
感想
天気予報は雨/曇だったが、雷注意報は未明に解除されていたので、高校総体登山専門部の登山大会は決行された。ただし、山頂への登頂は断念して5号目の行者別れ分岐で下山するというルート変更が行われた。また、テント設営は行ったものの幕営は行わず、緊急避難場所として借りていた旅館の施設で宿営したり、審査の一部をカットしたり、いろいろとプログラムを変更して,運営はその対応に追われていたようだった。ここでは2日目の登山行動について簡単に記録しておく。
男子隊は7時半、女子隊は7時45分の出発だった。雨のため,当初の予定より1時間半遅らせたスタートとなった。風はなく雨も小雨なので歩行に支障はないが、レインウエア(雨合羽)の中は蒸れる。先週,防水スプレーをかけて万全の体制にしていたつもりなのだが,水が入り込んだのか汗なのかびしゃびしゃに濡れてしまった。動いている時はヤケクソになっているからさほど気にならないが、立ち止まって少し落ち着くと身体がどんどん冷えてくる。ゴアテックスの靴は前半はさすがに水の浸入を防いでくれたが、後半になると完全に水浸しになってしまった。
豪円山口から治山道路を突っ切って元谷堰堤まで進み、そこで選手はメインザックをデポし,サブザック行動となった。元谷での渡渉は水量がそれほど増していなかったので特に危険はなかった。そこから行者谷の急勾配のコースに入る。ここは隊行動なので先導の副隊長がペースを適度に調整してくれて、隊列を崩すことなく五合目行者別れ分岐まで登ることができた。
五合目から先でパーティ行動となる。チームごとにペースを調整しつつ読図ポイントをチェックしながら夏山登山道を下る。この雨の中ではあるが、登山道を登ってくる登山者が何組かいたのはさすが百名山ならでは。登山道の丸太階段は思っていたよりは滑らなかった。崩れているところもほぼなく、登山道の整備は行き届いていた。
夏山登山道の登山口と1号目の間で右に折れて佐陀川方向へ進む。左側が切れ落ちた山腹のトラバース道を進み河原に出て再び渡渉、ここも石を上手に辿れば靴を濡らさずに川を越えられる。とは言っても、すでに靴の中は水浸しなのだが。川を超えて舗装道路を少し歩き、大神山神社の長い石畳に入る。石畳と言っても古いものなので凸凹が大きくなかなか歩き辛い。神社の正面を右に折れて、樹林帯の中の行者登山道を元谷方向へ進む。元谷でデポしていたメインザックを拾って治山道路を下り、ユートピア登山口(下宝珠登山口)から谷を下り再び大神山神社へ。今度は参道へは入らず、神社前を通り抜けて中ノ原スキー場へ向かう。下見の時にあった倒木はまだ撤去されておらず、倒れた木の枝を掻き分けてスキー場中腹へ出た。
最後の試練は中ノ原スキー場ゲレンデの直登だ。最終盤に雨の中、メインザックを背負っての単調な斜面の登攀は心が折れそうになる。私がしんがりを務めていたB隊の最後尾パーティーは坂を上るので精いっぱいな様子だった。隊列を整えるどころではなく、あっちに一人、こっちに一人、それぞれが自分の歩き易いスタイル、コース取りで何とか登り切り、何とかリタイアせず、制限時間内に上っていた。天気が良ければゲレンデの最上部からは豪円山や日本海が望めるのだが、この日は霧の中で真っ白、ゲレンデ下の建物さえ見えなかった。一旦上ったゲレンデを下りて、キャンプ場の駐車場でゴールとなった。
大会なので天気に文句を言っても仕方がないのだが、順位や得点を付けるための山歩きは楽しくない。こんな悪コンディションの中の登山ばかりなら生徒も登山から離れてしまうだろう。それでも続けているうち、時折胸のすくような雄大な景色を目にできたり、静寂の中に風を感じたり、友と語らったりすることができればそれが「やってよかった」という達成感になるのだろう。生徒達には登山や野外での活動を通じてそんな良い思い出をたくさん作ってもらいたい。お疲れさまでした。
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