経ヶ岳・赤兎岳《日本三百名山》
石川県
福井県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 2,103m
- 下り
- 1,733m
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| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
自転車
下山口：上小池駐車場から自転車でJR越美北線下唯野駅、タクシーで六呂師自然保護センターに戻る |
| コース状況／ 危険箇所等 |
六呂師温泉￥500 |
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感想
1:10京都を出発し深夜の名神・北陸道を走った。福井インターで下り、国道158号線を走り大野市勝原から県道173号へと進み内波川を遡った。下山口となる最深部の上小池駐車場に4:25到着した。自転車をデポし35�卅�り六呂師スキー場に行くが登山口がよく分からず、4�卍�回り込んだ六呂師自然保護センターから登ることにした。
車道を暫く歩くと左に三角山東登山口の看板があり山道に入った。山頂域のスキー場リフトの終点付近で稜線に出た。西からの登山道と合流する辺りが山頂のようだが標識もなくはっきりしなかった。稜線をどんどん行くと報恩寺林道が交差した。ポケットパーク展望台と言われるところで保月山、経ヶ岳へのメインの登山口となっており登山口の標識も立っていた。したがって三角山は助走のおまけ登山だったことになる。標高差で400m、樹林帯を黙々と歩くこと1時間10分、保月山(1,273m)山頂に到着した。3等三角点「笹谷」があるが展望は一部分だけ。雲が多めでしかも霞んで遠望は利かない。少し下降し急登を登りきると杓子岳(1,450m’)、山頂直前で樹林帯を抜け山頂域は草原で360°の眺めだが、霞みが酷く経ヶ岳の山頂ですらボヤっとしていた。この山域にはツクバネソウやタニウツギ、ムラサキヤシオ、イワカガミなどが咲き花のシーズン真っ只中を感じられる。南に続く尾根と保月山尾根が抱き込む谷は険しい地形を示していた。
杓子岳から北東に進路を変え、一寸したアップダウンを熟し中岳(1,467m)山頂に到った。ずっと草原歩きが続き気持ちが良い。唐谷川ルートが合流する“切窓”と云われる鞍部まで100m程下降した後、経ヶ岳(1,625m)への急登となった。何時しか山頂付近だけ雲に取り付かれ軈てガスの中に突入し視界を奪われてしまった。山頂に到ると2等三角点「経ヶ岳」があったが感激は今一だった。ここで先客のご夫婦、先ほどの林道から登ったそうで、この先の北岳(1,609m)まで行って来るという。
ここまでもたっぷり露を含んだ下草にズボンの裾を濡らされたが、この先は藪が濃くなった。先行したご夫妻は北岳で再び会うと露払いでびしょ濡れ状態だった。六呂師からの登山は通常ここまでで、この先赤兎岳までは殆ど人が入らず藪が登山道を覆っていた。しかし足元の踏跡はしっかりしており、辿って行けば踏み外すことはない。ただズボン、シャツはスズタケ漕ぎで汚れがひどい。途中指導標は一切なく途中にある大舟山(1,431m)のピークも知らぬ間に通り過ぎてしまいそうになった。
赤兎の手前500m程のところで左側から大長山に続く明瞭な道が分岐し、2時間半の藪漕ぎから開放された。現地では大舟山分岐と通称されている。大長山は平成16年2月に関西学院大生14人の遭難事件があり、全員救助されたことで記憶に新しい。大舟山分岐からひと登りで赤兎山(1,626m)山頂に達した。3等三角点「赤鬼山」が設置され山頂からは360°の素晴らしい展望が得られた。大舟山分岐のすぐ下、小原から登ってきた人達で山頂は大賑わい。経ヶ岳ではガスに巻かれたが、曇り勝ちながらも晴れていた。一帯は広々とした草原が広がり高層湿原の赤池を中心として花が美しい。イワカガミ、コバイケソウが特に多く山頂から700m先の避難小屋までお花畑が続いた。
人が来るのも避難小屋まで。この先東へ続く尾根は杉峠を経由して六本檜に達する長い道程で、ばったり人の気配は途絶えたが、比較的道は確りしていた。アップダウンの続く7.4�劼隆屬北召里△觧海藁∪崚道�(1,530m)のみ。稜線の南には打波川を挟み5月連休に登った野伏ヶ岳(1,674m)や願教寺山(1,691m)、さらにその尾根を辿れば白山石徹道の一ノ峰(1,839m)が望めた。
アップダウンを繰り返しながら序々に高度を下げ最低鞍部に到るとそこは杉峠(1,331m)で地形図には北の白峰村方向に登山道が描かれているが、微かな踏み跡のような感じだ。今日は直進しさらにアップダウンを繰り返していると久し振りに人と出会った。上小池から六本檜経由で赤兎山を目指し鳩ヶ湯温泉に下山するという。長い稜線歩きの末、六本檜(約1,415m)に達すると休憩中の男性二人と出会った。鉈と鋸を持参で登山道開拓をしている地元の方だった。この人達のおかげで安全快適な登山が出来るのだ、感謝、感謝！
この稜線を更に進むと昨年歩いた白山石徹道の三ノ峰へ続いている。上小池からの登山者の殆どは三ノ峰へ登るようだ。今日は左に折れて急坂を下り上小池の駐車場へと向った。打波川沿いの林道に下りるといきなり工事のダンプが走去った。上小池刈込池自然研究路の山道に入るとすぐに駐車場に到着した。
上小池駐車場からはデポした自転車に乗り35�劼瞭残�を六呂師へと戻った。県道とR158の比較的しっかりした道で、JR越美北線の下唯野駅までは略一貫した下りで標高差700mを下った。途中鳩ヶ湯温泉の前を通るが日帰り入浴は14時までしかやってない。下唯野駅前の踏切を渡るとこの先は上り坂、疲れた身に16インチの自転車で、あと9�夘弦盧�300mの登りは無理! ギブアップしタクシーのお世話になった。運転士に六呂師温泉の様子を聞くと手前のスキー場内にある温泉は加温しているが、奥にある方は源泉そのままと言うことで、そちらへ向かった。入浴料500円で炭酸を多く含んだ泉質で湯冷めしないそうだ。
翌日の登山に備えて勝原スキー場の駐車場で仮眠するが、夕食を作っているとき毒虫に刺されて、手と足それに耳たぶの8箇所が腫れ上がってしまった。20時就寝
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