茶臼岳


- GPS
- 00:59
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 239m
- 下り
- 237m
コースタイム
- 山行
- 0:56
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:00
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
【南下の果て、那須岳への疾走】
次なる舞台は、栃木県にそびえる那須岳。しかし、その道のりは想像以上に長く、運転中に襲い来る睡魔には抗えなかった。気づけば、PAでちょっと休憩のつもりが、ハンドルを握ったまま束の間の眠りに落ちていたのだ。この昼寝が、まさかの仇となる。
ロープウェイ山麓駅到着時、本日下りの最終運行時間までに下山するには、登山に許された時間がわずか1時間と判明した。片道チケットで潔く下りは歩くか、否か。だが、私の指は、まるで何かに操られるかのように、ボタンを押し、往復チケットを掴んでいた。
【時間との戦い、頂の咆哮】
残された時間は極限まで少ない。私は迷わず、山頂へと続く道をダッシュで駆け上がった。息を切らし、心臓が脈打つ。しかし、その努力が報われたかのように、頂上ではわずかながら時間に余裕が生まれた。私はその短い時間で御鉢を一周した。那須岳の息吹が、全身を震わせる。
【悲劇の連鎖、そして夜の帳】
下山後、翌日の磐梯山を目指し、移動を開始した。だが、運命は私にさらなる試練を与える。立ち寄った温泉に、大切な腕時計を置き忘れてきたのだ。回収のため、既に疲弊した体で、再び200kmもの道のりを無駄に車を走らせる羽目になった。
その無謀な往復が、私の体力を完全に奪い去った。力尽き、磐梯山の登山口にたどり着くことも叶わず、私は途中のPAで、そのまま意識を手放した。夜の帳が降りる中、心にはただ一つの問いが響く。「果たして、明日の朝、私は目覚めることができるのだろうか?」
往復ロープウェイ利用、1800円
平日は下り最終16:20
山バッジはロープウェイ麓駅売店にあり
オリジナルは700円
帰りの温泉、源泉那須山
2025/5/22(木)〜5/25(日)
名古屋5/22→5/23郡山駅 深夜バス7時着(30分前着)9500円、独立3座
郡山駅→安達太良山 レンタカー8:00〜
安達太良山ロープウェイ 往復1800円モンベル割
安達太良山→那須岳 レンタカー
那須岳ロープウェイ 1800円
那須岳→5/24磐梯山 レンタカー
磐梯山→会津若松 レンタカー
会津若松→郡山駅 レンタカー
郡山駅→5/25名古屋 深夜バス10000円独立3座
那須岳が深田久弥の著書『日本百名山』に選定された理由は、安達太良山と同様に、深田久弥が設定した以下の3つの基準を満たしていたためと考えられます。
* 山の品格: 那須岳は、広大な裾野を持つ那須連峰の盟主として、その雄大な姿に品格が認められたと考えられます。特に、活火山である茶臼岳の噴煙を上げる姿は、見る者に強い印象を与えます。深田久弥は、「那須岳は茶臼岳、朝日岳及び三本槍岳の三つの山を指している」と定義しており、これら複数の山の集合体が織りなす景観全体が評価されたと見られます。
* 山の歴史: 那須岳は古くから信仰の山として知られ、多くの人々に親しまれてきました。修験道の場としても栄え、山頂には祠が祀られるなど、人々と山との精神的な結びつきが深く、歴史的な重みを持つ山として評価されました。
* 個性のある山: 那須岳は、その独特な地形と自然環境に顕著な個性があります。
* 活火山としての特徴: 茶臼岳の噴煙や、火山活動によって形成された荒々しい岩場、ガレ場は、他の山にはないダイナミックな景観を作り出しています。周辺には硫黄の採掘が行われていた歴史もあり、火山の息吹を肌で感じられる点が特徴です。
* 多様な景観: 狭義では茶臼岳を指すことが多いですが、那須岳は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳といった複数の山から成り立っており、それぞれが異なる表情を持っています。茶臼岳の噴煙、朝日岳の岩稜、三本槍岳の穏やかな稜線と広々とした山頂からのパノラマなど、変化に富んだ山歩きが楽しめます。
* アクセスと温泉: ロープウェイで9合目までアクセスできる手軽さも、多くの登山者が訪れる理由となっています。また、山麓には那須温泉郷が広がり、下山後に温泉で疲れを癒せることも、那須岳の大きな魅力です。
深田久弥は、那須岳を実際に訪れ、その多様な魅力を肌で感じた上で『日本百名山』に選定したと考えられます。特に、関東地方の活火山としての存在感、古くからの信仰の歴史、そして複数の峰が織りなす景観の多様性が、那須岳が百名山に選ばれた大きな理由と言えるでしょう。
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