円空仏を訪ねて南木曽町三留野-上田市浦野‐松本市波田


- GPS
- 27:52
- 距離
- 1.4km
- 登り
- 162m
- 下り
- 105m
コースタイム
- 山行
- 0:10
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 2:00
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 10:50
天候 | 初日曇り、二日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
信濃に残る円空仏は多くは無い。今回は江戸からの帰り道にあたるいくつかを円空研究家の清水さんに着いて訪問
5.12 南木曽
かめさんと特急で南木曽へ。少し時間があり桃介橋を往復。岐阜から来た清水、片岡さんの車で、三留野の等覚寺で円空仏を拝見。前もって連絡して撮影。木曽川右岸側の祠にも、その痕跡があったとのことで訪問。
上松でお昼、木曽街道の懐かしきドライブインの話など。円空は尾張藩の庇護を受けていた可能性あり、木曽は守備範囲。御岳登山、木曽駒にも登頂の可能性あり。高速道でイッキに飯縄山の清水さん別宅へ。長野東インターツルヤで食材を買って、清水さんの天ぷら。蕗味噌。片岡さんの持ち寄り料理もうまい。
5.13 上田浦野
上州から保福寺峠へと通る街道で、ここの公民館に残る。馬脊〈ませ〉神社のものを避難した。裏面が割った形の像。町会のお二人と、市の文化財課の人が立会に来てくれた。とても素敵。この周辺に一個しか無いことが気になっていた様子だが、個々を通ったときの円空は結構急いでいたとの仮説を清水さんが語る。
そのあと馬脊神社と薬師堂を訪ねる。保福寺道は、往年の佇まいあり。知らなかった街道だ。子檀嶺岳が真正面で、よい道。
すぐ近くの青木村境を越えて大宝寺国宝三重の塔を見学。その後保福寺峠を目指すが、道路工事の通行止めで戻る。奥の方まで山里が続く住みやすそうな東向きの谷だ。鹿教湯温泉へ超える峠道から鹿教湯温泉に抜け三才山峠経由で松本市中心の浄林寺へ。この寺は秘仏とのことで見学できず。円空は松本へ寄ったことになる。浄林寺は毎日日没とともに鐘を鳴らすお寺。以前住職と鐘のことで世間話をしたことがある。
その後、波田の公民館で展示されている円空像。若沢寺由来とあるので合点がいったが、この由来は確かな証拠は無いとのこと。しかし、多分若沢寺だろう。若沢寺とは明治元年の廃仏毀釈革命で徹底的に破壊された、大伽藍の古刹である。波田の少し入った谷間に、まるで戦国山城のような敷地がある。ここを見学。昨年の春、山スキー担いでここを通って、鉢盛山まで三日かけて縦走した。波田の公民館には若沢寺の遺物が展示してある。若沢寺の遺物は近くの田村堂にもあり。
最期に梓川対岸の山際の真光寺へ。この仏像が避難していた場所。ここも立派な建築の本堂だ。屋根が城のようだ。
下新まで載せてもらって電車で帰る。
若沢寺は今は街道からも平野からも外れているが、信濃飛騨を結ぶ大動脈の脇で山と里の境界だ。坂上田村麿の八〇〇年にまで遡る地の利であり、おそらく円空はここに寄ったのだろう。
研究家清水さんの円空の冒険ブログ
https://shiryoushitsu.jugem.jp/?eid=533とその後三本
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