(6号路-)高尾山(-参道)

- GPS
- 03:19
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 531m
- 下り
- 533m
コースタイム
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 3:14
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
復:京王高尾線 高尾山口駅 9:29乗車 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
|---|
感想
・1月下旬にPCI治療を受けて以降、何度か山城には行ったが、どらくらいのペースで登ることができるのかをちゃんと知っておきたくて、今日は高尾山(初体験)に登ってみることにした。山城だと、どうしても遺構見学やら寄り道やらしてしまうので、自分のペースがよう分からんのよ。で、目安として、心拍数をおおむね120bpm以下に抑えるように歩いてみようと。
・ちなみに、高尾山は初体験(近いんだけど、なんか混雑してる印象があって避けていた)。
・朝イチの6時に高尾山口駅下車。さすがに人はいない。まあ、曇天の平日の早朝だしね。やや肌寒いですが、山歩きにはちょうど良い感じ。
・駅前に何やらスタンプ台が(むむっ、むむむむっ)。見ると、「高尾・陣馬スタンプハイク」なるものが。4/19〜6/30か。スタンプ押して応募すれば抽選で賞品貰えるみたいだが、我らスタンパーにとってはそんなもんどうでもいい。スタンプ台紙とスタンプがあれば、即押すのみ。レッツ、スタンプ!(某ゼルダゲームでそんなヤツいたな)。まずは1つ目を押印。
・ロープウェイの清滝駅前も閑散。ここでもスタンプ押印。
・今回は6号路で登るので、清滝駅の左側にある細い道を進む。さらに進むと琵琶滝水行道場の石柱があり、ここから山道に入っていく。
・表参道(1号路)と違って、こちらは未舗装で、土・砂利・岩・根・沢の道。スニーカーは厳しいのでご注意を(さすがにスニーカーで来る人はいないか)。
・シャガが結構咲いていた。今まで野草や花なんて写真に撮ったことなかったので、どうやって撮影すればいいかよう分からん。これから勉強していきましょう。(もちろん花の名前も分からなかったので、後で自宅で調べた。)
・途中、琵琶滝に立ち寄り。が、施錠してあって近くには行けぬ。やっぱり修行の場だから、パンピーが易々と入れる場所じゃないのね。とりあえずスタンプゲット。
・一か所、斜面が崩れるのを防止するための石垣があった。ふむ、これは野面の乱積みか。隅に算木はない。間詰石もなし。かなり荒っぽいが、なかなか風情があって良い眺め。もちろん城郭遺構じゃないけど、ついつい目が行ってしまうのが城屋の性癖なわけで。
・脈拍の測定はスマートウォッチで(脈を測るためだけに買った)。30秒に1回は時計を見て脈拍数を確認していた。ちょっとピッチを上げたり歩幅を広くしたり、要はペースが上がることを少しでもやったもんなら、途端に心拍が跳ね上がる(スマートウォッチで心拍測定できる方は是非試してみてもらいたい)。結果、常に呼吸を整えた状態で、本当にゆっくりゆっくり歩を進めることになる。
・本当にゆっくり歩いていたので、後ろから来るハイカーさんにどんどん抜かれていった。背後から足音が近づくたびに、振り返って、立ち止まり、道を譲る。登頂するまでに10人くらいには抜かれたかも。
・そりゃあ、抜かれるさ。他のハイカーさんが速いのではなく、こっちが遅すぎるわけよ。もう、ひょいひょいと抜かされて、何人かの方からは「お先に〜」と優しく声をかけていただいた。そのたびに、オレも昔はなあ、などとついつい思ってしまう。自分より年上のお達者な方々(つまりジイさんとバアさんね)に先を越されると、正直に言えば、ちょっと自分が情けなくなってくる。
・入院する前の私は、ハッキリ言ってしまえば"爆速ハイカー"だった。カメラ片手に、ハアハアと息を切らせながら汗だくになって山城の遺構を巡っていた。常に心拍は早く、溜まった乳酸と呼吸を落ち着かせるために立ち止まり、水を一口飲んだらすぐに次の場所に向かっていた。山道を歩いていて、後ろから追い越されることはほとんどなく、いつも「お先に〜」と言う側だった。(なお、ペースが遅い人に対して舌打ちしたことは一度もないが、なかなか道を譲らない人にムッと思ったことは何度かある(笑)。)
・だがもう違う。もう昔のように心臓をバクバクさせながら、スタスタとオラオラと登ることはできない。いくらリハビリしてトレーニングしても、戻ることはない。遺憾ながら、これからは亀の如く、ゆるりゆるりと歩むしかない。
・とはいえ、一方では、良い点があることも歩いているうちにだんだん分かってきた。まず、疲れない。ハアハアと息が切れるどころか、呼吸が乱れることすらまったくなかった(当然である。そういう風に慎重に歩いているんだから)。次に、乳酸がほとんど溜まらない。6号路入口から山頂まで、多少立ち止まりはしたものの、休憩はまったく必要なかった。登頂したときも、このままのペースで城山や景信まで行けるんじゃあないかと思ったくらい。そして3つ目。足元の草木や花に目が向くようになった(笑)。さっきの花、なんて言ったっけ。そう、シャガだ、シャガ(覚えたっ)。あれ見て、あー可愛いなあ、キレイだなあって、素直に思ったもの。ペースが変わると見える風景ってこんなに違うんだな、と。
・そんなことを考えているうちに大山橋通過。ここから先は沢歩きのような場所もあった。むしろ楽しい。そうこなくっちゃ。そのための装備なんだから。
・山頂が近づくにつれて勾配も急になってきて、最後は木組みの通路や階段が連続していた。
・すると、目の前に少し開けた場所が。をを、曲輪ぢゃないか!(いや違う)。
・7時半ごろに高尾山頂に到着。麓に人がいなかったんだから、当然、山頂にも人はいない。個人的には静かだろうがうるさかろうが構わないが、できれば混雑や人込みは避けたいと思っている。やっぱり、早朝に登って昼前に下る、これが鉄則よ。
・予定変更して、このまま城山まで行っちゃおうかと思ったが、いやまて、午後は雨が降るかもしれんし、今日はロングトレイルするために来たんじゃない。邪念を捨てよ。
・で、問題はスタンプ。ビジターセンターが開く10時にならないと押印することができない。代わりに"休業日キーワード"が入口のボードに書いてあって、それを書けば認められるみたい。
・いやいやいやいや、そんなんスタンプ道に反するでしょうよ。いいか、タイミングが悪かったりしてどうしてもスタンプが押せないときだってあるのよ(私も百名城で経験したことがある)。そんなときは潔く諦めよ。運が悪かったと諦めよ。代用のキーワードなんて、神聖なるスタンプ台帳に書けるわけがなかろう。
・どうしても押したけりゃ、また来ればいい、ということで、期限が6/30までだったので、それまでにもう一度、ここに来なければならんことになった。んー、陣馬高原下はちょっと無理だとしても、ここと城山、景信山の3つは欲しいな。次は景信山まで足を延ばしてみようかな。
・なんてことを考えながらベンチに座っておやつの時間。さつまいも(紅はるか)美味し!
・山頂からの景色は、まあ曇り空だからこんなもんでしょ。
・8時前には山頂を辞去。
・下りは参道で戻ることに。薬王院とか仏舎利塔とか蛸杉とか、いろいろコンテンツありますなあ。
・高尾山駅(ケーブルカー)と山上駅(リフト)は同じスタンプですが、前者はインク台が乾き気味で非常に薄いです。押印するなら山上駅の方が良いと思う。
・人がだんだん増えてきて、小学生の遠足集団ともすれ違った。「あっるっこっ〜っ、あっるっこっ〜っ、わたっしはげんき〜っ」(トトロのやつ)とバカでかい声で歌っていた。その歌に偽りなし。君たちは素晴らしいな。その声を世界に轟かせよ。引率の先生方が、すれ違うハイカーに笑顔で挨拶していた。大人のこういう姿を、子供は覚えている。
・下りはそれなりに楽なのだが、どうしても速度が上がってしまい、結果、脈拍が結構上がってしまうことに気がついた。うまいこと歩かんといかんなあ。
・城ネタといえば、参道の途中に「城見台」という場所があった。ここはどうやら八王子城を見渡すことができる場所らしいんだけど、残念ながら樹々によって視界が奪われていた。ちょと残念である。隙間からなんとなくそれっぽいシルエットは確認できた。でもまあ、城好きのためだけにここの伐採を頼むのもどうかとは思う。
・9時すぎに清滝駅着。混んできたなあ。そして高尾山口の方も人がワサワサと。学校行事で来てる人も結構いるなあ(同じジャージの集団がいた)。
・今回最後のスタンプは京王高尾山温泉/極楽湯にて。入口のところにスタンプ台があるので、料金払って中に入らなくても押印できます。
・9:16にゴール。お疲れ様でしたっ。最後まで読んでくださり、ありがとうございましたっ。m(_ _)m
へいきち











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