安達太良山・鉄山



- GPS
- 06:40
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 894m
- 下り
- 895m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:31
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪解けで前日までの雨で登山道はかなりぬかるんでいる。ゲーター・スパッツは必携。残雪が多く所々夏道が見えない場所がある。視界不良時は、地図・GPSで現在地と進路を確認しながら進む必要あり。 |
その他周辺情報 | 駐車場の直ぐ隣にある、あだたら山 奥岳の湯。泉質・露天風呂からの景色はどちらも素晴らしい。JAF割引あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
サーモス
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感想
2018年の春に安達太良山に登った際、強風で行けなかった鉄山山頂と牛・馬の背からの沼ノ平の独特な風景を見てみたいという思いから、久しぶりに安達太良山に向かう事にした。前回も5月中旬だったが、今年は例年以上に残雪が豊富と聞いていて青空と残雪の白のコントラストを楽しむつもりで奥岳登山口に向け車を走らせる。
朝、麓の道の駅で朝食を食べトイレを済ませて出発、7時10分に奥岳登山口の駐車場(スキー場の駐車場)に到着。ザックに必要なものもパッキングして、出発前にトイレを済ませようと周囲を見回すが見当たらない。この時期は山小屋(くろがね小屋)も閉まっていて、下山までトイレは無いと考えていたので、出発前にはしっかり済ませておく必要がある。7時30分を過ぎる頃にロープウェイが動き出したので、乗り口の建物に向かい、従業員の方に尋ね、この屋内にトイレがある事を教えて貰い、一安心で出発準備を済ませ、7時45分にスキーゲレンデ脇の砂利道を薬師岳方面に向け出発する。3分ほどでお知らせが書いてある登山口を通り、薬師岳・五葉松経由のルートに入る。登り始めはスキー場のゲレンデを横切ったりリフトの下を通ったりするが、リフトの降り場を過ぎたあたりから本格的な登山道の登りになる。8時45分に五葉松平に到着、ここから安達太良山の山頂部を見ることが出来た。山頂付近の南側はまだ真っ白な雪がたくさん残っている。五葉松平から上は木々も低くなり、安達太良山から鉄山の稜線を見ながらの緩やかな登りになる。9時ちょうどに祠と鐘がある薬師岳山頂に到着する。ここからはこれから登る安達太良山・矢筈の森・鉄山も一望出来、さらに北側には東吾妻の山並みも見ることが出来る。薬師岳山頂から5分ほど進むと「この上の空がほんとの空です 二本松市」と書かれた木製を柱が立っている。今日の天気は快晴、ほんとの空を実感して安達太良山に向けなだらかな尾根伝いの道をさらに登り続ける。9時36分に仙女平分岐を通過、標高1500mを過ぎるあたりから雪が現れる。周囲が低木の樹林から笹の生い茂る草原に移り、その後広々とした斜面全体が残雪に覆われ白一色の世界に突入する。斜面は広く緩やかな登りで、チェーンスパイクをつける必要も無く、薄茶の一本線のトレースを進む。雪の大斜面を登り切ると安達太良山の山頂はすぐそこ。特徴のある突起状の巨岩が一段と大きくなる。この巨岩直下に立派な山頂標識が立っている。この標識脇にザックを置き、空身で山頂に向かう。蒸気が立ち上る山頂直下を通り、巨岩に取り付く。ハシゴを登り切ると小さな祠と三角点のある安達太良山山頂、時間は10時19分。風も無く360度の眺望は本当に素晴らしい。西側は舟明神山の左上に磐梯山のピラミッドが、右上に飯豊連峰が真っ白な姿を遠く、しかしはっきりと見える。その右手には吾妻連峰の大らかな山々が、手前の鉄山と重なる。南側は和尚山が正面に大きく、その右手にわずかながら水面が見えている。多分猪苗代湖と思う。
山頂での大展望に満足し、ザックを置いた場所まで戻り、次の目的地の鉄山に向け赤茶けた裸地の稜線を北に進む。常に飯豊連峰と吾妻連峰を見ながらの稜線漫歩、牛の背と呼ばれる左右両側がなだらかに落ち込む稜線を進み、矢筈森山頂はパスして、馬の背と呼ばれる、今度は両側がちょっと切れ落ちている稜線に変わる。この馬の背からの左手の景色が今回の山行の目的の1つ「沼ノ平」。爆裂火口で草木は全く無く、周囲の山肌の色合いとも異なる、一種異様な景色を作り出している。沼ノ平の向こうには、左に磐梯山の頭と裏磐梯の秋元湖、右に飯豊連峰と、遠近どちらも素晴らしい景観を楽しみながら鉄山に向かう。鉄山山頂直下は崖状になっていて、一旦山頂を通り越してから引き返しながら登っていく。11時08分に鉄山山頂に到着する。日差しはさらに強くサングラスを外すと痛いくらい光が溢れている。風も無く穏やかな山頂でランチ休憩を取る。吾妻連峰と飯豊連峰を眺めながらカップ麺にサーモスのお湯を多めに入れる。ラーメンの後は菓子パンとコーヒーで寛ぎ、残雪と山腹の地肌の織りなす縞模様と沼ノ平の灰白色、色のコントラストを楽しんでコーヒーを飲み干す。11時47分に鉄山山頂を出発して、矢筈森からくろがね小屋への道に入り高度を下げる。下るにつれ鉄山の東側の崖が覆いかぶさるように目に飛び込んでくる。くろがね小屋近く、雪解けの湿った場所でショウジョウバカマの薄紫の花を見つける。くろがね小屋はまだ営業していないようでトイレも使用不可になっていた。ここからは登山口まで新緑を眺めながら馬車道をゆっくりと下る。14時10分に奥岳登山口に到着、あとは砂利道を駐車場まで歩くだけ。14時16分に駐車場到着、登山用具を片付け、奥岳の湯に車を移動させて温泉に浸かる。奥岳の湯は何といっても露天風呂が素晴らしい。外の景色と温泉の質がとても良く、山行の余韻を楽しむことが出来る。1時間弱温泉に浸かり身も心もリフレッシュして奥岳の湯をあとにする。
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