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Yamareco

記録ID: 8131146
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳(縞枯山・茶臼山・中山)

2025年05月04日(日) 〜 2025年05月05日(月)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:01
距離
13.8km
登り
722m
下り
1,084m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:04
休憩
0:29
合計
3:33
距離 6.5km 登り 302m 下り 414m
11:20
5
11:25
11:26
37
12:03
17
12:20
12:35
11
12:46
12:47
16
13:03
13:10
29
13:39
8
13:47
13:48
14
14:02
14:03
1
14:04
5
14:09
14:10
21
14:31
14:32
4
14:36
14:37
5
14:42
3
14:45
2日目
山行
3:33
休憩
0:59
合計
4:32
距離 7.3km 登り 420m 下り 671m
7:45
34
8:19
8:25
0
8:19
8:25
6
8:31
8:36
53
9:29
9:34
4
9:38
9:56
10
10:06
9
10:15
10:16
7
10:23
5
10:28
10:46
27
12:11
天候 初日曇りから晴れ。風強し。風速10mはあった。
2日目薄曇りから晴れ。風はだんだんおさまってきた。
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
茅野駅から北八ヶ岳ロープウェイ線バス乗車。北八ヶ岳ロープウェイ利用。
帰りは、唐沢鉱泉の送迎車で茅野駅まで。
コース状況/
危険箇所等
踏み抜き注意箇所多数。特に午後は雪が緩んで、踏み跡から左右に逸れて足を置くとつぼ足になり踏み抜く。また、雪が溶けて地面が露出している箇所と雪が残っている箇所がまだらで、チェーンスパイクや軽アイゼンを着脱する場所を見極める必要あり。北側斜面の樹林帯の中は雪が残っているし、所々アイスバーンになっている箇所もある。チェーンスパイクや軽アイゼンを外した後のアイスバーンは、岩や木の根にうまく足を置いて歩くと滑りにくい。
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅付近はもう雪は残っていない。縞枯山展望台付近や麦草ヒュッテ付近も雪なし。中山展望台付近・中山峠への斜面も雪なし。唐沢鉱泉への下りは、チェーンスパイクや軽アイゼンを外した後も北側斜面でアイスバーンが出てきた。
その他周辺情報 唐沢鉱泉日帰りお疲れ様プラン茅野駅まで宿の車で送ってくれる。12:00か15:00で選択。昼食は13:30ラストオーダー。クレジット・電子マネー決済可能。
入浴昼食送りつき5,500円そばうどんカレーなどから現地で選択。
入浴昼食猪鍋送りつき7,700円猪鍋2人前。一人だと9,900円。
入浴お土産送りつき5,500円唐沢売店からセレクトしたお土産付き。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
天池峠先からチェーンスパイク装着
1
天池峠先からチェーンスパイク装着
縞枯山山頂
縞枯山展望台より
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縞枯山展望台より
茶臼山展望台より
茶臼山展望台より
大石峠付近
茶水の森にある池
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茶水の森にある池
麦草ヒュッテ
麦草ヒュッテ付近
麦草ヒュッテ付近
麦草ヒュッテ付近の季節は初夏
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麦草ヒュッテ付近の季節は初夏
白駒荘本館広間で予定調和
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白駒荘本館広間で予定調和
白駒荘の夕飯はいつもながら豪華
3
白駒荘の夕飯はいつもながら豪華
高見石より
中央アルプスかな
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中央アルプスかな
中山展望台より
中山峠上より天狗岳を望む
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中山峠上より天狗岳を望む
唐沢鉱泉への下山路
唐沢鉱泉への下山路
北八ヶ岳に相応しく、苔がいい雰囲気
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北八ヶ岳に相応しく、苔がいい雰囲気
これは、鉱泉の水だよね。鉱物成分をたくさん含んでいそう。
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これは、鉱泉の水だよね。鉱物成分をたくさん含んでいそう。
唐沢鉱泉に到着
烏の行水の後で予定調和
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烏の行水の後で予定調和
ざるそば大盛り。大盛りは+110円。
これで990円はいいんじゃない?
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ざるそば大盛り。大盛りは+110円。
これで990円はいいんじゃない?

装備

個人装備
ドライインナー 長袖シャツ 携帯バッテリー 携帯充電ケーブル ズボン 保険証・財布 バンダナ 帽子 サングラス 予備サングラス グローブ アウター手袋 予備手袋 バラクラバ 靴下 ポリエステルパンツ 心拍数計 ザック 防寒着(ダウン) ツェルト 固形燃料ストーブセット ファーストエイドキット 携帯トイレ 非常食 老眼鏡 近視眼鏡 ドライバッグ大 着替パンツ 着替靴下 着替ドライインナー 着替長袖シャツ 着替ズボン タオル ドライバッグ小 サブバッグorアタックザック ビニール袋 酒ツマミ ウェットティッシュ カトラリー 味噌汁 コーヒー チタンカップ 行動食バックアップ 常備薬バックアップ(芍薬甘草湯・ビタミン類・アミノバイタル) アバンド コンパス ロールペーパー マスク 歯ブラシ ヘッドランプ 予備電池 カメラ用充電ケーブル 携帯バッテリー用充電ケーブル 充電器 カメラ胸部固定具 計画書 地形図 ココヘリ会員証 カメラ ガイド地図(ブック) 登山靴を入れる袋 行動食(塩羊羹・アミノバイタル) 常備薬 日焼け止め ナイフ サコッシュ 筆記用具 携帯充電ケーブル(予備含む) GoPro サーモスにお湯 水0.5L 携帯電話 AppleWatch 昼ご飯(おむすびは保冷バック) 温度計 タッチペン 雪かきブラシ チェーンスパイク アイゼン入れ ソフトシェル
共同装備
ツェルト ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 非常用固形燃料 ポケットストーブ

感想

 さて今回は残雪期の北八ヶ岳。最初は、群馬の山に登って2日目車山高原・美ヶ原へ移動して下山後温泉という構想だった。車でGW群馬旅って話が、計画を詰めようとしているうちにだんだん発散。最終的に、北八ヶ岳を北から南下して温泉に入って帰ってくるプランに落ち着く。ゴールデンウィークの渋滞を避けて公共交通機関+場合によってタクシー利用の算段。白駒荘広間泊を各自で予約。大月まではデッキか通路に立っていく覚悟で座席未指定券を買うつもりだった。行きのあずさ臨時便が空いているのをメンバーが見つけて確保。最後に温泉を鉱泉に変えて計画Fix。唐沢鉱泉へ下山して「日帰りお疲れ様プラン」を予約しておけば、鉱泉に入って昼食を摂った後で茅野駅まで送ってもらえる。ちょうど渋の湯からのタクシー代割り勘とトントン。
 行きの電車の中で、メンバーが、帰りのあずさは大丈夫だろうかと気づき、検索するとほぼ満席。急いで確保。最初は同じ電車は取れなかったけれど、しばらく待つと空席ができ、3人同じあずさを確保。ドタバタながらも、ゴールデンウィークに直前手配にしてはうまくいった。
 標高1,771mの北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅ではさほど寒いというほどではなかった。466m上がって標高2,237m山頂駅に着くと強風も相まってかなり寒い。着込んで手袋もはめて登山開始。山頂駅付近は雪なし。木道が露出している。雨池峠までは雪なし。その先縞枯山への急登でチェーンスパイク装着。身体も暖まってきて春山らしくなってきた。上空では強風が吹いている音がした。
 縞枯山山頂へ着き、縞枯山展望台へ。展望台下でチェーンスパイクを外し、ザック外付けの自作チェーンスパイクケースへ。だいぶ前のヤマレコノートに載っていた記事「ザック外付けのクランポンケースを自作してみました」を参考にしたネット材料の残りを使って、今回チェーンスパイク用にコンパクトなケースを自作。濡れたり泥がついたりしたチェーンスパイクをザックの中にしまいたくないし、ネット材料のケースに入れておくとそのうち乾くし、何よりザックを下さないで着脱できるのが便利。
 縞枯山展望台からの眺め良く。これから登る茶臼山や南八ヶ岳の山々を撮り。
 岩場を降りたところで再びチェーンスパイク装着。縞枯山の南斜面を降りる。縞枯れた鞍部を通り過ぎ、茶臼山の急登へ。茶臼山展望台も雪はなく、風が強い。飛ばされそうになる。ところが、展望台標識のある岩影はビックリするほど風がない。ビバークするときはこういう場所を選べってことなのだろうとメンバー。確かに。
 記念撮影の後、樹林帯を麦草峠へ。茶水の森にある池の先で雪はなくなり、チェーンスパイクをカゴに。国道のメルヘン街道は普通に車が走っている。麦草ヒュッテ辺りはもう季節は初夏といった感じ。樹林帯に入ると再び下は雪。白駒の奥庭辺りは少し木道が露出。で、樹林帯では再び雪。白駒駐車場からの道に合流した辺りで雪はほとんどなくなる。自家用車で来てスニーカーで歩いている人多数。
 白駒荘に到着。荷を置いて、生ビールと缶ビールで乾杯予定調和。新館の広間は夕食の準備を始めるというので、本館の広間でまったりした。窓をプチプチシートで覆い、寒気避けのシートが窓下部に設置してある。断熱対策をしてより暖かくなったというのはこのことか。薪ストーブもあるんだけど流石に新館に比べると寒さを感じる。やっぱり新館にしてよかった。
 空いているうちに早めに風呂に入っておく。この日は宿泊客が多かったようで、ぼくらは夕食18:30からの開始予定。持ってきた酒とツマミで部屋でまったりしていると、18:30前に、食事の用意ができたと呼びにきてくれた。相変わらずの品数で、とても山小屋の食事とは思えない。厳冬期とメニューが変わらない。ただ、牛肉を他の食材に変えてくれないかという要望には今回も応じてくれなかった。牛肉を抜くかどうかの選択肢しかない、というのもどうかなぁ。今回も、他のメンバーに食べてもらうことにした。
 部屋に戻って話をしているうちに寝落ち。
 予定の6:30前に部屋まで朝食の用意ができたと呼びにきてくれた。変わらず品数多し。陶盤に水を張り、固形燃料で卵とソーセージ・キャベツを蒸すように調理したもの。夕食もそうだったけれど、朝食にも生野菜のサラダが豊富。
 トイレ・歯磨きを済ませて出発。すぐに高見石への急登が始まり、チェーンスパイク装着。朝で身体がなかなか暖まらない。高見石小屋に着き、せっかくだから高見石に登ってみることにした。高見石は岩々していて雪はなく、チェーンスパイクは外す。高見石からは、ここまで登ってきた縞枯山と茶臼山やこれから登る中山と、その先の南八ヶ岳がよく見えた。
 高見石小屋先でチェーンスパイク装着。中山への上り坂は今回最長かもしれない。身体も暖まってきた。尾根に辿り着き、トラバースして中山展望台。展望台付近は雪がない。遠く北・中央・南アルプスを望む。中山展望台は、西からの風をまともに受け、風が強いことが多い。この日は凪いでいた。それでもゆっくり休憩するにはと、樹林帯の中の中山山頂を過ぎて東側へ。ここは風もなく日差しも暖かく。硫黄岳や天狗岳もよく見える。
 ここからの下りは急降下だし、日差しで雪は腐りかけているしで慎重に降りる。
 中山峠上の見晴台から東西天狗岳を望む。その先でチェーンスパイク外す。
 黒百合ヒュッテ前で休憩。黒百合ヒュッテは、中で休憩すると400円お茶付き休憩500円と書いてあった。晴れて風もなく、ほとんどの人は外で休憩していた。
 唐沢鉱泉に向かって下山開始。黒百合ヒュッテを出てすぐにチェーンスパイク装着。沢筋は雪解け水が下を流れている音がする。スノーブリッジになっているけれど、程なくそれも解けて踏み抜き注意箇所となるだろう。
 唐沢鉱泉分岐に降りて、ここからは初めての道。狭いトラバース道や北側斜面のアイスバーンやらを通り過ぎ、ここからは雪はなさそうだというところでチェーンスパイク外す。このタイミングが難しい。今回は判断が当たった。ただし、暫く先へ降りた後でアイスバーンが出てきた。岩や木の根に母指球を当てるようにしたり、アイスバーンを避けて足を置いたりと、足を置く場所に注意を払って降りていく。雪やアイスバーンのないところはないところで、岩を避けて足を置く場所を探しながら歩くのはいつもの登山。雪が締まったところをチェーンスパイクで、ぞんざいに足を置いて歩けた道がいかに楽だったことか。11時ごろ下山予定と伝えていたのが1時間くらい遅くなりそうなことから、唐沢鉱泉に電話を入れた。
 最後の橋を渡ると砂利道に出た。ここまで来ればもう怪我をすることはないだろうとホッとする。唐沢鉱泉手前でパステルグリーンの小さな池があるのに気づく。水草などは生えてなくて、鉱泉の水が溜まったところなのだろう。綺麗だが、鉱物成分をたくさん含んでいて、植物が生えないとみた。チェーンスパイクを洗おうかと思って、錆が早いのではないかと思い直した。
 唐沢鉱泉到着。受付を済ませて食事の用意時刻を決めて伝え、タオルセットを受け取ってお風呂。大きく温くて長く入っていられそうな湯船と、小さく温かい湯船。ぼくらの他には2人しかいなかった。湯船の枠木は濃い茶色に染まり、長年鉱泉の成分が染み込んだものと思った。打たせ湯ならぬ打たせ鉱泉があり、温かい湯船で身体を温めてから試す。冷たい。当たり前か。
 食堂に移って生ビール。食堂は13:30ラストオーダーと書いてあった。2杯目を遣ってまったりしているとメンバーが上がってきて食事の用意を頼む。出てきたお膳を見て、蕎麦以外に品数多く、これで990円は安いのではないか、というのが一致した意見。山ウドと思しきお浸しにうるいとコシアブラ酢味噌。漬物の一つは野沢菜か。山芋とろろと桃の寒天も付いている。
 食べ終わって、送迎バスの時間には1時間弱あり、ちょっと冷えたことだし、もう一度風呂に行って身体を温める。今度は10人くらいいた。ちょうど下山時刻なのだろうか。
 15:00近くになると、受付玄関辺りが人でわらわらし始める。4輪駆動だというバスに乗り込むと、座席はほぼいっぱいになった。結構利用する人がいるみたい。
 1時間くらい掛かると思っていたら、35分くらいで茅野駅東口に到着。利用してみても、唐沢鉱泉に降りるルートありだと思った。
 茅野駅で土産物を物色。珍しく、アミノ酸やら着色料・人工甘味料を使っていない野沢菜を見つけ、買ってみる。
 帰りのあずさは臨時便で、E353系ではない車両が入線。後で調べたら、E257系5000番台9両編成らしい。上部に座席ランプはなく、電源コンセントもない。ま、致し方ない。ゴールデンウィーク中に直前に予約できただけでも幸い。駅で買った缶ビールを飲んでいると寝落ちした。
 今回もいい山行だった。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [3日]
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
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