中辺路(滝尻王子から熊野本宮大社まで)ゆっくりセクションハイク


- GPS
- 15:45
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 6:25
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:09
天候 | おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りの本宮大社から新宮までは、途中の湯峯温泉~川湯温泉で大量の乗客があり、鬼大混雑。普通車でも通りたくない険道を定時運行する、運転手さんの巧みなハンドル捌きと客捌きは、もう素晴らしかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロードも3割くらいあったかな |
その他周辺情報 | たくさん |
写真
感想
歩くには最高の季節、中辺路物見遊山。滝尻王子から熊野本宮大社まで、スローにセクションハイク。程よい強度、緑と水に抱かれて楽しく歩くことができた。
滝尻王子を9:30頃スタート。道標で、ここが中辺路の起点と初めて知る。いつもながら、下調べは不十分。センターでスタンプ帳もらう。東西の外国人多数。確かに高尾山のよう。しかし高尾山よりは空いている。
道々、お店がたくさん。
高原で草餅¥130-、美味かった、必食。
道の駅中辺路で目張り寿司¥180-、少々塩味が強かったが、これも必食。
高原を出るところでトレイルバー¥450-、これも買い食い。
牛馬童子可愛らしかった。
メマトイのような虫はごく一部にしかいなかった。ヒルもいない。
野中の一方杉は、まさに大木。緑が中辺路の上まで伸びていた。社の参道も完全に南を向いているため、神域から古道まで溢れ出る大きな力が、枝葉の姿を取って現れているようだった。
近露のキャンプ場は2ヶ所あり、いずれも予約必須だった。近露オートキャンプ場(¥2200)は水不足によりシャワー不可、アイリスオートキャンプ場もHPで日帰り入浴は当面休止と記載。
苔の沈む川で足と頭を洗い、飯を食って就寝。
翌朝はほぼ5:00に起床。6:30ごろスタートし、ゆっくり歩いて15:00くらいには本宮に着いていた。距離は長く、峠もあるけど、平らに整備された道やロードも多く、比較的余裕を持って歩き切ることができた。
途中、かつて熊野に詣でた人々が、本宮を目にして、涙を流すほど喜んだという伏拝王子。ここに着いた時、どんな気持ちになるのか知りたかったのだが…やはり行ってみないと何事も分からない。いまは伏拝王子から大斎原を拝めないという、衝撃の事実を知った。しかも車で来られるようで、トイレも茶店もあり、観光客で賑わっている。こんなイメージじゃなかったんだがなあ…
しかし、遠路の果てに大社を遥拝したいという人の願いは、やはり山を穿つほど強いというところか。さらに下って三軒茶屋からかなり歩いた、ちょっと寄り道展望台というところで、ようやく伏し拝むことができた。
大斎原を見霽かすと、滝尻王子からちょっと歩いて来ただけの人間にも、少々の感興があった。京や江戸から歩いて来た人の感慨は、いかばかりだったろうか。
大斎原は、想像していたより現在の本宮からとても近かった。大きな鳥居を通り、今回歩きたかったセクションは完歩。本宮大社は、道々の王子で学んだ古人の顰みに倣い、風呂で多少は体を清めてから、翌朝参拝することにした。
その日はワタゼアウトドアキャンプ場に宿泊。17:00ごろ着いて、ギリギリ張らせてもらえたが、設備整い、大変居心地良かった。ペグは良く刺さる、トイレはウォシュレット、風呂あり、水道は温水。
翌朝、本宮大社に参詣し、新宮の神倉神社にも詣で、丸一日かけて家に帰った。今回も大変充実した、学びの多い山行となりました。
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