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Yamareco

記録ID: 81028
全員に公開
講習/トレーニング
六甲・摩耶・有馬

六甲全縦トレ 西っ側(須磨浦公園〜須磨アルプス〜鵯越〜菊水山〜市ガ原〜摩耶山)

2010年10月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
23.5km
登り
2,166m
下り
1,507m

コースタイム

7:25須磨浦公園-7:55旗振山-8:22おらが茶屋-8:46栂尾山8:57-9:17横尾山-10:07妙法寺-11:10高取神社11:30-12:37鵯越(昼食)12:55-14:04菊水山14:13-14:40天王吊橋-15:10鍋蓋山-15:44大龍寺-17:35摩耶山
天候 はれ(むっちゃ暑い)
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
山陽電鉄須磨浦公園駅
コース状況/
危険箇所等
六甲全縦大会時は、栂尾山への階段、須磨アルプス、高取山登りは確かにかなり混雑するなと感じる。
妙法寺、丸山台の市街地も堪える。
下山後、阪急六甲駅あたりには、いくつか銭湯あり。
須磨浦公園駅
2010年10月02日 07:09撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 7:09
須磨浦公園駅
スタート直後、鉢伏山へ向かう途中の階段
2010年10月02日 07:38撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 7:38
スタート直後、鉢伏山へ向かう途中の階段
鉢伏山へ向かう途中の風景
明石海峡大橋が見えます
2010年10月02日 07:40撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 7:40
鉢伏山へ向かう途中の風景
明石海峡大橋が見えます
おらが茶屋
良く整備された公園内の休憩所といった感じです
2010年10月02日 08:20撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 8:20
おらが茶屋
良く整備された公園内の休憩所といった感じです
高倉台を抜け、栂尾山へ向かう階段です
一気に登ります
隊員3号はこの階段で一発目やられました↓
2010年10月02日 08:38撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 8:38
高倉台を抜け、栂尾山へ向かう階段です
一気に登ります
隊員3号はこの階段で一発目やられました↓
スリルがあって楽しい須磨アルプス
大会時はかなり混みそう
2010年10月02日 09:26撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 9:26
スリルがあって楽しい須磨アルプス
大会時はかなり混みそう
鵯越駅
隊員3号はここでリタイヤ(高取山でとどめをさされた)ここに着いたときは蘇ったが、このあとのことを考え、帰らせた
本人はかなり悔しそうであった
2010年10月02日 12:36撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 12:36
鵯越駅
隊員3号はここでリタイヤ(高取山でとどめをさされた)ここに着いたときは蘇ったが、このあとのことを考え、帰らせた
本人はかなり悔しそうであった
菊水山頂から西側(須磨浦公園方向)を望む
ここまで良く来たもんだと思うが、目的地もまだ遠い
このあと太ももに爆弾を抱えることに・・・
2010年10月02日 14:05撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 14:05
菊水山頂から西側(須磨浦公園方向)を望む
ここまで良く来たもんだと思うが、目的地もまだ遠い
このあと太ももに爆弾を抱えることに・・・
天王吊橋
鍋蓋山までの苦痛に耐える決心をする
2010年10月02日 14:39撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 14:39
天王吊橋
鍋蓋山までの苦痛に耐える決心をする
2010年10月02日 17:05撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 17:05
やっと到着しました摩耶山頂・掬星台
テラスにへたり込みます
2010年10月02日 17:37撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 17:37
やっと到着しました摩耶山頂・掬星台
テラスにへたり込みます
辺りはカップルだらけ
何だかミスマッチ
2010年10月02日 17:38撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 17:38
辺りはカップルだらけ
何だかミスマッチ
みるみる夜景が広がりました
2010年10月02日 18:08撮影 by  DSC-HX5V, SONY
10/2 18:08
みるみる夜景が広がりました
阪急六甲駅から西へ約200m、いまだ薪で湯を沸かす「ふじおんせん」
2010年10月02日 20:07撮影 by  P506iC, DoCoMo
10/2 20:07
阪急六甲駅から西へ約200m、いまだ薪で湯を沸かす「ふじおんせん」
撮影機器:

感想

ようやく感想が書けた。ここ2〜3日は忙しかった。


それでは・・・
本日は先週に続き六甲全山縦走大会のトレーニング。
先週は記念碑台から宝塚までを済ませており、今回は西っ側、30km弱の道のり。(縦走マップでは30km弱だが、GPSデータでは何か短く出る???)

参加者は自分と隊員2号(副隊長)と3号だ。
隊員5号(姉御)は前日腹の調子が悪いと早々に欠席宣言。どうやら姉御は自分よりひ弱な人間が参加していないと、危機回避能力が働く模様。恐るべし第六感。

さてさて、この前から気候はかなり涼しくなっていましたが、昨日より夏を思わせる暑さが戻っています。
今日も昨日まではいかないものの、かなり朝から暑いです。なんだかやばそう!
(途中、腕時計に付いているセンサーでも27℃を越えていた)

午前7時過ぎに須磨浦公園集合をかけていた。
隊員3号はヤル気をみなぎらせ、僕らが駅に着いた頃にはすでにスタンばっていた。
(あとで気づいたが、入れ込み過ぎだったような気がする。これが仇となる?)

いよいよ今日の苦行が始まる。腹をくくり、7:25にスタート。
いきなりの坂道。身体がほぐれるまで、ゆっくりと登る。少し上がると眼下に明石海峡大橋も眺められ、爽快気分。ただし暑い。
おおよそ30分で旗振山到達。
いつも朝イチは調子が出ない3号。今日はいつものように胃酸過多ではないと言っているが、何だか調子が悪そう。

はっきり言って、今日の条件は悪い。天気は良いが・・・。
上り下りも激しいので、最初から「食べる酸素」をちょっとずつ食べる。
特に副隊長は、この「食べる酸素」の信者になっている。(信じる者は救われる?)
この前の御嶽山行きで効果があったとのことだ。

ここからしばらくは快適な山歩き。しばらくすると、おらが茶屋。この辺りは公園としてすごく整備されており、近所の高齢者がたくさん散歩を楽しんでいる。
副隊長は、年をとったら須磨に住むのもいいなぁ〜だって具合だ。

高倉台の住宅地を通り抜け、第一の難所・栂尾山への階段。
大会参加者必携には約400段って書いてあったが、3号が数えて登っていた。
357段だったそうだ。さすがデータ収集の鬼・3号だ。
その3号、階段の後半、息づかいがかなり上がっていた。段数なんか数えているからだよ。(関係ないか)
山頂でしばし休息。3号は、やはりいつもより調子が悪そうだ。
その横で副隊長は、小腹が減ったらしく早速おにぎりを食べる。

3号が落ち着き、再スタート。平坦道と下りはめっぽう強い3号。
さっきの上り坂がウソのように快調、快調。

アスレチック感覚で須磨アルプスも楽しみながら通過、そしてまた住宅地へ。
僕はどうも住宅地が好きくない。精神的に参ってしまう。
暑いのでなおさらだ。
妙法寺を過ぎたあたりで早速、水分補充。500mlを2本購入。副隊長も同じ。
先週とは違い、汗が噴き出す。いったい今日は何本のペットボトルを飲み干すのであろうか?

妙法寺市街地を通り抜け、高取山へ。
またまた上り坂。
いつも2番手を歩く3号だが、副隊長に前を歩いてもらい、自分はマイペースで行くので気にせず先に行ってと言っている。
みるみる息が上がっている。いつもとはやはり比べものにならないくらい調子が悪い。顔色も気になる。
山頂の荒熊神社に到着するやいなや、すぐ横たわる3号。呼吸も激しいままだ。ヤバイっす。
しばらく日陰で休ませること20〜30分。
3号は今日はやめさせた方が良い。
とりあえず、ここを下れば丸山団地。バスもあれば、電車もある。
下までは、だましだましでも何とか連れて下りよう。

幾分回復した3号を連れ、下山する。
先ほどの妙法寺へ下るのと同じで、下りは至って快調で、普通に会話をしながら歩く。
良くわからん??? 丸山の市街地を抜け鵯越駅へ。
この間、3号は順調で、菊水山まで行こうかななどと言うくらい。
しかし、先ほどのこともある。また登りに差し掛かったらさっきの二の舞になるだろう。
今日は、体調が良くないので次回リベンジしたらと僕と副隊長は促す。
本人はかなり悔しかっただろうが、リタイヤしてもらった。

3号は緻密で、まず机上でシュミレーションし、下調べも十分行うタイプである。
無謀な目標を「目標」と呼ぶのが嫌いであり、俺や副隊長のように無謀な大会とかもはじめから行けるところまで行っちゃえ的な参加は大嫌いだ。
俺や副隊長みたいなイケイケの奴ばかりでは危険満載のなので、彼女の様なタイプも組織には重要なのだ。
出るからにはもちろん完走を目指し、そのために本番までにトレーニングプランを立て、着実にそのプランを実行し大会に臨む完璧主義者でもある。
なおかつ負けず嫌いだ。
そのプランが崩れたのだから、本人のショックは計り知れないだろう。
「まっ、帰って休養しとき。俺たちが終わったら連絡するから、気晴らしに飲みに行こう!」とキズに塩を塗るようなことを言って分かれた。
彼女には、これくらいの試練を与え、這い上がってきてもらうことにしよう!
きっとひとまわり大きくなって帰って来るだろうことを願って・・・。

時計は既に12時半を回っている。決して早いとは言い難い時間。
ここからは副隊長との二人旅。
昼食もそこそこに今日の最大のヤマ場とにらんでいる菊水山&鍋蓋山へ向かう。
菊水山までのアプローチ部分は極めて軽快な道が続く。道ばたに咲いているオレンジ色の花も鮮やかだ。
なかなか山を登る気配がないが、山頂まで900mのところから一気に登りが続くのである。
それもほぼ階段。蛇行がない分、斜面は急だ。
そこそこ登ったところにゴルフ場が広がる。これがまた精神的にダメージを与える。
人里離れたところまで来たような感覚に陥っていたところ、真横にゴルフを楽しんでいる人々を見せつけられ、その上、自動車が上がっているのを見せつけられると気が滅入る。

頂上はまだまだ先だ。
黙々と登り、そうしているうちにゴルフ場もかなり下に見えてきた。
林が途切れ、視界が広がる。
スタート付近の鉢伏山からこれまで越えてきた山々が一望。
ほどなくして頂上到着。14時だ。ここまで20km弱。
しばしの休憩。
あとにして思うと、私はここが一番つらかった。
自分にとってのキーポイントは菊水山だ。

ここで副隊長と作戦会議(ってそんな大層なことではない)。何とか日没までには摩耶山に着きたい。ただ単に下りはハイペースで、登りはゆっくりとという作戦だ。

菊水山を後にし、鍋蓋山に向かう。
ええペースでドンドン歩いてゆく。

前のおっちゃんが下りの後のちょっとした登りがかりで、右膝の上辺りをしきりに揉んでいる。ちょっとつったみたいだ。
おっちゃんに「大丈夫ですか?」と声をかけ、横を通り過ぎようとしたときである、ビクビク・・・と私の右膝の上内側辺りの筋肉が・・・。
おっちゃんときっと同じ症状じゃない?筋肉がつると言うかこむら返りみたいな感じで、筋肉が硬直している。結構ヤバイっす(冷汗)。

何とかだましだまし下るが、左足も同じ症状を起こし始める。
トレーニングと言いきかせ、必要以上に荷物を重くしすぎたのがたたったようだ。
考えてみると、ベンチプレスと言わないまでも、そこそこの荷物を何時間も担ぎ、スクワットをしているようなものだから、当たり前と言えば当たり前のことだ。

かなりヤバイ。僕も何だかリタイヤしそうな勢いっす。
副隊長に話すと、「ほっといて行きますよ」だって。
ボクは苦笑いを浮かべているが、本当はかなり心配なんだよ、副隊長。

ここに来て副隊長の底力を見せ付けられた恰好だ。
ここからは精神力で戦うぜ。絶対に負けられねぇ〜よ。

天王吊橋、14:40。これからの鍋蓋山を前に再度気を引き締めなおす。
マップの縦断図では、ここから鍋蓋山までの坂が一番きつそうだ。
菊水山よりきついのは、この身体の状況を考えるとちょっとと言うかかなり心配。

そんな心配も少し進めばなくなった。
というのも、道が蛇行しており、直登の菊水山よりはるかに楽であったのだ。

30分の我慢で鍋蓋山頂に達し、ほぼ休憩なしで市が原を目指した。

大龍寺付近まで進むと、人も多くなり一気に下る。
俺の膝上の爆弾も大腿部全体に広がっているが、意識的に臀部の筋肉を使ったり、ふくらはぎの筋肉を使ったりと、大腿部にのみ頼る歩き方をさけながら進んだ。
ここでまた500mlペットボトルを2本調達。副隊長も同じ。

市が原もあっという間に通り過ぎ、残るは最後の関門、稲妻坂&天狗道。
僕の身体のヤバイ状況は依然変わらないが、何とか上手く付き合っている。

稲妻坂は、その名のとおりジグザクに登っていく。
ここまで来ると陽も傾いて来て、夕陽がすごく赤くて綺麗だ。

ここで副隊長、ちょっと離れているような・・・。
僕が杖を使っているから離れて歩いているのだろうか?
後から聞くと副隊長はここが一番つらかったみたいだ。
これでおあいこだよ、副隊長!って勝ち負けじゃなく、一緒に頑張らなくてはならないのに・・・俺ってやつは何を考えてるんだ。

学校林道を過ぎ、あと2km。最後の坂、天狗道。
この辺りは以前にも通っているので山頂付近のニオイがしてきた。

17:35 ようやく摩耶山・掬星台に到着。
フゥーッ、何とか日没までに着きました。

展望テラスまで行き、ヘタリ込む副隊長と私。
周りは日暮れを待つアベックばかりだが、そんなのお構いなしさ。

記念碑台まで行くかどうか迷ったが、
副隊長が「私の筋力が限界と言っている」との一言で諦めることにした。
だが、きっと彼女はまだまだ行けたに違いない。負けず嫌いの私に対してのせめてもの彼女の優しさだ、きっと。
「君には負けたよ↓」とココロの中で呟くボク。恐るべしポテンシャルの副隊長。

そうこうしているうちにあっという間に日が暮れ、みるみる眼下に神戸の夜景が広がった。

そうそう早く戻って、3号と報告がてらの飲み会をせねばならぬ。
ロープウェイ、ケーブルで下山。阪急六甲駅に。
汗でベタベタの我ら二人は、駅近所の銭湯へ。銭湯は、いつものお決まりだ。

その後、3号のもとへ。
これまたお決まりのカンパーイ。だが、さすがに3号は落ち込みモード。
悔しさのあまり、自宅の2駅手前で下車し、そこから歩いて帰ったという。
これまた恐るべし負けず嫌い。

リタイヤのショックが見え隠れするなか、ぜったい本番までにリベンジすると意気込みも見せている。
そうだ立ち上がれ、「立て、立つんだ3号ーっ」(あしたのジョー・丹下段平風で読む)



こうして六甲全縦走トレーニング西っ側は終わった。

前週、今週と2日間に分け、ほぼコースは制覇した形。
3号には悪いが、何とかゴールが見えてきたのであった。
まっ、何とかなるさ。(3号が聞いたら怒るかな???「何とかなるさ」)


正直言って今回は、集合場所で隊長と3号を見送り、私は棄権かな? と思っていた。前日に突然、首から背中にかけて強い張りを感じ、動かなくなってしまったからだ。
缶コーヒーを飲むにも体ごと仰向けに傾けて、誰かに呼ばれると体ごと振り返り、こんな状態ではバックパックが担げない。いくら軽い荷物でもきっとだめだぁ…。

とりあえず集合場所まで行ってから考えようと、「バナナ2本分のエネルギー」を朝食に、とりあえず電車に乗り込んだ。

いざ出かけてみると、荷物を担ぐのに首の痛みは関係ないようで、とりあえず出発。

まあどこで痛んでくるかわからないし、とりあえず行けるところまで。

とりあえず…。


下調べばっちりの3号と隊長は、コースについていろいろ話しながら進んでいる。
私はこれまでの反省から、少しぐらいは地図とか見るようになったので、二人が話すのを聞きながら、なるほど…そういえばそんなこと書いてあった、という感じ。栂尾山への階段が400段だなんて知らなかったけど、とりあえずついて行く。

上を向くと首が痛いので、黙々と歩き、時々体ごと振り返って、今登ってきたところの景色を確かめる。

この辺りはかなりきれいに整備されていて、見晴らしのよいところにベンチなど置かれていて、ちょっとした公園のよう。そこから眼下に広がる海なんか眺めていたら、長生きできそう…!!
私、年をとったら須磨に住みます。


私にとってはちょっと暑めなのがよかったようで、3号の調子が悪いのをよそに、私のほうは全身いい感じにほぐれてきた。(なんだか申し訳ないけど…)

もともとあまり体調悪くなったりしないほうだが、最近、体力勝負のときは最初に燃えやすそうなエネルギーを取る、合間にもちょこちょこ取る、お茶とスポーツドリンクは交互に飲む、とか私にとってのちょっとしたコツを掴んできた。
プラス、「食べる酸素」これがまた…!! かなり効いてると思います。隊長のおっしゃるとおり、私は信者です。

高取山で3号が遂にダウン。そこへ到着するまでの道も、息は荒いし手足がしびれると言っていたので、相当辛かったはずだ。
私なら「こんな日もあるさ」と早々に断念し、ラクな下りで引き返していたのではないかと思うが、ここまでがんばっちゃうのが3号のすごいところだ。
自分に厳しい3号にはかなり不本意だったと思うが、ヒヨドリ越駅でリタイヤとなった…。

そこからは隊長と二人。
えーっ、隊長についていけるのかしら。ちゃんと私のペースに合わせてくれるのかしらっ?? という不安を隠しつつ、菊水山へ。
まっすぐ山頂へ向かっている階段を、どんどん登っていく。
意外にゆっくりなペースで歩いてくれる隊長、やさしー。
まさかここで隊長が辛かったとは、思いも寄らなかった…。

隊長の「足がつってる」の一言に耳を疑った。まさかまさか!!
隊長は強靭な体力の持ち主だ。「疲れた」とか「調子悪い」とか言うのをかつて聞いたことがない。
ウサギのように軽やかに歩いていくのをいつも私はカメのようについて行く。
昼寝の間にこっそりと抜けがけすることがあったとしても、こんなことって…!
ほんとに「ほって行く」ことになっちゃったら、どうしよう…、なんてちょっとワクワク、あ、いえ、心配しました。
隊長、荷物の負荷かけすぎですよ…。

菊水山と鍋蓋山の間、地図を見ない私にでもはっきりとわかる等高線の寄り具合。あり得ないほど密集している。
しかも、鍋蓋というだけあって、その登り始めの等高線の具合、どんな斜面が待っているのかと隊長と二人びくびくしていた。
ところが意外なことに、その道はジグザグに逃げるようになっていて、気がつけば鍋蓋のてっぺんに到着。
ふふん、たいしたことない。

しかも私の首の痛みはまったくなくなり、いつもどおりな感じ。
私ってもしかしてすごいのかも…!

ところが…。
市が原を通り抜け、いよいよ摩耶山頂を目指す。
これまでは2〜300メートルほど登れば山頂、という感じで何とかいけたが、ここは高低差が450メートル超。
鍋蓋山のジグザグはやさしいジグザグだったのに、稲妻坂のジグザグは超攻撃的。
カミナリに打たれまくった感じだ。
続く天狗道も険しく長く、一体どこまで登れば山頂にたどり着くのか…。
あーもういやだー、なんて思っていたらいつも山頂なのに、ここではそろそろ山頂かな、と思ったらまた急坂が続くのだ。はーーー。

でも以前隊長がこんなこと言っていた。
「どんな山でも時間をかければ登れるんだ」って。
そうですよね、隊長! (涙目に両手グーであごの前)

あーやっと到着。
二人とも汗まみれだが、遠慮なくアベックだらけの展望テラスへ。

日没後のまだ明るさの残る時間帯。私の一番好きな時間だ。
藍色の空に町の明かりが揺れる。
きれい…!! (涙目に両手パーで頬へ)

この日の私は(首が治ったので)どこも痛むところがなく問題なかったが、全身が一気に電池切れした感じで、とにかく疲れた。でもちょっと快感?
記念碑台まで行ってみたい気持ちはあったが自信がなかった。

隊長に「勝った」と思ったのは、週明けに職場で顔を合わせたとき。
隊長は翌日足が痛かったそうだが、私は筋肉痛がまったくなかった。はっはっはっ…。 (胸をそらせて両手グーで腰へ)
あらっ、私ったらなんてこと…!


3号はまだ悔しそうだったが、リベンジし、プラスのイメージを持って本番に臨みたい、とココロが前へ進んだ模様。
彼女ならきっとできる…! (当日おいてかないでぇー)


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コメント

お疲れ様
すごいハード、隊長の弱音初めて聞いたような
えーそんなことが。。。

欠席しといてよかったというより大会不参加で良かった

3号は、もともと胃腸が弱そうなんで、ほんと無理して山中でなんかあったら大変。

完璧主義者だから、悔しいだろうけど

たまには、私のような自分に甘い部分も必要かと

私はたまにどころか、いつも甘いけど
2010/10/6 1:58
太ももその後・・・
お疲れ様でございました
記録を読んでいると、それでもなんだか楽しそう

大会当日はこのほぼ2倍の距離を歩くのですね・・・

ところで隊員3号さんも副隊長さんも女性なんですね・・・
関西の山歩きでは特に女性の活躍が素晴らしい
そうですが、ここでもですね
ガッツも素晴らしい!!隊員3号さんのリベンジ
期待しております

隊長は隊員の体調管理と棄権の判断難しいですね。。。
そして隊長さんの太ももその後気になります・・・
漢方の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)というのが
即効性があり、つってすぐ飲むと10分ほどで効き目があるそうです。
緊急用に持参してもいいかもしれませんね。
基本的にミネラルの不足らしいので、電解質の入っている
飲み物で予防するらしいです。
2010/10/6 12:11
平気ですよ
姉御よ、今回はホンマに不参加でよかったと思う。
もっと鍛えてから、連れてってあげるわ


で、lunavioletさん、わたしの太ももは、次の日軽い筋肉痛程度で、今は全く平気です。
筋トレしたって感じで、筋力アップが図れたように思います。
大会のときの荷物は、今回よりはるかに軽くするので、飛ぶように歩きますわ

つる予防、参考にさせていただきますが、何か高そうな漢方薬ですね
塩は給水と一緒にとっていたんですがねぇ・・・。
筋力が限界地点だったみたいです。

ウチの隊は、男性が二人しかおらず、姉御にいつも怒られています 男性いれろ!って。
しかしながら、女性がまた増えそうな雰囲気で、姉御の陰で、日々ビクビクしてるんですよ
2010/10/6 14:28
感想、ご苦労さん
abenaよ、こんどはギャフンと言わせてやるからな

次回は、「バナナ2本分のエネルギー」を食して行ってやる

ps.今回の感想文は、なんか俺の文調と似ているな
2010/10/8 17:58
お互い、頑張ってますね
お疲れ様です。
と言っても、本番は、未だ先ですね。
前回とつなぎ合わせてシュミレーションされたと思われますが
感触は、どういったもんでしょう?    
私は、一通り歩いて感じた感想は、「エライ大変な大会だあ〜 」です。
ちょっと甘く見ていました
だけど、ツラさを知った分、そして、他の方々が色々な
ところでトレーニング等をされているのを知ると、頑張って大会に挑めそうです。

運動中に起こる足の痙攣の時に、「アミノバイタル(粉末)」をお勧めします。
10〜20分位で少しラクになると思います。(気持ちもありますが・)
私、常に使用しませんが、山行には携帯してますよ

「ふじおんせん」、西へ200mで、どの辺りですか?
六甲の帰りにイイですね
2010/10/8 22:50
楽しみです。
いろんなコメント読んでいると来週合同練習されるようですね。
頑張ってください。

こちらの女性陣も俄然やる気を出してきて、来週も再来週も六甲に入るようです。
なんか 素人集団なんですが、 山登りが楽しくなってきたって言ってたんで、この先楽しみな面もあります。
副隊長なんか、ちょっと私が弱みを見せたら・・・感想をご覧の通りですわ
次回はアミノバイタルを持参しますわ。

さてさて一応、ほぼ全縦のコースはつなぎ合わせた形ですが、私の感想は、摩耶山までたどり着けばなんとか完走はできるかなと思っています。ただ当日のコースの込み具合で、時間に追われてしまってペースを崩すのが怖いです。
シュミレーションしている攻め方(?)は、菊水山まで体力温存ペースを保つこと。市街地と階段(特に登り)を周りに引っ張られずにマーペースを守ることかなと思っております。
菊水山まで思うように行けば、あとは摩耶山まで一気に・・・
その後は、縦走路分岐までの小さなアップダウンをどうクリアするか。以外とジワジワこたえてくるような気がするので注意かな。
そんな感じです。登ってしまえば、はってでも宝塚についてやろうという意気込みです。(意気込みだけではどうにもならないこともあるでしょうけど
とりあえず苦痛に耐えるのはマラソンで何度も経験済みなんで・・・

その他はスタミナ切れにならないように、エネルギーの補給 (ビールはいけませんね )をこまめに行うことに注意しようと思ってます。
そんな感じですが、mizuponさんの攻め方も聞きたいです。
私よりたくさん試走もされるので、参考にさせていただけたらとおもっております。

あと「ふじおんせん」は阪急六甲駅を線路沿いに西に歩けばすぐわかります。
http://parts-arts.com/modules/event_gnavi/index.php?lid=4
「ふじおんせん」は人工炭酸泉なんですが、もうちょっと遠いですが僕は「灘温泉」がおすすめです。ちょっと人が多いですが。
ここのぬるい温泉が夏場にはサイコーでした。
http://parts-arts.com/modules/event_gnavi/index.php?lid=7&cid=5
このあたりは温泉(銭湯)が多くて楽しめますよ。
http://parts-arts.com/modules/event_gnavi/index.php?&cid=5

汗をかいた後の は最高ですからねっ
2010/10/8 23:48
信じる者は…
芍薬甘草湯にアミノバイタル…と。情報ありがとうございます。
隊長に教えてもらった食べる酸素の信者ですが、ほかにも試してみたいと思います。
あ、バナナ2本分もみなさんぜひ…。

毎週末、昼まで寝ているだらだら生活を送っていた私ですが、ちょっとヤマにはまってきました
毎週山に登ってもいいくらいです。
私としたことが…(?)


 確かに隊長の文調と似てますね、今回。
だんだん厚かましくなって、ですます調がなくなったからでしょうか?
2010/10/9 1:07
ふじおんせん
 ふじおんせんについてー。


駅から近いし、熱いお湯が好きな方はいいと思います。

ただ、番台のおっちゃんがふつーに女性の脱衣所に入ってくるので、心の準備を。
私は完全に油断していて、ばっさばっさ髪を拭いて顔を上げたら、いきなりおっちゃんと目が合いぎょっとしました。
まあ普通のお風呂屋さんなんで、こんなもんだと思います。ははっ

シンプルで清潔なよいお風呂屋さんですよ。
2010/10/9 1:24
私なりの攻め方
「六甲全山縦走大会」、私のなりの攻め方としては、
はっきり言って、今だに把握できぬところなので申し訳ないです。
思案中なのは、
・早目に行って、なるべく前の方へ並ぶようにする。
・旗振山を登りきって、道がフラットになった所からは
皆さん、競歩並か、走りだすと思います。なるべく付いて行く。
・おらが茶屋先の細くて長い下り階段は、使用しない。
・「400段階段」を登りきって、“アミノバイタル”補給しておく。
・余分な物は、カット。(軽量化)
・水分は、ペットボトル500ml×2本、自販機で買い足し
・菊水山と鍋蓋山でかなり消耗するので、摩耶山が結構、
正念場になる(ココは、ホント気力で・・)
・摩耶山で、ボランティアのレモンドリンクを、ペットボトルにもらう。
・食事は、歩きながら、一口おにぎりや、ウィダー
を、数回に分けて補給。

私の考え付いているのは、これ位です。(参考にはなりませんが

「ふじおんせん」の場所、ありがとうございます。
六甲の楽しみがまた、増えました
2010/10/13 22:39
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 六甲・摩耶・有馬 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 六甲・摩耶・有馬 [日帰り]
六甲全縦路西部分4分の1(須磨浦公園〜神鉄鵯越駅)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
トレイルラン 六甲・摩耶・有馬 [日帰り]
六甲キャノンボール
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 六甲・摩耶・有馬 [2日]
六甲全山縦走路
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 六甲・摩耶・有馬 [日帰り]
六甲縦走
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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