雪山絶景の白馬鑓温泉で至福のひととき


- GPS
- 29:59
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,674m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:41
天候 | ニ日間とも文句なしの快晴。 しかし夜から朝まで強風でテント飛びそうなくらい。 27日(日)は南風強風にて白馬三山上空には笠雲。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
二股から猿倉までは道路崩落の影響で車両通行止のため、舗装路を5.6km延々と歩きでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪は締まっていて踏抜き無し。 猿倉からずっとアイゼン装着。 ワカン使用無し。 猿倉台地から小日向のコルへの上りはキツい。 小日向のコルから少し下るが、標高を下げないように行っても、崖または藪になるため、素直に標高1620m付近まで下る。 鑓温泉までの雪渓は快適も、ゴールがずっと見えているだけに、標高差400mしかないのに少し辛い。 トラバース、下りでピッケル使用は個人判断。 |
その他周辺情報 | 八方の湯。大人850円。 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ(3シーズン用)
ダウンジャケット
ダウンパンツ
象足
食器
ピッケル
ストック
アイゼン
ワカン
スコップ
|
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共同装備 |
3〜4人用テント
ガスヘッド
ガス缶(厳冬期用)
ランタン
銀マット
シリコン製鍋(2.5L)
シリコン製やかん(1.5L)
|
備考 | 3〜4人用テントは積雪期3人だと狭い。 3シーズンシュラフ(モンベルダウンハガー800#3)で象足無しは、夜間寒かった。 |
感想
いや〜冬のテント泊装備を背負っての山行がこんなにツライと感じるくらいにジジイ化している自分にガッカリしつつも、それをさりげなく支えてくれたお二人に感謝、そしてツラさを紛らわせてくれる、眼前に素晴らしい雪を纏った白馬の山々とカール絶景、反対側に展開された妙高・火打や高妻・戸隠などの遠景、そして青空、素晴らしいGW前半戦の山行でした。
この山行最大のお楽しみは「温泉」、テントで水着に着替え、上着を羽織って温泉へGO! 雪に包まれた全開放な湯船なのにメチャメチャ熱くて、浸かると足がピリピリと痛い、で身体は湯船に浸かって足は湯船のヘリに乗っけるという入浴スタイルに。熱いのでしばらく浸かって湯船から出ると全身赤々でサウナの整うみたいな寛ぎ感になり、そんなこんなで1時間近く温泉を堪能しました。おススメです。
晴天と温かな日差しの昼とは対照的に、夕方から翌朝まではテントを叩いたり、土台から持ち上げようとする突風で、寝ている間も時折ビックリしたり(何処かでホウ雪崩でも起きているのか?と勘違いするくらい)。
まあそうは言っても二人とは違ってぐっすり寝てたんですがね(#^.^#)
2日目の朝も強風の中、白馬鑓ヶ岳を目指すのは止めた方がいいとの判断で、ゆっくり朝食をとって、テント撤収(風で氷化した雪でテントの固定を外すのが大変でお湯をかけたりの手間まで)、真っ青な快晴の中、下山となりました。
下山途中、ピークらしいものを一つも踏まないのもなあということで、登り返した小日向のコルから少し登った小日向山のピークだけ踏んどきました。
企画&リーダーのecoさん、食担で美味しい食事を振舞ってくれたganbanoripさん、ありがとうございました。
また何処か行きましょね(ちょっと鍛えておきますので、見捨てずにね)。
行きたい山・ルート等はたくさんあれど、冬のテン泊装備は押入れにしまい込んで、もう無理だ、あきらめた、とマイナー思考に拍車がかかっていました。
でも計画みると、行きたい気持ちを抑えきれず、最後のチャンスとかなんとか言っちゃって。ツヨツヨメンバーの大船に乗った。
さらに、GWには珍しく、好天。午後一時雨の予報も、当日には消え、最高の天気。壮大な白馬三山に、新潟の山々まで見通すことができた。二股からの舗装道路歩き、小日向のコルからの登り返し、そして鑓温泉に人が見えるけどなかなか近づかない登り、荷物も軽量化したとはいえ重い。きつかった。仲間や景色に後押しされた。
温泉の7,8m上方から、別パーティがスコップで雪をどんどん落としている。よほど熱いのか。この寒気の中、温泉に入るのに、段取りを考えていたら億劫になっちゃったけど、入らず帰ったら、ここまで苦労して登ってきた意味がない、と思い返し、いざ出陣。。。最高でした。熱い風呂好きの私でさえも、熱いを超えて痛い。入ったり出たり、足を出したり、まあ楽しいこと。出た後、水着を干したら、そのままの形に凍ってしまって、ザックに入らない厄介な話。
夜間の強風は、戦闘機が通過しているみたいな轟音と、あおりを作ったのに、テントのわきに置いた装備が飛ばされるんではないか思うほど吹き上げられた。雨の中のテント設営は免れたけど、明日はどうなるんだろう。
結局、テント場のパーティはすべて山頂を目指さなかったようだ。ピークを踏まずとも、この景色と温泉は十二分にみんなを満足させてくれたと思う。
ECOさん、KAZさん、お付き合いいただき、本当にありがとう。
これからも、自分の身体と折り合いをつけながら、自分なりにできる範囲で楽しみたいです。またどこか行きましょう。
3月上旬の常念岳東尾根後に、GW前半どこへ行こうかと思案していたところ、ヤマレコやYAMAPで気になっていた杓子岳への冬季限定ルートの杓子尾根、双子尾根が良いと思い、kazさんとganbanorip-さんをお誘いして企画しました。
ところが、4月25日利用開始予定だった猿倉駐車場が、駐車場内に亀裂が見つかったとかで利用不可に。その情報をganbanorip-さんから頂いた後、速攻で猿倉へのタクシー予約したら、今度はタクシー会社から猿倉への県道に亀裂が見つかったので、二股までしか行くことができないとの連絡が。二股から猿倉まで5.6kmも重いテン泊荷物を背負って歩くのはちょっとなぁと思い、転進先を考えるも、最終的に双子尾根は諦め、初日は鑓温泉テン泊、二日目に白馬鑓ヶ岳と計画変更しました。
結果的には、あのテン泊荷物を背負って双子尾根を上るのは、かなり辛かっただろうなぁと。計画変更して正解でした。
さて、お山の状況はと言うと。控え目に言っても超最高。迫り来る杓子岳と白馬鑓ヶ岳の迫力を常に感じながら、積雪期の北アルプスでしか味わえない自然の雄大さを、顔を上下左右に振りながら、ただただ見惚れるばかりでした。
そしてお待ちかねの鑓温泉。
色々なレポのとおり、確かに熱い。正確には痛い。
でも、外気温5℃くらいの中、少し風もあったので、風呂に出たり入ったりしながら、何だかんだ40〜50分入っていたような気がします。
3人で記念写真もたくさん撮ってもらい、掲載できない写真もありましたが、結構はしゃぎ気味でした。
夕食はganbanorip-さんが、仕込んで来てくれた諸々のご飯。早々に飲み始めてしまい、写真を撮るのを忘れてしまいましたが、朝食のガーリックライスも含め、体力回復に良さそうな料理を作ってくださいました。ありがとうございました。
ちなみに今回私が担ぎ上げた飲料は、水2L、麦茶600mmL、ポカリ500mmL。酒類は缶ビール350mmL×3本、白ワイン720mmLでした。
夕食も終わり、周りも寝静まった20時くらいから、結構な強風が吹き始め、夜中はテントがかなり揺られました。細引でしっかり固定しておいて良かったですし、昼はあまり気にしていませんでしたが、雪のブロックを積んでおいて良かったです。
そんな強風が二日目の朝になっても止まず、天気予報でも確実に稜線は強風のようだったので、3時半起床時に満場一致で白馬鑓ヶ岳は断念。ゆっくり朝飯を食べて7時前には下山開始しました。
北アルプス残雪期のバリエーションは、天候や同行者の日程調整でなかなか難しい面もありますが、今回のようにアクセス事情も絡むとなると計画通りにはならず、行ける時に行かないとと改めて感じた次第です。
今回も少しハードな企画に同行してくださったkazさん、ganbanorip-さんには大変感謝です。今シーズンご一緒する雪山山行はこれで終わりですが、また来シーズンもよろしくお願いします🙇
実は26日に、僕も双子尾根に行ってました(JPの手前で帰ってきちゃいましたが)。長走沢を下山後、8時半頃に猿倉台地で数パーティとスライドしましたが(距離はありましたが)、ニアミスでしたね。
去年のGWも全く同じ日程で雷鳥沢に居たみたいですし、またどこかでお会いできそうです。
それにしても温泉気持ちよさそうですね!
なんとニアミスやったんですね。
YAMAPの記録を拝見しましたが、相変わらずソロでスゴいところ行ってて、流石ですね。
若くて伸び盛り、気をつけていろんな素晴らしいところに登ってくださいね。でも無理は禁物ですよ(^_^)
そうそう、今年は昨年同様に9月に冷池の予定です。
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