三尾山〜西ヶ嶽


- GPS
- 09:12
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,560m
- 下り
- 1,488m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 9:13
天候 | 霧のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】神姫バス福徳貴寺口 |
写真
感想
前日呑みすぎた。
だからといって帰るのももったいないので予定通り山行を開始する。
だんだん明けてきた空に見える景色はどんより真っ白。遠景は霧に包まれこれから登る山がどんな姿をしているのかすら知れない。
とりあえず佐仲ダムにつき準備する。さらに林道を登り詰めて三尾山を目指す。
三尾山の登りはがりがりの急斜面の岩肌。
汗がどばっと噴き出す。
え、これから行く山稜ってずっとこんな登りと下り?え、歩きとおすのは無理じゃないかこれは・・・?と考え、三尾は西峰と北峰は行かずに主峰のみの一尾山として辞する。山頂からの景色はうっすらと北西方面の集落が霧の向こうに見えたのみであとは真っ白だった。
三尾を下り稜線歩きとなる。ここはお花がいっぱいだ。
心配していたアップダウンもなく軽快に歩ける。
鏡峠をすぎてもしばらくは平坦で、しっかり踏まれた道が続く。それがどこからともなく薄い踏み跡に変わる。
多少の岩登りもあり、花崗岩のそりたった岩盤を歩いていると、屋久島の前岳を歩いているような気分になる。そういえば屋久島でも「兵庫県の山みたいだな!」と言いながら歩いていた。
この稜線は東西にしゅっと伸びた単純な形ではない。よくよく地形図を見てみると南北に支尾根はあるし、ぽこぽこと起伏がある。テープがなければ道迷いしてしまいそうな場所がちらほらある。とはいえ東に行けばいいのだから、コンパスを確認して進めば問題ない。
頭が痛い。水を飲んでアセトアルデヒドの分解につとめる。ただでさえ糖の分解に水が必要なのになんと無駄なことをしているのだ私は・・・。そしてエネルギー補給のために飯を食わねばらなぬが胃が膨満感をうったえて飯を拒否する。
あまりスピードを上げたら後半で体力がもたないかも、と考えのろのろ歩き。
そして鋸山を過ぎたあたりから気づく。この稜線、飽きる。風景が見えなくて自分の現在地がわかりにくく、進んだ心地がせず、つまらない。というかつらい。体調のせいかもしれない。
さて、最初こそアップダウンを気にしないが、東に行くほど起伏が激しくなってきた。御在所岳を登って下りて、栗柄峠へ向かう頃には上り下りに飽き飽きしてきた。
栗柄峠の自販機でのどを潤す。
「河川争奪!争奪の肘!無能河川!」とひとしきり喜んだあとは西ヶ嶽を目指す。日差しが強いので傘をさすが風が強すぎてあおられる。あと、意外に車通りが多い。
栗柄口のバス停を通りすぎ、登山口を探す。目を凝らすと民家の奥が登山口になっていた。
西ヶ嶽を目指す。そして絶望する。急斜面に張り付いているのは階段。階段地獄だ。階段はつらい。座り込んで大休止すること二度。1時間ほどかけて西ヶ嶽に着き、岩に座り込んで地図をにらむ。
予定通り小金まで進むか、栗柄に下りてバスに乗るか。
考えた末、降りることにした。
この北斜面の下りは岩場の連続だった。岩場はいいが、岩の上に積もった枯葉で滑るのが恐怖だ。
下った先の愛染窟で「灘の最初の一滴」を浴びたのち、登山口へ降りる。
登山口には酒の自販機があった。酒・・・は、今日はもうやめておこう。
バスの到着まであと2時間。ベンチで休憩して、もういちど栗柄峠で「争奪の肘!」と喜んで、自販機でのどをうるおして、少し先のバス停まで歩いて、篠山口駅まで移動した。
【出会ったハイカー】
三尾〜鏡峠でソロ3人
鋸岳〜堂が峰でソロ1人
西ヶ嶽〜でソロ1人
よくお話する日でした。
コメント
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鋸山〜堂の峰の間で会いましたね。
まさかあの後西ヶ嶽まで行ってるなんて思いませんでした!
暑い中でのハードな縦走、お疲れ様でした。
とても暑くてバテバテでございました。
また三嶽に登りに訪れようと思います!
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