那岐山《日本三百名山》
鳥取県
岡山県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,555m
- 下り
- 1,348m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
下山口：奈義町高円の大別当山登山口から自転車で西村別荘地に戻る |
| その他周辺情報 | 湯郷温泉花みずき苑\500 |
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感想
当初の計画では大神岩のCコースを登り、菩提寺のAコースを下りる9.6�劼陵縦蠅世辰拭�7時に歩き出し10分ほど行くと路傍に立っていた案内板を見て気が変わり駐車場に引き返した。なぜなら興味をそそる縦走路が案内されていたからで那岐山の西へ延びる尾根上に滝山、広戸仙があり、声ヶ乢が登山口となっている。広域の登山地図を持ってきていないが、国道を走っているときにちらっと見て微かに記憶していた「広戸仙登山口」の道路標識を思い出し、それだけを頼りに行くことにした。まずは大別当山登山口に自転車をデポし16�匱屬鯀�らせた。
国道から入ると徐々に勾配が増すので、乢まで行ってしまうと帰ってくるときの自転車が大変になる。手頃な所で車を置きたいが、農村内では置く所もなく、山間部に入り別荘地の外れに駐車し、乢まで1.8�劼鯤發�ことにした。声ヶ乢（こえがたわ530m）の駐車場には車が1台。乢の反対側には「吹上の丘、山形仙」の標識、下から見ると大した山ではない。一寸アルバイトに立寄った。584mのピークには東屋がありここが吹上の丘のようだ。山形仙はと見るとその先に幾つかピークが見えどうもそれらしいが時間的に立寄りは断念し声ヶ乢に戻った。
1台車が来たようだ。縦走路に入るとよく整備された登山道で25分程登ると標高820m地点にある第1展望所に達した。東屋がありその名の如く見晴らしが良い。やはり山形仙は吹上の丘の上にあるどっしりした山体の山ようだ。津山の平地は霧が立ち込めべったりと雲海が広がっている。晴れてはいるが霞が掛り遠くの山ははっきりしない。P873にある第2展望所は見える範囲が広がった。更に登り詰めると第3展望所で3等三角点「爪ヶ城」 (1,076m)が設置され、三角点名と同じ「爪ヶ城」の案内板があり、昔は“詰ヶ城”と呼ばれ最後の砦であったようだ。このように標高の高い所なので居住用ではなかったのだろうが、その遺跡らしきものはあるのだろうか?
もう少し北に進むと広戸仙（ひろとがせん1,115m）の山頂で別名を爪ヶ城山とも表示されているが地形図には単に「爪ヶ城」と記されていた。展望はそこそこあるが第3展望所からの方が素晴らしい。次の滝山との間には深いコルがあり200mほど下降した。このため広戸仙が単独峰のように見え一段と美しい。鞍部で“ふるさとコース東入口”との指導標があり、広戸仙の北麓に滝を巡る探勝路だが鎖場もあり結構厳しそうな道だ。
登り返して小ピークを4つほど越えて滝山（1,197m）山頂に達した。1等三角点「瀧山」があり立派な標石が埋め込まれていた。傍に展望櫓があり那岐山、広戸仙の眺めが良かった。そして麓に広がる陸上自衛隊の日本原駐屯地があり戦車の演習が行われているそうだ。駐屯地内外には池が点在し農業用なのか自然のものなのか・・・昼食タイムにしてお湯を沸かすが、スープやコーヒーを小分けして持ってくるのを忘れお湯だけ飲む羽目になってしまった。失敗！お湯とパンだけ食べて、気を取り直して先に進むと小学校の先生と児童の一行10数名が登ってきた。瀧神社から登って来たと言うが駐屯地の中に一般人の入れる道があるのだろうか。
この先那岐山への縦走路は比較的なだらかで笹原の軽快な稜線歩きが出来る。惜しむらくは霞がかり遠望が利かないことだけ。コブをいくつか越し、一際高い丘に達すると東屋で地元の男性が休憩中。那岐登山口から声ヶ乢への逆コースを歩くそうで、声ヶ乢に車を置き奥さんの運転する別の車で那岐山登山口に向かったそうだ。そして声ヶ乢に置いてあった車の主がこの人だったのだ。
草原の丘を少し下って登り返すと3人の小母さんが下ってきた。東屋まで行ってくるという。3等三角点「名義山」(1,240m）ピークでは那岐登山口からのCコース（大神ルート）と合流した。当初登ってくる予定だった登山道だ。那岐山との鞍部には避難小屋があり水場も200m程下にあるようだ。小屋では数人休憩していた。那岐山(1,255m)山頂は展望360°で天気が良ければ後山や氷ノ山も見えるはずだが、今日はさっぱりダメ。那岐山という山名は伊邪那岐命に因み名付けられたそうだ。
縦走路をさらに北東に進むと右にBコース（蛇淵の滝ルート）を分岐し、その少し先で左に北登山道を分岐した。このルートは鳥取県側のルートで、さっきの地元男性の話によるとなかなかいいコースのようだ。北登山道の分岐を過ぎるとAコース（菩提寺ルート）の下山路となり、泥濘んでいるが丸太階段がしっかり整備されていた。1/3ほど下ったところに大きな括れがあり、地図に載っていない林道が乗越しており右に行くとBコースの5合目に合流するようだ。林道を越え丸太階段の急な登りで100m近くを登り、慈母峰(1,010m)に達した。4等三角点「大石ヶ平」があり、振り返れば優雅に聳える那岐山を望むことができた。風倒木が邪魔をする登山道を下り切ると菩提寺登山口だ。菩提寺は境内の銀杏の大木が有名だ。駐車場もあり参拝と登山の人達が利用している。
ここからは車道歩きで大別当山登山口に向った。登山口に「大別当山展望台、大別当城跡」と石柱がある。山頂に登っても標識もなく、山頂域の先端に東屋と鬼子母神の石碑があるが展望は今一だった。そして「防衛庁」の新しい標石と「陸用地」という古めかしい標石、察するところ昔から軍隊がらみの場所だったのだろう。登山口に戻り、デポしておいた自転車に乗り声ヶ乢へと戻る。国道53号線に入っても殆ど下りで12�厖召蠅鯀�り、声ヶ乢入口からは上り坂、だんだん勾配がきつくなるので行ける所まで頑張るが残り600mでギブアップ、榎の大木があったという碑の前に自転車を置いて歩いて急坂を登り駐車地点に戻った。
今日の温泉は湯郷温泉、花みずき苑（入浴料\500）に入り、明日の後山登山に備え千種町を目指した。まずはちくさ高原に自転車を置きに行き、日名倉山登山口のベルビー自然園手前で車中泊した。
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