蒜山《日本二百名山》
鳥取県
岡山県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,928m
- 下り
- 1,858m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:54
| 天候 | 曇時々晴一時小雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
下山口：岡山県真庭市蒜山上福田の蒜山高原キャンプ場から自転車で犬挟峠に戻る |
| その他周辺情報 | 湯原温泉湯元温泉館￥600 |
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感想
2:35京都を出発し大山崎ICから名神・中国道・米子道を走り蒜山ICで下りると蒜山高原はもうすぐだ。5:34キャンプ場に到着し自転車をデポした。山麓の道を走り犬挟峠（いぬばさりとうげ512m）に車を置いた。東屋と駐車場が整備されており登山口に直結していた。明るくなるのを待って6:30に歩き出した。樹林帯の道を進み徐々に高度を上げ、標高が750mを過ぎた辺りから笹原となった。雲居平(854m)に達すると下蒜山が眼前にドンと見えてきた。曇りがちで薄暗く写真を撮るには光量が足りずストックのヘッドを外し一脚代わりにしてシャタースピードを1/15まで落としなんとか撮影できた。
蒜山三山は岡山県と鳥取県の県境の山で日本海側の気候の影響をもろに受ける。今日も寒気によって上空は高く雲が覆っていた。しかし西の方には晴れ間も覗き一縷の期待を託した。雲居平からは急登でジグザグに東斜面を這い上がった。所々鎖やロープが掛かるが、何のためにあるのか疑いたくなる程度の傾斜だった。登り切ったと思ったらまだ前衛峰でピークまでもうひと登り。登山口から約1時間で下蒜山(1,100m)山頂に達した。3等三角点「蒜山」があり展望は良好、稜線の先に中蒜山、上蒜山が横たわっていた。
下りも急坂で足元は泥濘み滑りやすい。巨人ヶ平と名付く稜線上の笹原は気持ちよく歩け、ちらちらと顔を覗かせていた太陽がしっかり姿を現し絶好の登山日和となってきた。フングリ乢（約815m）は最低鞍部（たわ）で中蒜山へ向けて300mも登り返しとなった。塩釜冷泉からの登山道が左から合流すると中蒜山山頂は近い。下蒜山から1時間を要し漸く山頂に到着した。中蒜山(1,123m)山頂は4等三角点「中蒜山」があり360°の展望、立派な標柱が立ち避難小屋もあるが扉の締りが悪そうだった。
伯耆大山までは直線距離で12〜13�劼閥瓩�、雪化粧をした大山北東稜線の矢筈ヶ山等を望むことが出来たが主峰は雲に覆われ姿を隠していた。白いのは大山だけではなく蒜山も北斜面には先日の寒気による雪が残り、大急ぎで冬支度を始めているようだ。フングリ乢ほどの下降ではないが、下りて登り返すという仕事の末、上蒜山(1,201m)山頂に到着、日本二百名山”蒜山”の主峰であるが山頂展望がないのが残念。300m弱北西に踏み跡を辿ると2等三角点「上蒜山」(1,200m)があった。踏み跡は10�儖未世蹐Δ�積雪が踏み固まっていた。結構積もったものだ。この先も踏み跡が続き蛇ヶ乢（おろがたわ）に続いているがかなり藪が深そうだ。蛇ヶ乢を経由して上蒜山スキー場に下りる点線道が地形図に描かれ、更にその先アゼチ、皆ヶ山への縦走路がないかと調べてみたが分らず安全を優先し一旦スキー場に下りることにした。
上蒜山に引き返し南南西に延びる尾根を下ると、上蒜山の肩とも言うべき膨らみは、槍ヶ峰(1,116m)で360°展望が利き、上蒜山が雄大に見えた。この先の道端に埋もれた4等三角点「下福田山」を過ぎると急傾斜の下りとなり樹林帯に入った。明るい所に飛び出すと登山口だ。麓に広がった放牧地を通り抜け湯船川の河原に下りるとスキー場の駐車場が近い。通常の登山者はここを起点に登っているようだ。下山時に1組のご夫婦に出会ったのが唯一の登山者だった。
5�劼曚票崙司發�で蒜山高原キャンプ場へと向かった。キャンプ場で昼食を摂り、キャンプ場の一番奥から始まる皆ヶ山への登山道へと入って行った。雑木林の中を通り比較的なだらかだったが二俣山の手前から急登となった。太陽が姿を隠し、だんだん雲行きが怪しくなってきて二俣山(1,083m)に着くと同時になんと雹が降ってきた。直径1〜2�个両�さなものだがものすごい勢いだ。ザックカバーだけ付けて先に進むと丁度皆ヶ山から下ってくる男性行き違い、大変な天気になったと、かこちあった。気になっていた蒜山への縦走路について聞いてみると、昔国体のときにルートが開かれたが、その後廃道になり今はヤブが覆い尽くしているとのことだった。
小さな鞍部に下りる間に雹は止み皆ヶ山への登りは溶けた雹の水分で落ち葉がぬれ滑りやすくなってしまった。皆ヶ山（みながせん1,159m）山頂は東に開け上蒜山、アゼチ(1,116m)が近い。3等三角点「皆仙」が置かれた静かな山だった。元来た道を引き返し再び二俣山山頂に着く頃またまた雹が降り出した。今度は南の空も雲が一杯でさっきより激しく落ちてきた。暫く続くと覚悟したが今回も5分ほどで止んでしまった。滑りそうな下山路を急ぎ登りだして丁度2時間でキャンプ場に帰着した。
キャンプ場からは自転車で犬挟峠に戻る。蒜山山麓に整備された八束・川上自転車道は鉄道の路盤のようにアップダウンを抑えてあり走りやすい。下りまたはレベルの道の快適なサイクリングと言いたい所だが半分ほど来たところで雨が降り出し、雨具を着ての自転車行となってしまった。山麓の自転車道と分れいよいよ峠越えの伯耆街道に入ると“畝の松林”と地図にある感じのいい道となった。やがて勾配が急となり必死に14インチの折畳み自転車のペダルを漕いで70mの標高差を登り犬挟峠に帰着した。
後の楽しみは温泉、20�劼曚廟茲砲△訶鮓恐浩瑤卜�寄った。湯本温泉館（入浴料\600）に入り汗を流し、明日の登山口那岐山麓まで74�辧⊆屬鯀�らせた。
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