(佐賀) 岸岳ハイク;山城を歩く (+オマケに「菜畑遺跡」見物)


- GPS
- 03:40
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 351m
- 下り
- 353m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ 西側の中腹にある「登山口」までは、廃道化した林道が錯綜しており、標識も少なくて解りにくいです。そのため今回は、西側山麓の「古唐津焼窯跡」を出発点としました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山中は「山城」跡の遺構が多く、道や標識もよく整備されていました。なお「分県登山ガイド 佐賀県の山」には、南端の「姫落とし岩」から先にも難路ながら登山道があるように記載されていますが、登山道らしきものは見当たりませんでした。 |
その他周辺情報 | ・「菜畑遺跡」(なばたけいせき)は、唐津市の市街地にある、弥生時代早期(文献によっては「縄文時代晩期」とも)の遺跡。発掘物の展示館は「末盧館(まつろかん)」という名前で、その周りに復元された水田耕作跡などがある。大人210円、駐車場あり。 岸岳登山口からクルマで30分程度の距離。 (ご参考1;「末盧館」のホームページ) https://www.city.karatsu.lg.jp/page/1223.html (ご参考2;ウイキペディアの「菜畑遺跡」の項) https://ja.wikipedia.org/wiki/菜畑遺跡 |
写真
・・・(鉢合わせにならずに済んで良かったわ〜)(汗)
岸岳は、標高が300m台の低山だが、細長い岩稜となっている。岩の見た目から、火山岩でできた岩山かと思っていたが、転石の新鮮面を見ると、「砂岩」だった
(産総研「シームレス地質図v2」によると、「古第三紀 漸新世」の砂岩層)
感想
※ 今回も、九州の実家帰省時の気晴らしハイク
・佐賀県の山もだいぶん登り尽くした感があるので、ガイドブックを見てまだ登っていない、唐津市近郊の「岸岳」へ行って見ることにした。
このあたり、昭和40年代までは、「国鉄」唐津線から分岐した「岸岳線」という盲腸線があり、炭鉱もあったらしいが、鉄道も廃線となって久しく、佐賀県内でもめったに行かない場所だ。
・「ガイドブック」に書いてあった、北側からの登山道は、行って見ると「崖崩れで通行禁止」と書いてあり、結局、西側の山ろく 「古唐津焼窯跡」という場所から歩き始めた。古い林道を少し歩くと、中腹に「登山口」と書いてある標識と駐車場があって、そこからがようやく山歩きの開始。
・この「岸岳」という低山は、古くは「南北朝」の時代から、山城としての歴史があるらしく、山中には山城の遺構が沢山あった。登山者ではなく山城マニアっぽい人も来ていた。
一方で、地形からみて岩稜歩きや好展望を期待してたけど、さほどの岩場も展望もなく、南端の「姫落とし岩」と、北端の「旗竿石」の場所のみ展望があった。
・登山者は思いのほか少ない一方で、登山道をイノシシ一家がハイキングでもするかのように、後からやってきたのにはちょっとビックリした。(汗)
〜〜〜〜〜〜〜
・午後早めに下山したので、ついでに唐津市にある弥生時代の遺跡「菜畑(なばたけ)遺跡」に立ち寄ってみた。北部九州地域(福岡県、佐賀県)では、この「菜畑遺跡」と、福岡市の「板付遺跡」の2つが、日本で最も古い(AMS法によると、B.C.10C頃と推定されている)、水田耕作を伴う遺跡として知られている。今は田舎の代表選手みたいにバカにされることも多い佐賀県だが、かつては先進地だったのだな。。。
※ ご参考;「YAMAP」での同じ山行記録
https://yamap.com/activities/38998942
コメント
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亀レスですみません。(この文言も、もはや時代遅れかもしれませんね(笑))
岸岳、懐かしいです。私日頃は多久出身と言ってますが、実は相知暮らしが長いんです。岸岳も中学の頃友達と遊びに行きましたが、その頃は中腹から上は樹木は刈られていたのか、草原でした。(作礼山山頂も草原でした(笑))もちろん現在のような幽玄の雰囲気は全くなかったと記憶しています。自分の年齢と時の移り変わりを実感します。
今回訪ねた「岸岳」は、佐賀県出身の私にとっても、初めての場所でしたが、MISBさんにとっては、「ふるさとの山」だったとは、奇遇ですね〜
かつては山頂部は草原状だったとのことですが、岸岳周辺には、かつて炭鉱があったと記憶しているので、その関係で当時は樹々が伐採されていたのかもですね。
あるいは戦中・戦後の燃料不足の時代に、木炭用に樹々が伐採されていたのかも。。。
現在の岸岳の山稜部は、原生林かと思うような元気な樹々が生い茂っていました。
放置しているだけで森が復元するという、このような自然の回復力があるのは、日本の風土、気候ならでは、なのかな? とも思います。
>自分の年齢と時の移り変わりを実感します。
・・・というのは、私も還暦を過ぎてから、良く実感します。
でもそれも、悪いことばかりではないな、とかも思います。
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