守屋山 /南アルプス最北端の展望の山・花の百名山 (杖突峠登山口⇒守屋山ピストン)



- GPS
- 03:05
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 529m
- 下り
- 525m
コースタイム
守屋山西峰ピストン/東峰11:10⇒11:25西峰11:30⇒11:45東峰
11:55守屋山東峰⇒12:40杖突峠登山口駐車場
行動時間合計:3時間10分(休憩時間含む)
天候 | 9月26日:快晴 (下山後、夕方から雨) 気温15℃(杖突峠) |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
諏訪バイパス『諏訪IC』交差点を右折 R152に入って杖突峠バス停前登山口へ 駐車場:杖突峠登山口に大型駐車場有 駐車台数20〜30台くらい(?) ※駐車場の様子は写真参照 ------------------------------------------------------------------- ・因みにバスはJR茅野駅or高遠方面から出ているようですが… 守屋山登山口に停車するのは季節便のみ。タクシーを使うのが一般的かも ↓バス時刻表 http://www.jrbuskanto.co.jp/bus_etc/timetable.html#list06 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況■ ・鎖場が一箇所ありますが使わなくても登れる程度です ・危険箇所は特になく子供連れでも登れる山です(地元の小学生が学校の遠足で登る山だそうです) ・登山道にはその都度標識が出てくるので多分迷わないと思いますが、里山らしく幾つかの地元道(踏み跡)が交差してる場所もあるので、ちょっと注意です。 ・クマ出没注意の張り紙もあったので気をつけてください。 ■登山ポスト■ ・多分無いと思います。見当たりませんでした。 ■トイレ■ ・登山口から約30分歩いたところにある分杭平に仮設トイレがあります ※写真参照 ■水場■ ・登山口・登山道にはありませんので、杖突峠に入る前に購入しておいた方が良いでしょう ■避難小屋■ ・守屋山西峰山頂付近と分杭平(守屋山登山口/杖突峠駐車場から徒歩約25分)の所に有※写真参照 ■温泉■ ・上諏訪温泉『片倉館』…大人600円 大正ロマンな建物と天然温泉『千人風呂』が有名な温泉です http://www.katakurakan.or.jp/ ・『神宮寺足湯』…無料 諏訪市博物館内の足湯(諏訪大社上社前・杖突峠から近いです) http://www.city.suwa.lg.jp/scm/annai/jinguji_asiyu.htm ・ちょっと遠いですが、下諏訪温泉の共同浴場巡りも楽しいです http://www.spa-yuyu.net/spa/kyoudoyokujyou/nagano-kyoudou/shimo-suwa.htm ■総括■ 展望はとても良い山ですが、この山だけを目的にわざわざ登りに行くというよりは、何か観光のついでに登ってみる方が良いと思います。 例えば… ・7年に1度、諏訪大社で行われる『御柱祭』 http://www.onbashira.jp/ ・毎年8月15日頃に開催される『諏訪湖祭 湖上花火大会』 http://www.suwako-hanabi.com/kojyou/ ・上諏訪温泉や霧ヶ峰高原・入笠山 ・伊那方面では『高遠のさくら』 http://takato-inacity.jp/cm3/ など、観光ついでに登ってみるのも良いかもしれません。 ※展望重視なら、空気が澄んで樹木が葉を落とす晩秋〜冬(冬山入門として)・もしくは座禅草の咲く4月頃がオススメかも。 |
写真
この日は朝4:00に起床。
そして空が明るくなり始めた5:00頃、始発電車に乗って2駅先のレンタカー店で車を借り、一旦自宅に戻って出発する頃には6:00になっていた。
そして都内から中央道を通って目的地の諏訪ICまで約3時間のドライブ。
この日は空気が澄み切っていて、高速からの景色も充分楽しむことが出来た。
←車窓からは甲斐駒ケ岳が見えた(摩利支天もハッキリ見える)
この日は天気もさることながら、高速の渋滞も無くて最高のドライブ日和♪
写真には上手く撮れなかったけれど、南アの北岳〜間ノ岳の稜線や鳳凰三山のオベリスクも見れたし「こんなに眺めの良い中央道は初めて!」と大興奮!甲府〜諏訪間は本当にあっという間に感じた。
←そして最果てに北アの稜線を臨みながら諏訪ICを降りた。
実はICを降りた時に間違って諏訪バイパスを左折してしまったのでちょっと遠回りになってしまったけど、なんとか諏訪大社上社付近からR152に入って杖突街道をクネクネと上る。
…しかし標高1600m程度の山でこんなに上まで車で登ってしまったら…歩いて登る区間が殆ど無くなりそう…
←駐車場にはアジア風の建物が!?
杖突峠バス停横にある駐車場に到着すると、既に10台以上の車が駐車していた。
駐車場にひと気は無いものの、多分殆どが登山者の車だろう。
意外と人気のある山なのかも知れない…
←駐車場の様子(20台は確実に停められる位の広さ!)
「駐車場の建物といい怪しすぎる!」と思い、そのまま通り過ぎそうになったが、実はここが守屋山の登山口だった。
←看板脇から砂利道の車道を逸れて守屋山の登山道入り口が始まる
一瞬気付かずにそのまま林道を直進してしまうところだった…(汗
車道から登山道に入ると、先ずは樹林帯の中の急登が始まる。
しかし樹林帯の先を見てみると、すぐそこに空も見えているし、急登とは言え登る距離は大したことはない様子。
それよりも足元の土が粘土質なのか、少しツルツルとして滑りやすい。
大雨の後などは足元がグチャグチャになりそうだな〜と思いながらマイペースで登っていった。
後から知ったことだが、この道はバス停前駐車場から少し伊那方面へ行った所から出ていて、この先の分杭平(避難小屋がある所)まで車で行けるらしい。
なんか腑に落ちない気分だが、これ以上先まで車で入ったら折角の登山気分も出ないので、まぁいいや…のんびり歩いて行こう♪
座禅草コースに入って約2分程で分杭平(守屋山登山道入口)に到着。
今まで何度かクロスした車道もこの辺りが一応の終点。
(もう少し先まで行けるようだが、暗黙的にこの辺りの路肩に駐車するようだ。)
15分程登ったところで、またしても散歩道的雰囲気に…
ここからはまた少し方向を変えて道が続いている。
←ところで守屋山は『moriyasan』ではなく『moliyasan』なんですね…
そしてまったりとした道を5分程歩いて行くと…徐々に傾斜がきつくなってきて、目の前には延々と続く坂道が見えてきた。
坂の途中には休憩している人もちらほら…
どうやらここがこの守屋山の核心部『胸突坂』らしい。
左が山頂直登コース。右が山頂までちょっと巻いていくコースで、どちらも大して変わりない感じ。
ここからはもう山頂の道標も見えているので、左手の直登コースで一気に山頂まで登ることにした。
そして登山口の駐車場から約1時間ほど…ホント丁度良いハイキングという感じで、守屋山山頂に到着!
でもって先ず目に飛び込んでくるのは360度のパノラマ!!
なんか凄い開放感で気持ちイイ!!
東峰で約30分景色を堪能した後は、この先にあるもうひとつのピーク『西峰』へとピストンすることにした。
西峰は東峰よりも高くて三角点もそこにあるらしい。一応守屋山の最高峰らしいのでここはやはり登っておかなければ!
←東峰から西峰方面へ下ったところに『守屋神社奥宮』がある。
…が、何故檻の中?
その後、ちょっとした小山を登って守屋山中嶽を通過。
展望も何も無い通路のようなピークだったので、そのまま素通り。
看板を見てみると…なにやら「古文書に守屋山中嶽と記してある」らしいです。
由緒あるピークらしいですが、何の古文書で、どんな逸話があるんでしょうか?
そして中嶽を過ぎるとすぐに、ちょっとした登りがあって、カモシカ岩を通過。
「よくこの岩の上にカモシカが立ちます」だそうです。
見晴らしは余り無いけど、一応岩の上に立ってカモシカの気分を味わいました。
そしてしばらく行くと、登山道の脇に『守屋山山頂避難小屋』が建っていた。
扉は閉まっていたけど「ご自由にお使いください」という看板があったので、ちょっと中に入ってみた。
←古いコンクリート製で、見た目はちょっと怖い避難小屋
ベンチや温度計まである…けどここで寝泊りは出来ないかな?
そして奥には守屋山から見える山のパノラマ絵まで張ってあった。
折角なので、先ほど東峰から見た景色と照らし合わせて山座名を確認。
…本当に名だたる山がずらりと並んでいるし!
地元の有志によって管理されているんでしょうか?
なんとなくアットホームな雰囲気…因みにここは『ラビットハウス』という名前らしいです。
←棚の奥には登山記念などを綴る(なんて言うんだろう?ラクガキ帳?あしあと帳?)等もあります
東峰から丁度15分で、守屋山最高峰の西峰に到着。
←日本展望の山100山
守屋山の一等三角点は赤石山脈(南アルプス)最北端に位置し地理学上主要ポイントの三角点です
山頂標の奥には広々とした草地が広がっていてとても開放的な雰囲気
…さっき東峰でお昼ご飯にしちゃったけど、ここで草地に寝転びながらおにぎりを食べるのも良かったかなぁ〜
でもこの時期は樹木が生い茂っているので、展望は東峰の方が断然良かった。
ここ西峰は落葉シーズンの晩秋〜冬に登るのがベストかも知れない。
←樹木の隙間から見えた霧ヶ峰(車山)方面
西峰からは約15分で戻ることが出来た。
再び東峰に戻ると、先程はいなかったトンボの群れが山頂付近を飛び交っていた。
…もう秋だなぁ〜…としみじみ…
←東峰から諏訪湖(画面にちょっとだけトンボが写っている/ゴミにしか見えないけど…)
東峰で景色の見納めをしつつ、10分休憩した後はいよいよ下山開始。
ここからは朝登ってきた道を下るだけ。
下山途中ではこれから登ってくる人達とも結構すれ違った。ホント意外と人気のある山なのかな?
←東峰からの最後の眺め(すすきの背景に八ヶ岳)
東峰から約45分で駐車場に到着!
日帰りハイキングということで荷物も軽いし、行程的にもちょうどいい感じだし、そしてなんと行っても景色が最高だし、という訳で、気軽に登れる割にはとても楽しかった山でした。
←駐車場脇のアジア風建物
…なんか悔しいけど、下界に帰ってきたぁ〜って気がする(笑
感想
9月26日は、ちょっとした用があったので、相方の実家のある長野県へと日帰りで行ってきました。
でも折角信州に来たのだから「どこか山に登りたい!」
ということで、南アルプスの最北端に位置し、軽く小1時間程度で登れる『守屋山』に登ってきました。
当日の朝は台風一過ということあって快晴
朝イチでレンタカーを借りて中央道をひた走ると、目の前には南アルプスの北岳・間ノ岳&甲斐駒ケ岳.地蔵ヶ岳のオベリスク、そして八ヶ岳と次々に現れ、果てには遠く北アルプスまで見えるという、非常に素晴らしい眺め
後ろを振り返ると富士山のシルエットも浮かび上がってるし!こんなに遠くの景色まで見える中央道は初めてかも!!
そして諏訪ICで高速を降り、国道152を通って杖突峠へ。
杖突峠にある駐車場に車を停め、その先の林道を少し歩いた所から登山道に入ると、早速樹林帯の登り
このコースは、ちょっとした急登や鎖場はあるけれど、基本的には気持ちの良いハイキングコース。
今回は日帰りピストンということで荷物も少ないし、汗をかいたり息切れをするような事も無くて、歩いていて凄く楽しかった
そして1時間も歩かないうちに、あっという間に山頂(東峰)に到着!
どうやら地元の小学生が学校の遠足で登る山らしいのですが…なるほど納得!
そしてなんといっても、ここからの景色が最高
北ア・南ア・中ア・そして蓼科山〜八ヶ岳がぐるりとこの山を取り囲むように並んでるし!
まさに360度のパノラマ!まるで日本アルプスのヘソ!
因みに守屋山付近で糸魚川・静岡構造線と中央構造線が交差してるそうです。
ある意味本当に日本のヘソ?パワースポット??何気に不思議な場所です。
そんな守屋山からは、空気が澄んでいれば日本100名山が33座、ここから見渡せるそうです。
この日は中央アルプス方面と槍ヶ岳以北(白馬方面)に若干雲がかかってしまってたけど、ほぼ見渡すことが出来ました
でももうちょっと朝早くに登ればもっとよく見えたかも知れない
ということで、この後西峰へとピストンしたりして守屋山山頂を満喫。
1時間ほど景色を堪能して下山しました。
今年は9月に入ってからはずっと忙しかったので、週末や3連休にも何処にも行けず…
快晴の空を眺めては毎週溜息を付いてきたけど、これで少しは気持ちが晴れました。
それにしても、守屋山は里山的な山歩きを楽しむには丁度良い山ですね。
この山はザゼンソウの群生が有名らしいので、今度はその季節に登ってみたい!
若しくは冬晴れの景色目当てに雪山ハイクするのもいいかも知れない
近くに入笠山があるので冬山入門として今度一緒に登ってみようかな
コメント
この記録に関連する登山ルート
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あっちにも書いたけど、いろんな意味でお疲れ様です
守屋山、それほど長い行程でもないのに、記録のボリュームがスゴい
山と組み合わせの観光情報まであるとは、恐れ入りました!!
行ってみたいなぁ
今日は下諏訪
ここの
しかし一番多く入ったのは近代な湖畔の湯、次が遊泉ハウス児湯です。
料金が安くて早朝から入れるので大好きです。
勿論泉質も
ありがとうございますッ!
逆に短い行程でボリュームが出ないので、色々な情報を詰め込んでみました
あ、でも観光情報は…実はあっちでのmasaiさんのコメントからヒントを頂いちゃいました
是非何かの機会の時にでも行ってみてください
こんばんは
下諏訪温泉
私も湖畔の湯&遊泉ハウス児湯は何度か行ったことがありますが、やはり湖畔の湯が一番多いですね
あそこは人気があるのかいつも混んでいるような気も…
菅野温泉は多分行ったこと無いですが、なかなかレトロな雰囲気で良さそうな温泉ですね
旦過の湯・新湯等にも入ったことありますが、昔ながらの番台とか新鮮でした
下諏訪温泉はお湯が熱い所が多いですよね。
いつもその熱さに悶絶しながら入浴してるのですが、地元の方がアッサリと湯舟に入っていくのでビックリします
慣れって凄いなぁ〜
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