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Yamareco

記録ID: 7990825
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ハイキング
奥多摩・高尾

金剛山・石楯山/藤野町南域の里山を周回

2025年04月27日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 神奈川県 山梨県
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GPS
--:--
距離
7.8km
登り
449m
下り
460m

コースタイム

出発8:20−葛原神社下8:30−金剛山登山口8:40〜8:50−主稜線9:25−金剛山頂上9:45〜10:40−分岐点11:00−古峯神社11:10−同神社下車道11:15−送電線下(進路探索)11:20〜11:35−古峯神社下近くに戻る11:50−山梨県県道35号線に出る12:30−石楯尾神社13:30〜13:50−見晴し台(石楯山)14:05−300m圏コブ14:30〜15:00−林道15:10−名倉峠15:15−ゴール15:25
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道20号線を西進し、JR藤野駅手前で県道76号、520号線を経由して名倉地区に入る。途中で左折し、名倉峠を越えて向原集落に入る。シュタイナー学園の付近に駐車できる空き地が数か所ある。
コース状況/
危険箇所等
名倉地区の南を東西に走っている主稜線上には金剛山が2つあって混乱している。
この地区内に立っている案内図では神奈川・山梨県境の100m程東の450m圏コブを「金剛山」と記載している。一方、山梨県に入って500m程西の491m峰を地元の鶴島地区では「鶴島金剛山」とし、頂上の山名杭にもこのように書かれている。
このヤマレコの地図では450mコブを「名倉金剛山」、491峰を「金剛山」としているので、本記録ではこれに従うこととする。

向原集落から金剛山の頂上までよく整備された登山道が続く。頂上直下は急登であるが、頂上までロープが張られているので心強い。
一方、頂上から北に伸びる尾根(金剛山北尾根と仮称)の下りは厳しい。特に、頂上直下の標高差10m程はロープの無い急下降のため、滑落の危険性が高い。その先は延々とロープが張ってあるので安心。
名倉地区は藤野芸術村であり、町道脇には様々なモニュメントが置かれている。これらを鑑賞しながら散歩気分でのんびり歩く
2025年04月27日 08:25撮影
4/27 8:25
名倉地区は藤野芸術村であり、町道脇には様々なモニュメントが置かれている。これらを鑑賞しながら散歩気分でのんびり歩く
八重桜が満開だ
2025年04月27日 08:28撮影
4/27 8:28
八重桜が満開だ
名倉地区の遊歩道の案内図が所々に設置されているので現在地が分かりやすい
2025年04月27日 08:32撮影
4/27 8:32
名倉地区の遊歩道の案内図が所々に設置されているので現在地が分かりやすい
葛原(とずらはら)神社の下を通る。この直ぐ先で町道と分かれて狭い車道を右へ上って行く
2025年04月27日 08:30撮影
4/27 8:30
葛原(とずらはら)神社の下を通る。この直ぐ先で町道と分かれて狭い車道を右へ上って行く
畑地を抜ける車道が右に折れる地点が金剛山の登山口。この車道は金剛山の北裾を巻いて山梨県の県道35号線に出る。金剛山から降りた後、この車道の後半を歩く羽目になるとは予想もしなかった!
2025年04月27日 08:39撮影
4/27 8:39
畑地を抜ける車道が右に折れる地点が金剛山の登山口。この車道は金剛山の北裾を巻いて山梨県の県道35号線に出る。金剛山から降りた後、この車道の後半を歩く羽目になるとは予想もしなかった!
金剛山の登山口。ヤマビル注意!の警告。噛まれた時、駆除するために常に塩を持参しているが、ヤマビルの忌避スプレーが置かれていたので利用させてもらう
2025年04月27日 08:40撮影
4/27 8:40
金剛山の登山口。ヤマビル注意!の警告。噛まれた時、駆除するために常に塩を持参しているが、ヤマビルの忌避スプレーが置かれていたので利用させてもらう
送電線鉄塔の脇を抜けて篠竹の中を上って行く
2025年04月27日 08:52撮影
4/27 8:52
送電線鉄塔の脇を抜けて篠竹の中を上って行く
階段が設置され、よく整備された登山道が続く
2025年04月27日 09:01撮影
4/27 9:01
階段が設置され、よく整備された登山道が続く
狭くて崖縁の個所には転落防止用かガードレールまで付けられている
2025年04月27日 09:19撮影
4/27 9:19
狭くて崖縁の個所には転落防止用かガードレールまで付けられている
主稜線に出た。東に進めば名倉金剛山だが、この案内は無く、西に向かって鶴島金剛山が案内されている(この道標は山梨県が立てた案内と思われる)
2025年04月27日 09:23撮影
4/27 9:23
主稜線に出た。東に進めば名倉金剛山だが、この案内は無く、西に向かって鶴島金剛山が案内されている(この道標は山梨県が立てた案内と思われる)
一時的に痩せ尾根を通る
2025年04月27日 09:29撮影
4/27 9:29
一時的に痩せ尾根を通る
470m圏の頂上稜線まで上ると小さなアップダウンが続く。新緑がきれいだ
2025年04月27日 09:38撮影
4/27 9:38
470m圏の頂上稜線まで上ると小さなアップダウンが続く。新緑がきれいだ
金剛山の頂上直下は急登となるがロープが張られているので心強い
2025年04月27日 09:44撮影
4/27 9:44
金剛山の頂上直下は急登となるがロープが張られているので心強い
金剛山の頂上に着いた。標高491m。麓の地区名を取って「鶴島金剛山」と書かれた山名杭が立っている。小さな祠が祀られている
2025年04月27日 10:34撮影
4/27 10:34
金剛山の頂上に着いた。標高491m。麓の地区名を取って「鶴島金剛山」と書かれた山名杭が立っている。小さな祠が祀られている
北方向には川幅の広がった桂川の畔に上野原市街地が望まれる。その右奥は生藤山
2025年04月27日 10:23撮影
4/27 10:23
北方向には川幅の広がった桂川の畔に上野原市街地が望まれる。その右奥は生藤山
東北東方向には相模湖が一部見える。その上の山は景信山
2025年04月27日 10:24撮影
4/27 10:24
東北東方向には相模湖が一部見える。その上の山は景信山
ここから北尾根を下る。狭い頂上の祠のすぐ前から、藪の中に刻まれた踏跡の急下降が始まる。桂川に飛び込む勢いだ。ロープは無いので慎重に下る
2025年04月27日 10:38撮影
4/27 10:38
ここから北尾根を下る。狭い頂上の祠のすぐ前から、藪の中に刻まれた踏跡の急下降が始まる。桂川に飛び込む勢いだ。ロープは無いので慎重に下る
標高差で10mほど降りると道幅は広がってロープが張られていた。これで安心
2025年04月27日 10:41撮影
4/27 10:41
標高差で10mほど降りると道幅は広がってロープが張られていた。これで安心
480m圏で一度ロープは途切れるが、440m圏からまた現れ、延々と続く。それほど急坂ではないので必要はないのに
2025年04月27日 10:52撮影
4/27 10:52
480m圏で一度ロープは途切れるが、440m圏からまた現れ、延々と続く。それほど急坂ではないので必要はないのに
緩やかになった尾根筋を下って行くと、積まれた枝が行く手を遮る。370m圏。右山腹を下る様に案内板が置かれていた
2025年04月27日 11:01撮影
4/27 11:01
緩やかになった尾根筋を下って行くと、積まれた枝が行く手を遮る。370m圏。右山腹を下る様に案内板が置かれていた
道幅は狭いが明瞭な山道がなだらかに下っている
2025年04月27日 11:03撮影
4/27 11:03
道幅は狭いが明瞭な山道がなだらかに下っている
小さなお堂にひょっこりと飛び出した。古峯神社だ
2025年04月27日 11:08撮影
4/27 11:08
小さなお堂にひょっこりと飛び出した。古峯神社だ
さらに少し下ると300m圏で車道に出た。今朝通った向原の金剛山登山口から延びて来た車道だ。この道はこの下で左折して県道35号線に出るが、ここを直進して北に向かう
2025年04月27日 11:15撮影
4/27 11:15
さらに少し下ると300m圏で車道に出た。今朝通った向原の金剛山登山口から延びて来た車道だ。この道はこの下で左折して県道35号線に出るが、ここを直進して北に向かう
民家が途切れた途端に車道は終わり、篠竹の藪に切り開かれた狭い道に変わった
2025年04月27日 11:22撮影
4/27 11:22
民家が途切れた途端に車道は終わり、篠竹の藪に切り開かれた狭い道に変わった
送電線鉄塔に出た。地形図ではここから破線が描かれ、100m先で再び実線となって西側の崖をジグザグに降りてから沢を越えている。しかし、それらしい道は無く、周りは篠竹の密藪で体を入れる隙間すら無い
2025年04月27日 11:33撮影
4/27 11:33
送電線鉄塔に出た。地形図ではここから破線が描かれ、100m先で再び実線となって西側の崖をジグザグに降りてから沢を越えている。しかし、それらしい道は無く、周りは篠竹の密藪で体を入れる隙間すら無い
微かに切り開かれた尾根の西端から覗くと、真下の沢と県道の間は造成中。沢までは崖が削られ、法面で降りられない。法面の間の藪を降りようと何度も試みたが、篠竹の急斜面で危険。さあ困った、どうしよう
2025年04月27日 11:24撮影
4/27 11:24
微かに切り開かれた尾根の西端から覗くと、真下の沢と県道の間は造成中。沢までは崖が削られ、法面で降りられない。法面の間の藪を降りようと何度も試みたが、篠竹の急斜面で危険。さあ困った、どうしよう
仕方ない、古峯神社下まで戻り、金剛山の北裾を巻く車道を西に進んで、県道35号線に出てから北上した。この県道途中から、先ほどの造成地を西側から見る。鉄塔が右端、尾根の側面は法面と藪斜面だけ
2025年04月27日 12:35撮影
4/27 12:35
仕方ない、古峯神社下まで戻り、金剛山の北裾を巻く車道を西に進んで、県道35号線に出てから北上した。この県道途中から、先ほどの造成地を西側から見る。鉄塔が右端、尾根の側面は法面と藪斜面だけ
県道から分かれて住宅地を抜け、桂川の畔に出てから右岸の車道を歩いて神奈川県に戻った。今度は石楯(いわたて)山に登る。その前に、登山口にある石楯尾神社にお参りする
2025年04月27日 13:30撮影
4/27 13:30
県道から分かれて住宅地を抜け、桂川の畔に出てから右岸の車道を歩いて神奈川県に戻った。今度は石楯(いわたて)山に登る。その前に、登山口にある石楯尾神社にお参りする
境内に入ると巨大な二本杉(夫婦杉)が圧倒的だ。神奈川県指定の天然記念物とのこと
2025年04月27日 13:31撮影
4/27 13:31
境内に入ると巨大な二本杉(夫婦杉)が圧倒的だ。神奈川県指定の天然記念物とのこと
石楯尾神社の神殿
2025年04月27日 13:32撮影
4/27 13:32
石楯尾神社の神殿
神社の駐車場から石楯山に登る。遊歩道が整備され、道端にはヤマツツジが今を盛りと咲いている
2025年04月27日 14:00撮影
4/27 14:00
神社の駐車場から石楯山に登る。遊歩道が整備され、道端にはヤマツツジが今を盛りと咲いている
満開のヤマツツジは華やかだ
2025年04月27日 14:00撮影
4/27 14:00
満開のヤマツツジは華やかだ
尾根上に出た。270mコブは見晴し台として整備されている
2025年04月27日 14:05撮影
4/27 14:05
尾根上に出た。270mコブは見晴し台として整備されている
北方向には奥に生藤山、その左手前に能岳が望まれる
2025年04月27日 14:05撮影
4/27 14:05
北方向には奥に生藤山、その左手前に能岳が望まれる
北東方向には陣馬山が見える
2025年04月27日 14:05撮影
4/27 14:05
北東方向には陣馬山が見える
ここから尾根筋を辿って名倉峠へ向かう
2025年04月27日 14:12撮影
4/27 14:12
ここから尾根筋を辿って名倉峠へ向かう
300m圏コブは要注意地点。道標には、来た方向は神社、直進する方向も神社。名倉峠に行くには、来た方向から鋭角で折れ曲がる様に右折する
2025年04月27日 14:58撮影
4/27 14:58
300m圏コブは要注意地点。道標には、来た方向は神社、直進する方向も神社。名倉峠に行くには、来た方向から鋭角で折れ曲がる様に右折する
右は見晴し台から来た道、左はこれから進む名倉峠への道。ここの道標では、来た道を直進すると「駐車場」と書かれているが、神社の駐車場のことかしら?
2025年04月27日 14:59撮影
4/27 14:59
右は見晴し台から来た道、左はこれから進む名倉峠への道。ここの道標では、来た道を直進すると「駐車場」と書かれているが、神社の駐車場のことかしら?
無事に名倉峠の山道に入った。明るくて気持ち良い道だ
2025年04月27日 15:03撮影
4/27 15:03
無事に名倉峠の山道に入った。明るくて気持ち良い道だ
右の山道から降りて来て、林道に降り立った。
2025年04月27日 15:11撮影
4/27 15:11
右の山道から降りて来て、林道に降り立った。
100m程林道を歩くと、名倉峠で町道に出た。歩いて来た林道方向に石楯山の案内が立っている
2025年04月27日 15:15撮影
4/27 15:15
100m程林道を歩くと、名倉峠で町道に出た。歩いて来た林道方向に石楯山の案内が立っている
町道を10分も歩けばゴール。途中、満開の藤がきれいだった。今日はあちこちで咲き誇っている藤を見かけた。藤野の名前の通りだ
2025年04月27日 15:20撮影
4/27 15:20
町道を10分も歩けばゴール。途中、満開の藤がきれいだった。今日はあちこちで咲き誇っている藤を見かけた。藤野の名前の通りだ
ゴール地点から南東方向の山腹に見える「山の目」。最も有名なモニュメントだが、朝は光の関係で、どこにあるのか分からなかった
2025年04月27日 16:05撮影
4/27 16:05
ゴール地点から南東方向の山腹に見える「山の目」。最も有名なモニュメントだが、朝は光の関係で、どこにあるのか分からなかった

感想

名倉地区の里山は手軽なハイキングを楽しめるので、子供たちが小学生の頃に家族で何度も出かけた。40年も前の事である。
しかし、鶴島金剛山と石楯山には登っていないので、今回、この2山を片付けに出かけた。消化登山と言えようか。

しかし、名倉地区でも一方は南西端、一方は北西端と離れているため、これらを結んだ周回ルートを設定すると、麓の車道歩きが長くなるのは仕方ない。
これをできるだけ短くしようと、地形図で金剛山北尾根の延長部分に描かれている実線⇒破線⇒実線の道を辿ろうと計画した。あわよくば、破線から道無き道を下って、相模湖霊園に出られれば、かなりショートカットできるはずだった。
ところが甘かった。送電線鉄塔の先は道が消滅し、篠竹の密藪でとても進めない。この尾根と県道との間で進められている造成地工事のせいらしい。

このため、古峯神社下まで戻って県道35号線へと大回りする羽目となった。結果として、全ルートの中で山道を歩いたのは2割にも満たない。延々と車道歩きを強いられ、へきへきとした気分であった。
今回はもともと2つの山を結んで周回ルートに設定すること自体に無理があった上、当てにしていた破線の道の消滅、と言った伏兵のため、後味の悪い山行になってしまった。

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