【身延】安倍川 蕨野大沢右俣遡行・左俣下降


- GPS
- 06:41
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 794m
- 下り
- 791m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・吊橋は、結構揺れる。苦手ならば安倍川を渡渉しても良い。 ・大沢の二俣までは、登れる小滝が連続し、面白い。 ・右俣は、山抜けにより荒れた区間と登れない35m大滝を経て水が涸れるが、ゴルジュ内に小難しい涸棚が連続し、登攀的には面白い。 ・左俣は、登攀困難な10m以上の滝が連続し、高巻も面倒そうなものが含まれている。上部は長大なガレとなっている。 |
その他周辺情報 | この沢の名前は「大沢」だが、他の大沢と区別するため、本記録では蕨野大沢とした。「大沢」の記載は静岡県民有林小字マップ、中部山岳の渓流(鈴野)に見られる。 |
写真
装備
備考 | ラバーソール適 |
---|
感想
【計画】
蕨野大沢は滝が多そうで、以前から気になっていた沢だったが、集水域が狭く水量が少なそうだと思っていた。金曜に雨が降ったこのタイミングで訪渓。
【記録】
揺れる吊橋を渡って入渓すると、さっそく滝が連続。登れるものばかりで面白い。二俣に着いて、どちらへ行こうか悩むが、水量が多く、上部にゴルジュがあって詰めで退屈しなそうな右俣へ。しかしすぐに右岸から大きい湧水があり、水量は激減。山抜けを超えて進むと、左手に、この規模の沢にしては立派な「屏風岩」。大滝はホールド乏しく登れそうになく残念。大滝を右から巻いて少しでまた湧水があり、水涸れ。しかしゴルジュ内に涸れ棚が続き、これらが登り応えがある。苦労して全て直登するとゴルジュは緩んで、右岸側へ詰める。
左俣下降は長大なガレで始まる。このままスムーズに二俣まで降りられるかと思った頃に小滝〜20m程度の滝が連続し、巻き下るのも容易ではない。クライムダウンできる滝は少なく、何度か懸垂下降をして、二俣着。右岸をトラバースして尾根に出て下山。帰りは泥を落とすために、吊橋を渡らず渡渉。
【総括】
集中的に遡行している安倍川流域で、良い開拓ができた。標高が低く、南面で比較的暖かいし、水量も少なめで、手ごたえのある遡行が楽しめるので、この時期に行く沢としては悪くないと思う。左俣を登ってもそれなりに面白いのではないか。
蕨野集落の向かいにある「大沢」なので蕨野大沢。滝が連続し、あれよあれよと標高稼げる急峻な沢で振り返ると安倍川本流が真下に見えるほど笑
厄介な枯れゴルジュも楽しめる。南面で暖かく、沢初めシーズンにぴったりだ。
この辺じゃ珍しく、ワサビ田など生活の痕跡がほぼ無いのはやっぱり地形が急過ぎるからだろうか?
里の暮らしに根付いた安倍川流域の沢でも、比較的手付かずな所が残っていたのは新しい発見だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する