奥日光 温泉ヶ岳 誰にも会わない静かな名山


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 977m
- 下り
- 980m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:15
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:05
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:10
天候 | 1日目 快晴 2日目 快晴 3日目 晴れ薄くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
浅草駅〜東武日光駅 (まるごと日光 東武フリーパス 4390円) 電車(フリー区間の部分)とバスが4日間乗り放題の夢のような切符 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■湯元バス停〜刈込湖手前尾根 トレースは踏み固められている ■刈込湖手前尾根〜2207Pの尾根 急登、樹林間隔狭い箇所あり。 ■2274mP〜2207mP 展望の良い尾根歩きの箇所あり、樹林間隔密も多い。2274mPまで小さなピークが数個あり、遠く感じた。(何度かだまされた) ■2207mP〜温泉ヶ岳トラバース 温泉ヶ岳の直登も魅力的だが、びびってトラバースを選択。雪質の状態によっては雪崩滑落の危険あり ■温泉ヶ岳〜金精道路 1850m付近の小さな支尾根に引き込まれたことがある。注意した。 |
その他周辺情報 | ■日光ステーションホテルクラシック 入浴利用800円 石鹸、シャンプー、リンス、ドライヤー有り |
写真
装備
備考 | ■冬山基本装備 ピッケル、ワカン、アイゼン、ビーコン、ゾンデ、スコップ、ストック (ピッケルは使用しなかった。) ■ガス使用量メモ 一日あたり 133グラム |
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感想
当初はモコモコさんを置いて一人で奥秩父の山に行こうと企んでがモコモコさんに猛反対されあっけなく企みは潰された。
そこでモコモコさんが以前から考えていたルートが気になり行ってみることにした。
※今回の山行はお酒は持参していません。
●●●1日目●●●
湯元温泉バス停〜小峠〜刈込湖手前尾根〜尾根取り付き〜2140m幕営
冬期間のためか、浅草駅からの特急リバティも空いていて良かった。荷物スペースも余裕だ。東武日光駅から路線バスも空いていた。
終点の日光湯元まで1時間25分ほどだ。山の格好の人もいたが途中でみんな降りてしまった。
湯元温泉バス停は立派な待合室があるので助かる。山の用意も出来るし風雪からの寒さも凌げる素晴らしい所だ。
湯畑の脇を通り金精道路に出る。今回はいつも登る尾根よりも一本奥の尾根を登り路に取る予定なので一度蓼ノ湖へと降りる。
刈込湖、切込湖へ向かうコースは人気でしっかりと雪面が踏み固められている。小峠の手前がやや急になりモコモコさんはアイゼン装着して登る。
ドピン沢を通過してしばらく歩くと正面に取り付く尾根が見えた。
尾根の末端からではなくここから登ったほうが早く尾根の上に上がられるのではないかと考えた。
ここで本格的な登りの準備をする。ワカンを装着したり腹ごしらえ。待合室で会った男性が追い付いてきた。しばらく雑談。
取り付いた斜面は最初は樹林間隔が広く登りやすかった。真っ直ぐ上に登っているつもりがやや左にずれたようで小さな沢の脇の尾根を上るようになった。
細い樹林が乱立していて登り難い。ザックが枝に邪魔されたり、枝に積もっている雪が落ちてきたりとするため、後ろで「最悪だ〜!!!」と叫んでいる、もっと標高の低いところで尾根にでるつもりだったモコモコさんの声がする。
ここまで来るともう上を目指すしかない。モコモコさんに文句を言われながら急斜面をなんとか登り切った。
やっと目指した尾根に上がることができた。結果的に取り付いた尾根には標高1955m辺りで飛び出た。
(尾根の末端から素直に登ったほうが分かりやすく早いと思う)
まだ時間があるという事で明日の為にさらに標高を稼いでおくことにした。斜面が急になる手前の標高2040mあたりでテントを張ることにした。
設営が遅くなって、水作り夕食と忙しい。シュラフに包まったのは20:20頃と遅くなってしまった。
●●●2日目●●●
2040m(幕営地)〜2207mP〜2274Pm(夏道合流点)〜温泉ヶ岳トラバース〜温泉ヶ岳〜2240m(幕営)
冷え込んだが、厳冬期用のシュラフのお陰と湯たんぽ効果で寒さを感じず朝を迎える事ができた。
天気は快晴だ。朝一から急斜面の登りだ。やっとの事で2207mPに到着。
稜線は樹林間隔が密な箇所が多く歩き憎い。雪も深いので時間が掛かるが、展望良い場所もあり素晴らしい尾根だ。
2237mPに着く時間は予定よりかなり遅い。すでに11時を過ぎている。計画ではここから念仏平避難小屋〜根名草山〜念仏平避難小屋(宿泊)次の日、念仏平避難小屋〜温泉ヶ岳〜湯元バス停だった。
このままのペースでは無理と判断し、「温泉ヶ岳」一本に絞ることにした。それにつけても温泉ヶ岳の北斜面が物凄く急だ。夏道がトラバースしている訳が分かる。直登するとモコモコさんが滑落しそうで怖い。
雪の時期トラバースも雪崩れそうで怖いが、直登よりはリスクは低いと判断。間隔を開けて通過した。雪が柔らかく、適度に湿っており滑落しても止まりそうな雪質で助かった。
無事トラバース終了。足が攣りそうになったというモコモコさんは今回も山頂はパスするとのことで、単独で温泉ヶ岳をピストンすることになった。
快晴で山頂からは遠くの山々まで見渡すことが出来た。何度かこの山頂に来たことがあるがいずれも天候に恵まれなかった。
展望を存分に楽しんだ後は待っているモコモコさんと合流して、しばらく標高を下げた2240m付近で幕営することにした。明るい時間に水作りと夕食を済ませて18:30頃にはシュラフに包まった。
●●●3日目●●●
2240m〜金精道路〜湯元バス停
4時起床。6:30出発。今日は気温が高い。天気は薄曇り。日光白根山もよく見える。
過去に2050m辺りと1850m付近で支尾根に引き込まれたことがあるので慎重に下った。古いスノーシューの跡があったが途中で引き返したようだ。
下山する頃にはすっかり曇り空になっていた。
楽しみしていた湯元温泉の入浴は本日お休みだったり営業前だったりでことごとく振られて入れなかった。
お風呂なしで帰ろうと思ったが、モコモコさんの激しい抵抗と執念でなんとか東武日光駅近くのステーションホテルクラシックで入れそうなことが判明した。このホテルも今日は大きめのお風呂掃除の日で日帰り入浴受付開始が遅かった。
東武日光駅に向かい、入浴までの待ち時間で揚げゆばまんじゅうを堪能してからステーションホテルクラシックで汗を流した。
湯元温泉に浸かり、ゆで卵臭をプンプンさせて帰る予定が大きく変わってしまったが、初めて入ったホテルのお風呂もとても良いお湯で気持ちが良かった。
ホテルを出ると雨が降っていた。早めに下山して良かった。
東武鉄道で順調に帰宅した。
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