鎌倉アルプス:大仏~長谷寺~鶴岡八幡宮~大平山~建長寺



- GPS
- 08:56
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 361m
- 下り
- 357m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 9:28
天候 | 晴れ ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
写真
冥界の十王のうちの3体が掘られている。一番右は閻魔大王だが、風化が進んでいる。
風が強い日には強風が山に反響し、まるで十王が喚いているように聞こえたため、「喚き十王」とも呼ばれている。
かながわ景勝50選にも選ばれ、見晴らしが良く、かつては、鎌倉の防衛上、重要な場所だったらしい。
感想
3月10日は、「一粒万倍日、天赦日、寅の日」の3つが重なるトリプルラッキーな日。
「葛原岡大仏コース」と「天園コース」を組み合わせ、仏像好きな友人と一緒に神社仏閣を参拝してきました。
一番の目的は、長谷寺の十一面観音を再拝すること。
▶︎長谷寺の「十一面観音」に関する伝説と考察
【長谷観音の伝説】
近江国(滋賀県)の白蓮華谷で大きな楠の倒木があり、それが洪水によって大津の里に運ばれ、里人に祟りを引き起こした。
そこで徳道という僧侶は、その倒木を持ち帰り、2人の仏師に頼み、2体の観音像を造立させた。
一体は大和国(奈良県)の長谷寺に安置し、もう一体は、人々の救済を願って海に流した。
海に流された観音像は、牡蠣がらに導かれて三浦半島の「長井」の浜に漂着。
村人は、仮屋を作ってそれを安置した。その場所が現在の「仮屋ケ崎」である。
その観音像が鎌倉に運ばれ、観音堂に安置。それが長谷寺のご本尊てある十一面観音(木造としては日本最大級9.18 m)である。
【なぜ11面なのか】
あまねく広く自由自在に衆生を助ける観音様。
あらゆる方向を見て救う、つまり、四方八方と天・地を見ることができる顔を持つ姿を十一面で表したのではないかと言われています。
もう一つの説は、世界が「11次元の時空」で成り立っていることを表しているというもの。
理論物理学では、「超弦理論」という新たな理論が登場し、世界は11次元の時空で構成されていると予言しています。
我々が実感できるのは4次元時空のみであり、残りの7次元は、小さなスケールで「丸まっている」ため、観測することはできません。
しかし、超弦理論では、この極小のスケールである「ひも」が、宇宙の全ての現象を支配していると主張し、
高次元の視点から宇宙と人間の存在を理解しようとする試みが始まっています。
我々のもつ「意識」についても、肉体的な脳に限定されて在るのではなく、高次元の構造と関与しているとすれば、死後の世界観は変わり、人生の意味すら変わってくる可能性があるかもしれませんね。
それを示している十一面観音は、宇宙の叡智であり、それを信仰してきた日本人の感性は、他の国とは一線を画した存在と言えるのかもしれません。
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