山行記録: 人形山《日本三百名山》

記録ID: 7879780

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

北陸

人形山《日本三百名山》

2006年11月05日(日) [日帰り]

富山県岐阜県

山キチどん

GPS: 03:20
距離: 14.7km
登り: 1,250m
下り: 1,250m

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コースタイム

日帰り

山行: 4:26
休憩: 0:46
合計: 5:12

5:48

40分

人形山登山口

6:28

6:30

43分

奥山上三角点

7:13

7:19

28分

宮屋敷跡

7:47

24分

梯子坂乗越

8:11

8:17

18分

三ヶ辻山

8:35

14分

梯子坂乗越

8:49

8:57

11分

人形山

9:08

9分

登山道終点

9:17

9:36

10分

人形山

9:46

22分

梯子坂乗越

10:08

10:10

23分

宮屋敷跡

10:33

10:36

24分

奥山上三角点

11:00

人形山登山口

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2006年11月の天気図
アクセス	南砺市田向の高成林道登山口に駐車アクセスを調べる my出発地登録
その他周辺情報	五箇山温泉五箇山荘\400

写真

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人形山(1,726m)
宮屋敷跡より

2006年11月05日 07:15撮影 by E990, NIKON

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11/5 7:15

人形山(1,726m)
宮屋敷跡より

三ヶ辻山(1,764m)

2006年11月05日 07:23撮影 by E990, NIKON

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11/5 7:23

三ヶ辻山(1,764m)

2006年11月05日 07:36撮影 by E990, NIKON

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11/5 7:36

三ヶ辻山(1,764m)

人形山(1,726m)

2006年11月05日 07:36撮影 by E990, NIKON

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11/5 7:36

人形山(1,726m)

三ヶ辻山(1,764m)山頂
2等三角点「三ヶ辻」

2006年11月05日 08:12撮影 by E990, NIKON

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11/5 8:12

三ヶ辻山(1,764m)山頂
2等三角点「三ヶ辻」

人形山(1,726m)
三ヶ辻山山頂より

2006年11月05日 08:12撮影 by E990, NIKON

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11/5 8:12

人形山(1,726m)
三ヶ辻山山頂より

人形山(1,726m)

2006年11月05日 08:20撮影 by E990, NIKON

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11/5 8:20

人形山(1,726m)

人形山(1,726m)山頂

2006年11月05日 08:50撮影 by E990, NIKON

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11/5 8:50

人形山(1,726m)山頂

人形山西尾根の先端

2006年11月05日 08:51撮影 by E990, NIKON

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11/5 8:51

人形山西尾根の先端

人形山(1,726m)山頂

2006年11月05日 09:29撮影 by E990, NIKON

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11/5 9:29

人形山(1,726m)山頂

撮影機器：

E990 NIKON

感想

山キチどん

　昨日の夕方、大滝山の登山口を探して猪谷の集落に行ったが、登山口のあるはずのお寺の隣りの家の人に聞くが、「そんな道あるのかどうか」と首を捻るだけで埒が明かない。地形図に載っているが既に廃道なのか？登山口を見つけられず諦めて中根平に上がる高成林道は半分以上ダートで、登山口にある駐車場は工事の車で一杯。仕方なく手前の広い所に車を停め眠りについたが19時半頃まで林道を下ってくる工事の車のヘッドライトに照らされた。
　夜明け前に歩き出し人形山を目指した。湯谷の東に伸びる尾根をなだらかに進んだ。宮屋敷跡で稜線に出るまで標高差780mを登るが直線的に4㎞もの距離がある。人形山は湯谷の源頭を回り込んで対岸に位置している。この尾根の前半1,209mの4等三角点「奥山上」までは特にゆるやかな傾斜で行程が捗った。樹林帯の単調な登りが続き展望が開けたら宮屋敷跡だ。平成17年に建て替えられた立派な鳥居はかつて白山宮があった場所と言うことでここも白山信仰の山であったようだ。
　宮屋敷跡から先は再びなだらかな稜線歩きで、しかも草原で見晴らしが良い。傾斜が増し人形山と三ヶ辻山を結ぶ越中・飛騨の国境稜線の真ん中に乗り上げた。最後の登りは流石に急登でしかも泥濘んで歩き辛かった。まずは南に飛び出した三ヶ辻山を目指し分岐を南下すると今までとは打って変わった笹藪で朝露をタップリ持って一気にパンツを濡らしてしまった。こんなことなら雨具を着けるのだったと後悔したが後の祭、太い木が地を這い増々歩き辛い。人形山との分岐から1.1㎞、標高差110mを登り三ヶ辻山(みつがつじやま1,764m)の山頂に着いた。2等三角点「三ヶ辻」があり展望は360°、昨日登った大笠山や大門山、白山まで見通すことができるが霞みは増々酷くなり、いよいよ明日は雨の予報となった。
　来た道を引返し分岐点から北西に進むとこちらは整備された歩き易い道、標高も三ヶ辻山より低くなだらかに進み8:49、人形山(1,726m)山頂に着いた。なだらかな山頂には方向指示盤があり360°の展望を案内している。山頂から西にしっかりした道が続き、地形図にある大滝山への縦走路のようだ。昨日大滝山への登山口は発見できなかったがここからピストンで行ってこようと歩き出すが道はだんだん草深くなり、700mほど行くと完全に途切れてしまった。潅木と太い笹の連続で往復8㎞の藪漕ぎピストンを敢行する気にはなれず敢え無く敗退してしまった。せめて三角点のあるカラモン峰(1,679m)までは行きたかったのだが、それも諦め山頂に戻ると一組のご夫婦、埼玉の人で荒島、経ヶ岳を登ってきたそうだ。この後地元岐阜県の初老の男性が登頂しきた。大滝山のことを訪ねると猪谷から続く林道の終点からヤブの濃い道があるそうだ。山頂に登ると、反射板への巡視路が通じていたが何処から登って来るのか役場に聞いても分からなかったとのこと。人形山への縦走路は全く見出せなかったそうだ。
　山頂でゆっくり過ごし来た道を下り始めると一人、二人とすれ違い宮屋敷からの下山路では入善から来た10数人の団体とすれ違った。手頃で人気のある山のようだ。山名の由来は、老婆の病気平癒を白山権現にお祈りした二人の娘が、お告げに従い温泉を発見、その湯に浸かると老婆の病気が癒えた。二人がお礼に女人禁制の山に登ったところ白山権現の怒りに触れ降り積もる雪の中、遂に帰ってこなかったと云う。雪解け頃、山肌に手をつないだ二人の娘の雪形が現れ、それ以来人形山（ひとがたやま→にんぎょうやま）と呼ばれるようになったと伝承されている。
　11時登山口に帰着。今山行の3日間は不本意ながらピストン三連発となってしまった。仕事が忙しく下調べが十分できなかったので現地で大幅な変更を余儀なくされるなど際どい話だった。高成林道を下り切った所にある五箇山温泉の国民宿舎で汗を流し、五箇山の蕎麦を食べ帰路についた。高速代を節約するため、R156からR304を走り金沢森本ICから北陸道に入り、そしてこれまた途中の敦賀ICで下りて残り100キロ、R161を走った。高島で渋滞が始まり、途中越えに迂回し19時過ぎ漸く帰宅することができた。

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