五里霧中、盲目のたぶん二王子岳?

- GPS
- 08:14
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,704m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
| 天候 | くもり→ガス→爆風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
トレースは溶けて固まってを繰り返しカチカチになっている さして危険な所はないが…… |
写真
うーん確かに視界はないが、足下のトレースは見えるので、いけるとこまで行ってみるか。雪でトレースが消えるような状況なら進めなかったな。
感想
なんか急激に気温が上がって雪山の賞味期限も切れそうである。とりあえず二王子岳の雪山だけは踏まねばならぬというので登りにいった。あわよくば高知山周回狙いだが、まずは前回の反省も踏まえておとなしく神社ルートで踏みに行くことにした。
未明の5時すぎにスタートするが、雪は明らかに溶けて固まってを繰り返している感じでカチカチである。膝に悪い。林道を歩いて神社に到着、アイゼンを装着しトレースをおっかけて歩く。夜は明けきったがどうにも高曇りというか天気がいまいちよくわからない。そして独標にさしかかるあたりからガスが濃くなってきた。11月には根元の0mだった標柱が5.5mまで埋もれているのを見て驚きつつ先に進むが、ガスは晴れるどころか濃くなる一方。山も純白の雪山を想像していたところ、最近雪が積もっていないせいかなんだか薄汚れている。視界5〜10mの中、雲をつかむような感じで歩いて行くと視界不良のため先行者が引き返してきた。自分もやめようかなとも思ったが、山頂まであと少しだし足下のトレースをガン見していれば進めることは進めるのでせめてピークだけ踏みに行く。
稜線に出るとかなりの爆風が吹き付けてくる。うーむ、麓の春の気配に誘われて出てきたら上はまだ完全に冬であった。真っ白の世界の中突然真っ赤な何かが出現しぎょっとしたが、これが白い氷?雪?をまとった二王子岳避難小屋であった。その裏には例の山頂モンスターが鎮座しており、これで一応二王子岳登頂という言葉に偽りはなくなった。しかし11月は飯豊の一つ一つの尾根と谷がくっきり見える絶景だったところ、今回は飯豊のいの字も見えないありさまだ。高知山周回なんてしようもんなら迷子間違いなしである。
ガスも暴風も止む気配もないので下山にかかる。トレースを忠実に追って引き返し、カチカチに膝を痛めつつ、長い消化試合をこなして麓に降りてきた。麓はなんか微妙に青空が覗いており、これで上が晴れてたらブチギレだなと思いつつまあ実際にはそんなこともなく、家路についている間にすっかり一面の曇天に包まれていた。
☆登頂はまあ、したのだが……
満足できるものでは全くない。
3月後半にthe dayを待つ。
alpine3B










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