《筑摩山地》奈川【鎌ヶ峰】開田


- GPS
- 17:40
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,399m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:10
天候 | 1日目 高曇り~晴れ 雪 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪充分。この季節が一番 トレース無し 下りの尾根もスキー快調 |
写真
装備
個人装備 |
スコップ+ ノコ
ビーコン(1)
スキーストックシール
その他冬山個人装備(ナイフや灯り地図磁石)
シュラフカバー
|
---|---|
共同装備 |
ツエルト
ストーブ+茶食器+燃料
|
感想
久恋のマイナーピーク未踏峰、鎌ヶ峰へ。藪の埋まる季節は今だ。開田在住の旧友名取さんに声を掛けて、かめさんに車送りを頼んで段取る。どうしても山越え計画で行きたい。
前日まで鉢伏山〜三峰の十時間行動に続けて3日目。家でメシ食って体は完全に治ってる。
野麦峠までは女工さんの哀史に浸ってラッセル登高。きっと当時はこんなにカラマツ植林ではなくて柴刈場だったか。
国境稜線はひたすらスキーラッセル。シールに団子雪。叩き落としながら登る。昨日の山行で濡れたシールのせいかな。濃い針葉樹林、小さい雪庇、急傾斜。よくある感じの稜線だ。
もういいやってあたりで二人用イグルー作る。雪は文句なしで50分。名取さんも隣に作る。しかしなかなか箱型ブロックだけなので屋根はできない。2時間ほどかける。粒状の雪が降ってきたので風上側の小穴を丁寧に塞ぐ。朝まで暖かく過ごす。一緒に登るのは20年ぶりくらいか。2000年前後には毎週のように一緒に登っていた。ヤマレコ記録では50回一緒に登っていた。
2日目
快晴だ。槍も穂高も白山もなんでも見える。階段状に緩急を繰り返し、時にツボシートラ。アイゼンも一回つける。薮はそれほど濃すぎない。ニセピークを越えて到達。笊ヶ岳みたいだ。貴重な尖った2121m。水を飲み干したので、山頂で水作る。大きいPETボトル持ってくればよかった。
下降尾根は記録無し地形図判断なので、少し緊張していたが、悪場もなく、急傾斜だが、木にぶら下がるほどでもなくて、スキーで快適に下れた。名取さんは登山靴+ジルブレッタで奮戦。ゆっくり着実に降る。私は2年前から足首固定の出来る兼用靴。靴に滑らせてもらっているのだと実感する。最大限後ろに荷重してテール制動しても転ばないのが凄い。
林道はトレース等は無いがノルディック歩き出来る傾斜と雪質でやや助かる。最終人家からは携帯ゴム長に替えて、舗装路をシートラして西野を下る。日暮れ前に峠下で名取さんの知り合いに会う。二つある西野峠、どっちが良いか聞いて北側にする。外人ツアーで最近この峠が人気とのこと。峠下でスキー履いてる頃、暗くなった。ライト付けて峠越え。登りは良いが峠道のスキー降りはなかなかの夜行軍だ。こういうのは経験してなきゃ泣きたくなるだろうな。峠降りたらすぐ名取さんちだ。
91歳のお母さんがご飯食べさしてくれた。何十年も前から度々お世話になっている。お互い仕事辞めて、自由に登れるトシになった。
開田の風景は空が広くて、まるで道北のようだ。
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