毛猛山


- GPS
- 16:55
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,397m
- 下り
- 2,398m
コースタイム
- 山行
- 15:47
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 16:56
天候 | ガス→9時から快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
【服装】
スノーシュー 雨具 中間グローブ 冬靴 アイゼン(不使用) ピッケル |
---|
感想
【気温】日の出6:07/日の入り17:44
P1,500:気温1℃(風11m) 平地11℃
【コンディション・トレース・登山者等】
(週間天気)
火曜日:降雪なし
水曜日:1日または、午後から降雪
木曜日〜金曜日:快晴
土曜日快晴(9時くらいから雲少なくなる。)
日曜日:朝7時から紫(大きく青雲はかからない)
(コンディション予想)
・木曜日〜金曜日まで降雪がなく、雪がしまっているのではないか。先週末にしっかり降雪があり、雪量があるため、どの程度の雪の状況かは読めない。
(コンディション実際)
・木曜日〜金曜日まで降雪がなかったものの、高温の天気で雪がしまっていなかった。
・稜線にあがっても雪はしまらず、ずっとラッセルが続いた。
(当日登山者)スライドなし
【食料】28.4km+2,607-2,544 (h)休憩0
水持参:1.4L(消費1.0L)
消費: おにぎり2,ゆで卵2,カボチャ4,アミノバイタル1,タブレット2,焼き芋大1,大福1,チョコ3,ナッツ1,チョコケーキ3,さけるチーズ1
残: タブレット2、シュトーレン1、チョコ1、カロリーメイト2、ジェル2
【車場所】
・大白川駅の先の除雪終了地点に駐車
※車10台くらいは駐車可能
【電車】
(電車時間)
・大白川6:32/13:57/17:01→只見7:01/14:25/17:30
・只見9:30/16:31/20:03→大白川9:58/17:00/20:31
※今回は運休中
【行程(計画)】
(計画) 14h20-16h(太郎助山から尾根周回予定)
2:20P~5:30-40足沢山(+3h10)~7:00太郎助山(+1h20)-7:15-30百字が岳(+15)-8:50-9:00桧岳(+1h20)-10:00-10百字が岳(+1h)-11:00-30毛猛山(+50)-12:00百字が岳(+30)-13:30-40足沢山(+1h30)-16:40P(+2h50)
(実施) 16h54(ピストンに変更)
1:41P~3:00国道末端(+1h20)〜6:30-53足沢山(+3h30)~8:33-43太郎助山(+1h40)-9:10-30百字が岳(+27)-10:36-49桧岳(+1h6)-11:37-12:03百字が岳(+48)-12:40-52毛猛山(+37)-13:23-41百字が岳(+31)-15:10-21足沢山(+1h30)〜16:50-17:07国道末端(+1h30)〜18:35P(+1h28)
【コース状況等(メモ)】
(大白川駅〜尾根取りつき)
・除雪終了地点の積雪は、スノーポールより上。かなりの積雪量。はたして、山がどうなっているのか、若干の不安を抱えつつスタート。
・除雪終了地点から500mほどは、雪上車がはしった跡があり、スノーシューでも沈まない。
・あっという間に雪上車はなくなり、スノーシューで10cm程度のラッセル開始。
・スノーシェッドは、シェッドとほぼ同じくらいの高さまで雪があったものの、埋まるなどはなく、普通に通過。シェッド脇の歩道に薄く雪があり、スノーシューをつけたまま歩く。
・大白川駅からの電車は大雪で運休中だが、除雪されていた。
・道路はデブリなどもなく、問題なく鉄橋へ。
・鉄橋も線路脇の道普通に歩く。危険箇所なし。
・道路から鉄橋に降りるとき、身長以上の雪壁を降りるため、ステップを刻みながらおりる。
・同じく、尾根に取りつく際も、身長以上の雪壁を這い上がるため、ピッケル等で雪を崩しながらあがった。
(尾根取りつき〜足沢山)
・問題なく国道区間を終え、尾根道で足沢山へ向かう。
・尾根に乗り上げて、ラッセルがスタート。20cm程度。
・尾根道も大雪の影響か、雪がウネウネしており、雪壁になっている箇所もあり、進むのに時間がかかる。
・左側の雪庇は大きく崩壊しているものがほとんどで、樹林帯は枝がうるさく、尾根が細いため、右手からトラバースなどもできず、時間ばかりかかる。
・30分早くスタートしたものの、予定より1時間遅く足沢山に到着。
(足沢山〜太郎助山〜百字が岳)
・足沢山から太郎助山は、足沢山までの区間よりは雪があるように見えた。8時、遅くても9時にはガスが取れる予報。ガスのまま進む。
・遠目で見るよりも左側の雪庇はグタグタに落ちていたり、状況は悪い。雪庇を歩いたり、樹林帯を歩いたりを繰り返す。
・太郎助山までもラッセルは続く。
・太郎助山から百字ヶ岳は、稜線区間で風が少し強くなる。太郎助山から百字ヶ岳の尾根は、雪が多少はしまり歩きやすくなる。
・百字ヶ岳へやっと到着。ラッセルや、尾根道の雪状況の影響で、計画より2時間も遅く到着。百字ヶ岳に到着すると、急にガスがとれて青空が見え始める。休憩も終わると快晴になっていた。
(百字が岳〜桧岳)
・百字ヶ岳からは、1回下って登り返す。登り返したピークが岩場状になっており、下りは少しカリカリしていた。それでも5cm程度の沈み込みがあり、慎重に下ればスノーシューでも問題なく下れた。残雪期はピッケル+アイゼンか?
・カリカリ箇所を下って、P1,288あたりを通過時に、歩いていた雪面(左側雪庇)が一気に落ちる。歩いていたところから30-50cmほど雪庇には余裕を持たせていたが、思いっきり歩いていた雪面が落ちて、何とか右手にジャンプ。百字ヶ岳から片手ピッケルで歩いていたため、尾根に残った雪面にピッケルを指して、尾根に残れた。ジャンプした箇所が尾根の枝区間で、枝がたくさんあり、その上に乗れたことも良かった。もっと雪庇側を歩いていたら、完全に左側に落ちていた。奈落の底ではなく、下に緩い斜面はあるようには見えたが、100mくらいは落ちたかも。
・気温上昇により雪庇等には注意していたが、歩く斜面が落ちて、驚いた。
・P1,288の先は、2つの急な登りと桧岳直下の登りがあるように見え、遠目から見るにはアイゼンが必要そうだった。実際にそこまで歩くと、雪が柔らかく、15cm-20cm程度のラッセルで、アイゼンは必要なかった。
・結局桧岳まで雪が柔らかくアイゼンは不要。帰り道の下りも、雪が柔らかく不要だった。
・桧岳からは、上権現堂山から続く大倉山や高倉山が近く見える。守門岳や浅草岳の山容の広さも、いつもと見え方が違い、新鮮だった。
・百字ヶ岳から毛猛山は、雪がカリカリした箇所とモフモフした箇所があり、スノーシューではカリカリした箇所は歩きづらさを感じた。
(百字が岳〜毛猛山)
・百字ヶ岳へ戻り、毛猛山へ。
・毛猛山へは、中岳に向かって下って登り、再度毛猛山へ向けて下って登り返す。
・中岳直下はピークハントせず、そのままトラバース。
・中岳の登りよりも、毛猛山の登りのほうが長く感じる。
・百字が岳〜毛猛山は、カリカリした箇所はあまりなく、10-15cm程度の沈み込み。カリカリがない分、登り下りも歩きやすい。また難しい箇所もなく、桧岳と比べると優しい。たまに雪庇などの踏み抜きはあり。
・百字ヶ岳から見ると毛猛山より桧岳のほうが山容はかっこいいが、毛猛山に進むと、未丈ヶ岳の稜線・村杉半島、丸山岳〜会津駒ヶ岳が近くなり、桧岳とは全く違う景色が広がる。
・毛猛山までの稜線も素晴らしい。と感動しながら歩く。
・毛猛山まであっという間に到着。過去歩いた稜線などを眺めつつ、未丈ヶ岳までの素晴らしい稜線に心躍る。歩きたい。雪がしっかりあるうちに歩きたい。シルバーライン開通してからの天気がいい週末まで待つと、雪がどうなるのか。開通前に稜線を歩くとなると毛猛山からピストンになるし。雪が持つことを祈ろう。
・景色を堪能し、百字ヶ岳へ戻る。
(百字ヶ岳からの下り)
・百字ヶ岳に到着し、計画より1h30ほど遅れている。当初は太郎助山から周回して尾根下山する予定だったが、気温上昇でかなり雪が腐っていること+P1,126さらにその先まで登り返しや平坦移動もあり、時間がかかりそう+日没までには下れそうではあるが、時間に追われて歩いても楽しくないことから、相方と相談し、ピストンへ変更した。
・ピストンであれば、行きで落ちたクラックなどを見つつ、安心して下れる。
・太郎助山までは雪面が良かったが、太郎助山〜足沢山、足沢山から尾根末端までは、気温上昇で登りのトレースを利用してもクラックに落ちたり、先頭は地味に辛い。
・特に足沢山からP711までの区間は細尾根で、夏道と雪面を半分ずつくらいで歩く。雪も歩くため、夏道もスノーシューで歩くため、枝がうるさく非常にストレスを感じた。
・残雪期で完全に夏道を利用して、靴のみで歩いたほうが楽なのにと感じるほど。スノーシューでラッセルが必要になるところで、藪にお世話になるとは思わなかった。
・P711からは雪が現れ、歩きやすさに感動。尾根取りつきまで雪で進めた。
・尾根末端に近づくほど雪は腐り、スノーシューでも膝下まで埋まる。雪が重い。
・下りでも苦労しながら、やっと鉄橋に到着する。
・スノーシェッドでデポしたコーラで一休み。
・帰りの国道は、往路のトレースで楽できるかと思いきや、行きの3倍ほど埋まり、トレースが全く意味ない状態に。これはまた想定外。歩きながら、何とか沈まない歩き方を攻略し、半分程度の沈みこみになるように。道路歩きで、往路よりも復路のほうが時間がかかって、ゴール。
・雪深さに時間がかかり、過去最長行動記録を更新!17hとは、よく頑張ったものだ。相方とともによく頑張ったね〜と激励して、本日も終了。
【感想】
・毛猛山は名前からして、木の密度が濃い山ということが想像できた。残雪期やGWに歩いている記録を読んでいても、藪がうるさそうだった。
・歩きやすいシーズンは残雪期になるものの、毛(木や枝)が出ていない毛猛山に、ぜひ来てみたかった。雪がしまる前に来るということは、必然的にラッセルが想定され、雪の状況もその年、その日によって状況が変わる。また、早い時期に山に入る登山者もほぼいないため、その年の山の状況は実際に行ってみないと分からない。
・今年は山に雪が多くふり、例年とは状況が違うことが想定された。時間なども読めない中、長くても16hくらいだろうと想定し、18時頃には車に戻れるように行動計画を立てた。
・実際歩くと、高温の影響で雪はしまっておらず、数日間晴が続いたものの、ほぼラッセルばかりの行程となった。時間も多くかかり、なんと約17h。ひえ〜。恐ろしや。
・それでも、朝はガスだったものの、行程が遅れたおかげで百字ヶ岳で晴れて、ちょうどいいタイミングで晴れたことは幸運だった。また、桧岳+毛猛山にも登頂でき、周回という計画の100%は実行できなかったが、十分雪の毛猛山を堪能できた。
・先週の寒波後の毛猛山で、今期1番白い毛猛山を見れたと思う。これから大きな寒波はないと思われ、毛がない毛猛山を堪能できた。
・マイナー12名山6座目にあたる毛猛山(化穴山、矢筈岳、赤倉岳、ネコブ山、丸山岳につぐ)。マイナー12名山でも趣が全然異なり、毛猛山も本当にいいところだった。
・今日もよく頑張りました〜。良き1日でした。
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キャプション合ってないけど。。。
桧のほうが素敵に撮影できたので〜
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