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Yamareco

記録ID: 7853823
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

守門岳

2025年02月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:59
距離
17.5km
登り
1,449m
下り
1,451m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:52
休憩
1:06
合計
10:58
距離 17.5km 登り 1,449m 下り 1,451m
5:23
4
5:27
5:28
32
6:00
3
6:03
6:04
31
6:35
18
6:53
6:54
12
7:06
7:15
16
7:31
7:42
23
8:05
8:06
19
8:25
31
8:56
8:57
22
9:19
9:20
16
9:36
10:15
86
11:41
94
13:15
13:16
50
14:06
38
14:44
冬季除雪終了点
天候 やや霞んだ晴れ。終盤は曇り。
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
長岡駅に前泊し、翌早朝にタイムズカーを借りて冬季除雪最終点を往復。平日ということもあり、午前3時半時点で一番乗り。下山後の午後3時でも路上駐車は2台程度。
コース状況/
危険箇所等
ほぼ終始アイゼンの上にワカンを付けて歩いた。それで良かったと思う。寒さが緩んだせいで、時間が経つにつれて雪がズズっと沈むことが増え、下りでは踏み抜きも十数回。特に谷筋で顕著だった。

この日は雪が緩すぎてピッケルは終始用を成さず、アイゼンなしでも済んだかも知れないが、写真19の下りは凍結するとアイゼン・ピッケル必須とのこと。

写真48からのルートはほぼ間違いなくルートミスで、これで30分以上の時間とかなりの体力をロスしてしまった。
その他周辺情報 下山後はゆらいやで入浴・食事。
https://yuraiya.com/
他の方の記録を見ると、ここから北側へ早めに尾根に乗り上げる方が歩きやすい様子(マイナールートだけど)。自分はここから500mほど谷筋を辿ってから尾根に乗り上げたが、雪が沈んで歩きづらかった。
2025年02月28日 04:39撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 4:39
他の方の記録を見ると、ここから北側へ早めに尾根に乗り上げる方が歩きやすい様子(マイナールートだけど)。自分はここから500mほど谷筋を辿ってから尾根に乗り上げたが、雪が沈んで歩きづらかった。
スタートから2時間強、ようやく明るくなってきた。
2025年02月28日 05:58撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 5:58
スタートから2時間強、ようやく明るくなってきた。
日の出時刻の2分後。間に合わなかった。
2025年02月28日 06:17撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 6:17
日の出時刻の2分後。間に合わなかった。
右手に守門岳と青雲岳が見えた! 正面は大岳山頂かと思ったら
2025年02月28日 06:39撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 6:39
右手に守門岳と青雲岳が見えた! 正面は大岳山頂かと思ったら
登っても登ってもその先が現れてきて・・・
2025年02月28日 06:46撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 6:46
登っても登ってもその先が現れてきて・・・
でもめっちゃ美しい稜線。
2025年02月28日 06:51撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 6:51
でもめっちゃ美しい稜線。
やっと太陽に会えた!
2025年02月28日 07:05撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 7:05
やっと太陽に会えた!
大岳到着! まずは中津又岳方面。
2025年02月28日 07:11撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 7:11
大岳到着! まずは中津又岳方面。
守門岳へ続く稜線と足元のシュカブラ。
2025年02月28日 07:14撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 7:14
守門岳へ続く稜線と足元のシュカブラ。
烏帽子岳。
2025年02月28日 07:15撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 7:15
烏帽子岳。
既にバテていたけど時間に余裕があるので中津又岳を往復することに。守門岳山域でもこの中津又岳の雪庇が一番大きいらしい。
2025年02月28日 07:18撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
1
2/28 7:18
既にバテていたけど時間に余裕があるので中津又岳を往復することに。守門岳山域でもこの中津又岳の雪庇が一番大きいらしい。
中津又岳の雪庇をアップ。左に映っているUさんと比べると雪庇が化け物のよう。
2025年02月28日 07:23撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 7:23
中津又岳の雪庇をアップ。左に映っているUさんと比べると雪庇が化け物のよう。
中津又岳山頂付近に着いたけれど、怖いので先端には行かずに折り返し。
2025年02月28日 07:33撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 7:33
中津又岳山頂付近に着いたけれど、怖いので先端には行かずに折り返し。
大岳北稜の雪庇越しに守門岳方面。別な惑星に来た気分。
2025年02月28日 07:44撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 7:44
大岳北稜の雪庇越しに守門岳方面。別な惑星に来た気分。
大岳への登り返し。男性的な鋭い稜線。
2025年02月28日 07:47撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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大岳への登り返し。男性的な鋭い稜線。
大岳南肩から見る守門岳の北斜面は一転して女性的な美しさ。
2025年02月28日 08:12撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 8:12
大岳南肩から見る守門岳の北斜面は一転して女性的な美しさ。
シュカブラと越後の山々。
2025年02月28日 08:14撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 8:14
シュカブラと越後の山々。
大岳の雪庇を振り返る。
2025年02月28日 08:17撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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大岳の雪庇を振り返る。
写真ではわかりくいけれど、網張直前のここは激下りだった。ピッケルを出したけれど、この日は雪が柔らかすぎて機能せず。
2025年02月28日 08:23撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 8:23
写真ではわかりくいけれど、網張直前のここは激下りだった。ピッケルを出したけれど、この日は雪が柔らかすぎて機能せず。
シュカブラと青空。
2025年02月28日 08:27撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 8:27
シュカブラと青空。
1436m峰への登り。
2025年02月28日 08:51撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 8:51
1436m峰への登り。
シュカブラのはるか彼方に飯豊が見える。
2025年02月28日 08:57撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 8:57
シュカブラのはるか彼方に飯豊が見える。
大岳と中津又岳を振り返る。
2025年02月28日 08:59撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 8:59
大岳と中津又岳を振り返る。
中津又岳のオバケ雪庇のアップ。望遠で取りたかった・・。
2025年02月28日 08:59撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 8:59
中津又岳のオバケ雪庇のアップ。望遠で取りたかった・・。
青雲岳への登り。
2025年02月28日 09:03撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 9:03
青雲岳への登り。
青雲岳を過ぎて、いざ守門岳へ。左奥の袴腰(1527m)もカッコいい。
2025年02月28日 09:21撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 9:21
青雲岳を過ぎて、いざ守門岳へ。左奥の袴腰(1527m)もカッコいい。
着いた〜! 北に粟ヶ岳が白い。右奥は飯豊。
2025年02月28日 09:42撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 9:42
着いた〜! 北に粟ヶ岳が白い。右奥は飯豊。
粟ヶ岳のアップ。以下、時計回りで。
2025年02月28日 09:42撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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粟ヶ岳のアップ。以下、時計回りで。
右手前、烏帽子山。今度は飯豊が左奥。
2025年02月28日 10:07撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:07
右手前、烏帽子山。今度は飯豊が左奥。
うっすらと御神楽岳。
2025年02月28日 09:48撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 9:48
うっすらと御神楽岳。
袴腰。こっちの方が烏帽子っぽい。
2025年02月28日 09:43撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 9:43
袴腰。こっちの方が烏帽子っぽい。
浅草岳
2025年02月28日 09:47撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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浅草岳
燧ヶ岳
2025年02月28日 10:11撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:11
燧ヶ岳
越後三山は積雪期ならではの厳しい表情。
2025年02月28日 09:46撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 9:46
越後三山は積雪期ならではの厳しい表情。
歩いて来た稜線を振り返る。
2025年02月28日 10:07撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:07
歩いて来た稜線を振り返る。
下山はこの尾根。左の白くてなだらかな高原は1348m峰。
2025年02月28日 10:18撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 10:18
下山はこの尾根。左の白くてなだらかな高原は1348m峰。
ここで大きく踏み抜いた。このあと数m先でももう一度踏み抜いて、そちらでは肩までハマってしまった。
2025年02月28日 10:22撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:22
ここで大きく踏み抜いた。このあと数m先でももう一度踏み抜いて、そちらでは肩までハマってしまった。
1348m峰から守門岳を振り返る。西側は青空。
2025年02月28日 10:45撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:45
1348m峰から守門岳を振り返る。西側は青空。
休憩中のUさんが絵になっていたので撮影させて頂きました。
2025年02月28日 10:47撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:47
休憩中のUさんが絵になっていたので撮影させて頂きました。
1348m峰の高原の東側の縁に近づくと守門岳と袴腰から南に落ちる斜面がめっちゃカッコいい。教えて頂いてありがとうございました!
2025年02月28日 10:48撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 10:48
1348m峰の高原の東側の縁に近づくと守門岳と袴腰から南に落ちる斜面がめっちゃカッコいい。教えて頂いてありがとうございました!
このあたりは雄大で、なだらかで、踏み抜きもなく、気持ち良かった。
2025年02月28日 10:55撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 10:55
このあたりは雄大で、なだらかで、踏み抜きもなく、気持ち良かった。
続いて藤平山へと思ったら
2025年02月28日 11:19撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 11:19
続いて藤平山へと思ったら
これは1181m峰だった。ここも東斜面は切れ落ちている。
2025年02月28日 11:22撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 11:22
これは1181m峰だった。ここも東斜面は切れ落ちている。
藤平山は一転してなだらかなピーク。
2025年02月28日 11:38撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 11:38
藤平山は一転してなだらかなピーク。
稜線の見納め。このあと自分は西南西へ一般的なルートを辿ったが、Uさんは西北西に進んで行かれた。
2025年02月28日 11:41撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 11:41
稜線の見納め。このあと自分は西南西へ一般的なルートを辿ったが、Uさんは西北西に進んで行かれた。
ふと右を見ると写真の尾根をUさんが歩いていてビックリ。そんなルートがあると知らなかったし、何より速い!
2025年02月28日 12:03撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
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2/28 12:03
ふと右を見ると写真の尾根をUさんが歩いていてビックリ。そんなルートがあると知らなかったし、何より速い!
854m峰に向けて尾根を辿るつもりだったが、写真のような巨大かつ踏み跡皆無の雪コブが現れてビビり、踏み跡に沿って左斜面を下ってしまったが、これは多分ルート選択ミス。翌日曜には大半の人がこのコブを超えて行った様子。
2025年02月28日 12:44撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 12:44
854m峰に向けて尾根を辿るつもりだったが、写真のような巨大かつ踏み跡皆無の雪コブが現れてビビり、踏み跡に沿って左斜面を下ってしまったが、これは多分ルート選択ミス。翌日曜には大半の人がこのコブを超えて行った様子。
この急斜面の下りがヤバかった。数歩ごとに踏み抜くし、急すぎてズズーっと滑るし、樹林に沿ってお濠のようになっていて、そこに落ちないようにするのが大変。
2025年02月28日 13:02撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
2/28 13:02
この急斜面の下りがヤバかった。数歩ごとに踏み抜くし、急すぎてズズーっと滑るし、樹林に沿ってお濠のようになっていて、そこに落ちないようにするのが大変。
駐車場に帰還。バテた〜。でも樹林帯の上は本当に別世界で素晴らしかった。
2025年02月28日 14:43撮影 by  iPhone 13 mini, Apple
1
2/28 14:43
駐車場に帰還。バテた〜。でも樹林帯の上は本当に別世界で素晴らしかった。
撮影機器:

感想

「そこに山があるから」を見てぜひ行ってみたいと思っていた冬の守門岳。ここ数週間ほぼ毎日の天気予報をチェックして、晴れマークオンリーのこの日に決めた。

ところが前日に天気予報が変わり、昼ぐらいから曇るとのこと。そこで、晴れているうちに稜線を歩こうと超早起きして3時半に登山口に着いたら一番乗りだった。数分後に地元魚沼のソロ男性が到着なさって(「Uさん」)、さくっと準備を整えて自分より先に出発。

キビタキ避難小屋あたりでやっとUさんに追いついてしばらく自分が前を歩いたけれど、ジャケットを羽織るために再度先に行って頂いたところ、Uさんの速さに驚いた。自分が追いつけたのはUさんのトレースを使えていたからだった・・。

Uさんはポイントごとにゆったり休憩を取っていらっしゃったので、結局藤平山までの6時間近く、追いついては先を行かれ、先を行かれては追いつきの繰り返しでトレースを使わせて頂いた。山座同定もいろいろ教えて頂けたし、何より山中で他に誰とも会わなかった今回の山行で、とても心強かった。感謝。

*****
稜線は予想以上に素晴らしかった。雪庇の大きさはもちろんのこと(特に中津又岳!)、それを朝日の中で斜めに見た時の鋭利な刃物のような美しさ、真っ白に続く他の惑星のような稜線のシルエット。1348m峰から見上げる守門岳の南斜面も感動だった。




*****
事前の予報によると、午前7〜10時の稜線の気温はマイナスの7〜3度。

今回は反省点も多かった。樹林帯を抜けたあとの寒さ対策の遅れ、事前計画段階での所要時間の計算ミス、それに伴う終盤での水不足(1.5Lしか持って行かなかった)、写真48でのルートミス、冬山装備使いまわしの要領の悪さ等々。

機会と体力があればまたいつか、今度はもっとスマートにあの素晴らしい稜線を周回してみたい。

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