長い長い林道歩き ❅ 厳冬期の塩見岳へ

miio
その他1人 - GPS
- 24:20
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 2,349m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:23
- 山行
- 14:04
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 15:49
| 天候 | 1日目: 晴れ 2日目:晴れのち曇 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
コース上は全行程トレースあり、利用させていただきました。車道はチェンスパ、登山口でアイゼンに換え、ワカンは持参するも使わず。塩見小屋でストックからピッケルに換えました。小屋から塩見岳への道はほぼ夏と同じ道で鎖や黄色ペンキが見えているところも多い。雪は柔らかく凍結も無かったので、足場は安心でした。 積雪・凍結次第で状況は変わります。 |
| その他周辺情報 | 下山時間が遅くてお風呂はなし。食事は24h営業の談合坂SAで深夜食となりました。 |
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
仲間が直前に誘ってくれた塩見岳。
新版・日本雪山ルート集(2006年)によれば、塩見岳は南アルプス雪山入門のステップアップとして位置づけられてるみたい。ただ、本のルートは塩川小屋からとなってるし、時期も年末年始あたりの雪の少ない時となっているので条件は異なる。三伏峠までは林道歩きが長いけどトレースさえあれば体力でどうにかなるかな、と。問題は塩見岳山頂直下の岩場のほうだけど、雪の状況次第でチャレンジしてみたいと、調べもそこそこに行ってみることにした。
久しぶりの重装備は往路の林道歩きで既に肩にずっしりくる。幸いトレースはあったので、体力的には随分と助かった。三伏峠のテン場には既にテントが4張。夜20:30頃、そろそろ寝ようかなと思ってると、隣のテントの方々が帰って来る声がした。あまりちゃんと聞こえなかったけど、興奮した様子から山頂まで行かれたんだなー、声をかけたいけど寒いからシュラフから出られないなー、明日はトレースあるからありがたいなー、とか考えてるうちに寝てしまった。
翌朝、暗い中、山頂へむかって歩き始める。トレースがあるのでルーファイの苦労もなく本当にありがたい。雪質もアイゼンで歩ける締まり具合。展望はほとんどないので雪の着いた樹林を縫うようにひたすら進むが、思ったより時間がかかる。塩見小屋直前にやっと展望が開け、ようやく開放感を感じられる。小屋から先は岩場と鎖場なのでピッケルに換えて進んでいく。山頂までのルートも、トレースあり、鎖や足場も使える雪の着き方だったので怖い所はなかった。9:51登頂。塩見岳山頂から見る雪の山々は、夏よりエッジが効いていて綺麗だった。そんな景色を見ながらも、長い下山が頭から離れず、かなり冷めてた気がする。下山は三伏峠小屋までは順調だったが、撤収して重くなった荷物は、疲れた体にはこたえた。特に、最後の林道歩きは、歩いても歩いても着かなくて頭を空っぽにして必死に歩いた。駐車場の車をみて荷物を降ろして冬靴をぬいで一息した時、やっと達成感とか嬉しさとかいろんな感情がでてきた。自分では体力はある方だと思ってるけど、限界をみた気がした。長い行程を一緒に過ごし、見守ってくれた山仲間に感謝します。限界がわかれば限界を少しずつ超えていく努力もできるかな。











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