二口渓谷 大東大滝


- GPS
- 11:14
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,164m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
- 山行
- 11:07
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 11:15
天候 | ☁️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アプローチ長い…。 |
写真
感想
大東大滝に初めて来たのは3年前。頭上70mから流れ落ちる水の流れを何分も飽きずに見上げていた。この滝が凍ることを知ってから、冬にここを登ろうと考えていたが、仲間の都合がつかず中々機会はこなかった。ただでも大東大滝までは遠い。重いギアを担いで延々とラッセルしながらここまで来る人は中々いないと思う。そうしている間に、アイスクライミングシーズンの終わりが近づいてきた。そんな時、idennsi99さんから2/22は空いていますかとLINEが来た。彼とは今シーズン何度も登っている。挑戦心旺盛なクライマーだ。大東大滝の写真を送ったら早速乗ってきた。しかも仲間を二人誘ってくるという。待ち望んでいた機会が来た!!
2/22 朝6時。秋保ビジターセンターの駐車場に4人が集まった。有難いことに、この日は寒波、しかも晴れのち曇り時々雪の予報。何から何まで好条件が揃った。ワカンを履くのももどかしく、早速歩き始める。途中から登山道を外れ、斜面をいくつかトラバースしながら京淵沢左岸を目指す。この時期になると、雪は締まっていて登山道外でもあまり沈みこまなかった。それでも長い。3時間半もかかって、ようやく京淵沢に降り立つ。降りたところからは見覚えのある京淵沢の光景が広がっていた。正面は完全に壁で滝があるようには見えない。しかし、沢を詰めていくと岩陰から唐突に大東大滝が姿を現す。
滝は記憶にある三年前の姿のまま凍り付いていた。本当に流れ落ちる水がそのままの形で凍り付いたような、動きを感じさせる形の氷瀑だった。叩いた感じ、氷はしっかり締まって最高。手つかずの青氷の滝を占有できるなんて中々ない。みな、疲れが吹っ飛んだようだった。落差70mと聞いていたので、二人一組でペアを作りマルチピッチで登ることにする。最初にidennsi99さんと私(neur)がとりついた。リードが垂壁部分を越えると直ぐに「うわっ」という声が聞こえた。上の方は氷の状態が良くないのか?? フォローで登り垂壁の上にでると、氷に穴が開いてその下を水が流れている。氷がつながっている部分も薄い。もう一方のペアの方も、かなり苦労していた。第2ピッチは登らなくても良いな。最後の一人が登って来るのを待っている間に吹雪いてきて、この時点で1時半。懸垂下降して一息ついたときには、もう一度登る意欲も時間も残っていなかった。帰り道も長く、しかも先程の吹雪で踏み跡が消えてしまっていたが、何とか明るいうちに下山できた。
この日のアイスクライミングは今シーズン最高の一日だった。こんな長いアプローチをものともせず一緒に登ってくれた仲間たちと大東大滝に感謝しながら帰途についた。
neurさんから教えていただき初めての大東大滝に行ってきました。
岩手からWさんも合流!
長いアプローチでしたがそれを忘れるほどの素敵な氷瀑に出会えました。
スクリューが打たれていない氷を登ることができめっちゃ幸せな時間でした。
また機会があれば登りに行きたいと思います。
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