記録ID: 7816196
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無雪期ピークハント／縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山
荒滝不動から庄司山・栗ノ木岳を周回
2025年02月15日(土) [日帰り]
三重県
yamaaruki108
- GPS
- 08:07
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,125m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・庄司峠から庄司山への踏み跡が薄い。また若宮峠から赤桶へ下り始めるあたりは大量の落ち葉で道が分かりにくかった。黄色いテープなどを見失わないようにする必要がある。 ・若宮峠から栗ノ木岳への道が落ち葉や残雪で滑りやすいところがあった。また頂上手前の痩せ尾根は、日影では凍った雪が岩についていて特に下りでは慎重に行動する必要があった。アイゼンは持参していたが使用せずでした。 |
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庄司山から栗ノ木岳にかけての稜線（2021年10月局ヶ岳山頂から）
薄暗い植林の中を登って行くと朝日を受けて赤くなった山なみが見えました。
最初の堰堤を過ぎてから涸沢の左岸に移り、そのあとは沢沿いに登って行く。
沢沿いの道。前回の時よりも落ち葉が多く、少しわかりにくいところもあった。あまり人は入っていないような感じです。
峠に近づくと日が差してきて明るくなる。道は落ち葉に覆われているが、何となく分かります。
午前8時50分に庄司峠に着きました。前回と同様に少し薄暗い印象です。
峠のお地蔵さんに安全祈願をしておきます。少し休んでから9時に出発。お地蔵さんの横から庄司山に向かって登って行きます。標高差は170mほど。
2/15 8:48
峠のお地蔵さんに安全祈願をしておきます。
少し休んでから9時に出発。お地蔵さんの横から庄司山に向かって登って行きます。標高差は170mほど。
少し休んでから9時に出発。お地蔵さんの横から庄司山に向かって登って行きます。標高差は170mほど。
10分ほど急登すると一旦穏やかな道になる。左に折れて進んで行きます。
やがて道は再び急登になり、雪も見られるようになってきた。総じて踏み跡は分かりにくく、いつの間にか右方向に斜面を巻くように進んで行ってしまった。
2/15 9:28
やがて道は再び急登になり、雪も見られるようになってきた。総じて踏み跡は分かりにくく、いつの間にか右方向に斜面を巻くように進んで行ってしまった。
軌道修正も面倒なのでそのまま進んで行くと不意に尾根の上に出ました。多分庄司山に続く尾根だと考えて左に折れて緩く登って行く。
ほどなく小さなピークに辿り着いたが、そこが庄司山でした。午前9時40分に到着。
途中で展望が開けて局ヶ岳が見えました。その手前にP821、左にP942と前回縦走した稜線上のピークも見えています。
ここも標高は900m。これらの三つのピークを合わせて庄司三山とでも呼ぶのだろうか。今日は体が重くてあまり調子が出ないので10分ほど休憩。とりあえず若宮峠まで行くことにした。
2/15 10:01
ここも標高は900m。これらの三つのピークを合わせて庄司三山とでも呼ぶのだろうか。
今日は体が重くてあまり調子が出ないので10分ほど休憩。とりあえず若宮峠まで行くことにした。
今日は体が重くてあまり調子が出ないので10分ほど休憩。とりあえず若宮峠まで行くことにした。
前方遠くに迷岳が見えました。その手前はこれから縦走して行く稜線上のピークが小刻みに続く。地図を見ると850mを超えるピークが五つほどあるようです。
2/15 10:15
前方遠くに迷岳が見えました。
その手前はこれから縦走して行く稜線上のピークが小刻みに続く。地図を見ると850mを超えるピークが五つほどあるようです。
その手前はこれから縦走して行く稜線上のピークが小刻みに続く。地図を見ると850mを超えるピークが五つほどあるようです。
これは南伊勢の方？
今日は天気がよくて風もないが、少し霞んでいて春先のような眺めです。
今日は天気がよくて風もないが、少し霞んでいて春先のような眺めです。
一つ小さなピークを越えたあと、五連続ピークに向かいます。なかなかしんどそうですが、それぞれのピークの標高差は数十メートル程度なのが助かります。
2/15 10:33
一つ小さなピークを越えたあと、五連続ピークに向かいます。なかなかしんどそうですが、それぞれのピークの標高差は数十メートル程度なのが助かります。
午前10時40分に最初のピークに到着。前方に目指す栗ノ木岳が見えました。ここは無名のピークですが、標高は庄司山と同じ880mほどでP880としておきます。庄司峠と若宮峠の間で唯一展望のあるピークでした。
2/15 10:43
午前10時40分に最初のピークに到着。前方に目指す栗ノ木岳が見えました。
ここは無名のピークですが、標高は庄司山と同じ880mほどでP880としておきます。庄司峠と若宮峠の間で唯一展望のあるピークでした。
ここは無名のピークですが、標高は庄司山と同じ880mほどでP880としておきます。庄司峠と若宮峠の間で唯一展望のあるピークでした。
振り返ると局ヶ岳から続くこれまでに歩いてきた稜線が一望でした。左手前に先ほど越えてきた庄司三山。その右奥に前回歩いたP821（手前）とP942（奥）。
2/15 10:45
振り返ると局ヶ岳から続くこれまでに歩いてきた稜線が一望でした。
左手前に先ほど越えてきた庄司三山。その右奥に前回歩いたP821（手前）とP942（奥）。
左手前に先ほど越えてきた庄司三山。その右奥に前回歩いたP821（手前）とP942（奥）。
4番目のピークは標高が900mに近く、五つの中では一番高いようです。
五つのピークを越えて午前11時20分に何とか若宮峠に着きました。
ドサッと座り込んで、取り敢えずエネルギーを補給。食べ終えてから、さてこれからどうしようかと考えた。時間的には修験業山までは無理そうだが、栗ノ木岳までなら問題ない。腹ごしらえをして少し休憩したので疲れもましになった。気になっていた雪も少ない。と言うことであと一頑張りすることに。
2/15 13:36
ドサッと座り込んで、取り敢えずエネルギーを補給。食べ終えてから、さてこれからどうしようかと考えた。
時間的には修験業山までは無理そうだが、栗ノ木岳までなら問題ない。腹ごしらえをして少し休憩したので疲れもましになった。気になっていた雪も少ない。と言うことであと一頑張りすることに。
時間的には修験業山までは無理そうだが、栗ノ木岳までなら問題ない。腹ごしらえをして少し休憩したので疲れもましになった。気になっていた雪も少ない。と言うことであと一頑張りすることに。
午前11時40分に栗ノ木岳に取り付く。標高差は約200m。
始めのうちは急登だが、ゆっくりと着実に足を運んで高度を上げて行く。
始めのうちは急登だが、ゆっくりと着実に足を運んで高度を上げて行く。
100mほど登って行くと溶け残った雪の量が少し増えてきて滑りやすくなってきた。
ほどなく前方が壁のような急斜面になり、頑丈そうな固定ロープが設けられていた。このあたりが正念場かと思って慎重に登って行く。
ロープの急登を終えて雪の付いた岩や細い巻き道を登って行くと、突然平坦な尾根道になった。これまでの急登がウソのようなところだった。
2/15 12:08
ロープの急登を終えて雪の付いた岩や細い巻き道を登って行くと、突然平坦な尾根道になった。これまでの急登がウソのようなところだった。
しかしそれも束の間のこと、やがて終盤の岩の痩せ尾根の登りとなる。
日影では凍った雪がはりついた付いた岩を乗り越えながら登って行く。
慎重に足を運ぶこと20分ほどで岩の痩せ尾根も終り頂上が目前に。
午前12時30分に何とか栗ノ木岳山頂に到着しました。まだ下りの問題はあるが、まずはホッと一息つく。
山頂は狭く、雪も残っていてゆっくりと落ち着ける場所もない。取り敢えずまわりの展望を確認してから山頂直下の展望地まで戻ることにした。
2/15 12:30
山頂は狭く、雪も残っていてゆっくりと落ち着ける場所もない。取り敢えずまわりの展望を確認してから山頂直下の展望地まで戻ることにした。
山頂から展望が得られたのは僅かに北の方のみで、雪を纏った鈴鹿の山々が見えたが、よく見えたのは綿向山や雨乞岳など南部の山だけだった。写真は雨乞岳と右に御在所岳。
2/15 12:33
山頂から展望が得られたのは僅かに北の方のみで、雪を纏った鈴鹿の山々が見えたが、よく見えたのは綿向山や雨乞岳など南部の山だけだった。写真は雨乞岳と右に御在所岳。
近くの山では大洞山と尼ヶ岳が見えました。栗ノ木岳は独立峰のような山で、360度開けていれば素晴らしい眺めが得られるのに惜しいことです。しかしまわりは石楠花に囲まれており開花の季節はさぞかし華やかなことだろう。
2/15 12:34
近くの山では大洞山と尼ヶ岳が見えました。
栗ノ木岳は独立峰のような山で、360度開けていれば素晴らしい眺めが得られるのに惜しいことです。しかしまわりは石楠花に囲まれており開花の季節はさぞかし華やかなことだろう。
栗ノ木岳は独立峰のような山で、360度開けていれば素晴らしい眺めが得られるのに惜しいことです。しかしまわりは石楠花に囲まれており開花の季節はさぞかし華やかなことだろう。
午前12時40分に山頂にお別れをして、直下の展望地で暫し眺めを楽しむ。南西方向遠くには大台ヶ原方面や総門山などの伊勢方面の山々。
2/15 12:42
午前12時40分に山頂にお別れをして、直下の展望地で暫し眺めを楽しむ。
南西方向遠くには大台ヶ原方面や総門山などの伊勢方面の山々。
南西方向遠くには大台ヶ原方面や総門山などの伊勢方面の山々。
大台ヶ原方面を少し拡大。右に迷岳とその背後に大台ヶ原の日出ヶ岳、三津河落山。左に仙千代ヶ峰の山頂部。
登って来た東の方向には局ヶ岳から続く稜線が一望。前回と合わせて局ヶ岳、P942、P821、庄司三山、P880を始めとした五連続ピークを繋ぐことができました。東の方には高い山がなく、天候の条件がよければ中部山岳や富士山も見えるに違いありません。
2/15 12:51
登って来た東の方向には局ヶ岳から続く稜線が一望。前回と合わせて局ヶ岳、P942、P821、庄司三山、P880を始めとした五連続ピークを繋ぐことができました。
東の方には高い山がなく、天候の条件がよければ中部山岳や富士山も見えるに違いありません。
東の方には高い山がなく、天候の条件がよければ中部山岳や富士山も見えるに違いありません。
最後の展望を終えて下山を始めます。
下りは、日影では雪が残っているので最大限の注意を払って行きます。
下りは、日影では雪が残っているので最大限の注意を払って行きます。
危険な岩場を下り終えてホッと一息。しかしこのあとも固定ロープの急降下や雪で滑りやすい激下りなどの要注意ヶ所が続きます。
危険個所を通過して気が緩んだのか、なんでもないところで滑ってしまい、パンツやリュックが泥だらけに。ガックリしながら午後1時30分に若宮峠まで戻ってきました。
2/15 13:28
危険個所を通過して気が緩んだのか、なんでもないところで滑ってしまい、パンツやリュックが泥だらけに。ガックリしながら午後1時30分に若宮峠まで戻ってきました。
途中で道を見失ったが、何とか黄色いテープを見つけて事なきを得た。テープを見失わないようにすることが大事です。
30分ほど下るとお地蔵さんに出会った。ここまでのお礼と今後の安全祈願をしておきました。
途中で林道に出て下って行くと別の林道に出ます。ここが小峠かな。この林道を横切って左につけられた登山道を下って行きます。
林道を進んで行くと、またまたま林道に出ました。ここは右に下って行きます。一体この付近の林道はどんな配置になっているんだろう。
午後3時ちょうどに赤桶登山口まで下ってきました。あとは荒滝登山口まで30分ほど車道を行くのみです。
県道を歩いて国道422号まで来ました。左折して荒滝不動に向かいます。
感想
これまでの山歩きの締め括りとして幾つかの稜線繋ぎを目論んでいます。果たしてすべてやり遂げることができるかは神のみぞ知るところですが、今年はまず三峰山と局ヶ岳との間の未踏区間である庄司峠から修験業山までの間から始めることにしました。
ルートは、3年あまり前に局ヶ岳に登った時と同じ荒滝登山口を出発点として庄司峠まで登り、峠から庄司山を越えて若宮峠経由で行くものとしました。しかしいろいろ調べてみると、栗ノ木岳はもちろんのこと、庄司峠と若宮峠の間の稜線もなかなか手強いもののようで、修験業山まで行くのは難しいかなと考えるようになった。また先週の寒波による積雪の状態も分からなかった。
そこで、少なくとも栗ノ木岳までは行きたいが、現地の状況や体調などを考えて若宮峠までで諦めることも選択肢に入れて、天気のよさそうな15日に決行することにしました。
当日の朝、少し寝過ごして4時に起床。4時半に出発。高見山や桧塚方面へ行くときのいつもの道を走って、赤桶の奥の荒滝不動尊近くの駐車場には午前7時過ぎに着いた。土曜日にもかかわらず他に車はなしだった。朝食は途中の道の駅で済ませてきたので、すぐに支度をして7時30分に出発しました。
そして結果的には時間が足りずに修験業山までは行けなかったが、厳しい稜線を歩いて栗ノ木岳に登り、無事戻って来ることができたのが何よりでした。
今回は歩行距離は11km程度で大したことはなく、しかも稜線部分はその3分の1程度の4kmにも満たない短距離の山行だったにもかかわらず、疲労感は高く、脚だけではなく腕や肩までも筋肉痛となった。普段運動不足の私にとって如何に厳しい稜線だったかを思い知ることとなりました。
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