東山(1620mまで)

- GPS
- 07:10
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:11
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
白鳥山の翌日はhaleと2人で頸城の東山を目指す。
大久保集落の除雪終了点を6時過ぎに出発。トレースなどもちろんない。
最初は林道をショートカットしながらキャンプ場付近まで登る。
カーブミラーもほとんど埋まっていて凄い雪だ。
固い雪でラッセルの必要はない。
長い林道歩きをこなしてようやく取り付き。これだけ雪が多くても沢は割れていてスノーブリッジを探しながら登っていく。雪が固いのでスリップしないように慎重になる。
ある程度登ると沢は雪で埋まり快適に登れるようになる。
しかしその区間は長くはなく、やがてデブリが出てくる。
斜度もきつくなってきた。
ある程度のデブリは想定していたので登っていくが、とにかく雪が固い。クトーを使ったが限界がありそうだ。
haleと協議したがまだ行けそうということで、シートラでがんばる。源頭部はかなりの急登で難儀したが固い雪のおかげでステップは決まる。
苦労しはたが何とか尾根に登り上げた。残りの標高差は200m。
これなら行ける…と思ったが目の前に大きな雪庇が立ちはだかった。雪はこれまでとは違って柔らかくシートラでは埋まりまくる。シールだと雪庇を越えるのが難しい。
痩せ尾根で雪庇が崩れたりしたらそこで終了だ。しかも雪庇はこの先何度も出てきそう。
沢の雪が柔らかく尾根の雪が固いことを期待していたが、現実は完全に逆の状態になってしまっている。
haleと再協議の上、安全第一を優先し撤退することとした。
撤退と言っても帰るのも楽ではない。痩せ尾根の雪は新雪だが雪庇の段々畑。沢に出ればデブリランドが待っている。幸い晴れてきて気温も高いので雪は援んできている。
意を決してhaleが飛び込む。と言ってもターンすら困難で横滑りで降りるのがやっと。標高差で50m以上落としてようやくターンができそうな所まで降りてきた。
足はパンパンになる。ここまで痺れたのは久しぶりだ。
ターンができるようになれば足への負担も減る。斜度も落ちついてきてまともに滑れるようになった。
デブリがなくなれば快適空間。ただし気温急上昇のせいで雪は重い。トレースを外さないように滑って渡渉をこなす。林道まで戻ってようやく一安心。
多少だが登りがあるのでシールを2回貼り直してキャンプ場の分岐まで戻る。ここからようやく普通に滑れるようになって駐車地点へ帰還。
振り返って見ればそれほど長い行動時間ではなかったが、緊張と疲れはMAXだった。
敗退は残念と言うしかないが安全第一なので仕方がない。
よい経験にはなったし攻略方法も見えてきたが、次の機会は果たしてあるだろうか…
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